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恐竜人間!?

声の主は誰なんでしょぉか?

【この地に侵略をしに来たのでは無いと?】


声はワタシに質問をして来た。


【侵略ぢゃ無いよ。調査と人が居たら、友好的な関係を築くのが目的よ。】


ワタシは今回の目的を包み隠さず伝えてみた。


【ふむ…ソレをおいそれと信じると思ったか?】

【信じ無いでしょぉね…】


この声の感じからして、人型とは少し違う感じ…


【…解っててそんな事を言うのか?】

【言うわよ?もし疑ってかかって来られても、無傷で取り押さえるくらいは出来るもの。】

【ほぉ?かなりの自信だな…】

【えぇ、ワタシをどぉにかする為にはココに集まってる人数ぢゃ足りないもの。】


ワタシはワザと相手を挑発してみた。かかって来てくれたらソレで良い。そぉで無かったら…


【うりゃぁ〜!!】


ワタシの背後から殺気と気合いの咆哮が聞こえた。

うんうん。良いね。良いね!!

狙いはワタシの脚!!この美脚に触りたいのかな?あっ…パンツだから見えて無いか…

ワタシは後ろからの攻撃を宙に舞い、後転して躱し、相手の背後を取った。

んな!?なんだあの尻尾!?太くて硬そぉ…何より可愛いぃ〜!!トカゲさんの尻尾だぁ〜!!


【んな!?ばっバカな!?背中に目があるのか!?】


襲って来た小型肉食恐竜然とした人型…手足は人に近いけど、全体的にココの恐竜と同じ感じだね…鱗っぽいけど…なんか違う感じが…


【なに言ってるの?あんなに殺気ダダ漏れで、攻撃の瞬間に声を出して、実戦をナメてるのかな?】


ワタシは余裕を見せてあげる。


【くっ…子供と思って手加減をしてどぉする!!ソレでも我が部族一の使い手か!!】


脇の方から叱責の声が上がる。目の前の人?は真剣だったよ?


【族長!!コイツはバケモノです!!我々では太刀打ち出来ません!!】


目の前の人?は構えを崩さずに、そぉ声を張り上げた。


【黙れヤーオ!!ソレでも始祖の直系か!!】


始祖の直系?


【そぉ言うなら、皆でかかると良いでしょぉ…手玉に取られるだけです!!目の前に居ればこそ、その力に慄きますぞ!!】


なんか、ワタシをバケモノだなんだと好き勝手言って…二メートルくらいの背丈で、体重なんかワタシの三倍くらいありそぉなのに、ワタシにビビってない?

その声に触発されたのか、四方八方から一気に殺気が吹き上がる。

まったく…素人だなぁ…


【【【【【うりゃ〜!!】】】】】


またも裂孔の掛け声と共に、十人?くらいの小型肉食恐竜達がワタシ目がけて斬りかかって来た。

有る者は石斧、有る者は先が尖った棒…弓は無いみたい…

ワタシは棒を持ってる人?の方に走り、


【うりゃぁ〜!!】


って突き出された棒を躱しつつ、片っ方を掴み、自分の体重をかけ、その人?を投げ飛ばし、その棒を奪い取る。


『あははは…こんなの使うの久しぶりだなぁ…』


ワタシは呟いて、恐竜人間達に向き直る。


【さて、みんなに稽古付けてあげるね!!】


そこからは本当に稽古になってしまった。久しぶりの棒術にはしゃぎまくってたら…


【いやぁ…強いなぁ…】

【参った参った!!こんなに負けるとは思わなかったよ!!】

【ちっこいのに大したモンだよ!!】

【しかし、あんな使い方とか有ったんだなぁ…】

【オレ達ぢゃ、重いからなかなかあんな真似は出来ないだろぉけどな!!】


って…完璧に打ち解けちゃった。


【ちっこいは余計だよ!!気にしてるんだからさ!!】


恐竜人間達は、一応は服とか着てるけど、遠目ぢゃ気付かなかったよ…だって…全部、恐竜の皮なんだもん!!


【それでさぁ、その服って、どぉやって作ってるの?】


対衝撃には向かないけど、対靭性はかなり高いと思われる革の服をつついた。かなり硬いのに柔らかい…矛盾してる感じがする服だ。


【ソレはぢゃな…】


説明してくれたのはおじぃちゃんな感じの恐竜人間さん。最初にワタシと話していた人?なんだって。

曰く、この辺の恐竜の革を鞣したらこぉなるんだって…面白いなぁ…

中には盾を持ってる人も居たけど、トリケラトプス?みたいな恐竜の外殻を使って作ってるとか…

乾かすと、軽量かつ頑丈なんだってさ…なんかスゴいよね。


【あっ!!ワタシ、みんなの所に帰らなきゃ!!】

【なんぢゃ?せっかく外の者と仲良くなれたのに、寂しいでは無いか?】

【ん〜…そぉだねぇ…一緒に来る?まだまだいっぱいお話ししたいから!!】

【良いのか?】

【まぁ、元々の目的が友好関係を築く事でも有ったしね。】

【ならば同行しよぉかの。】


って事で、ワタシを襲って来たみんなと、キムカタさん達が待ってる方に歩き出した。


「あっ!!居たぁ!!待たせてごめんねぇ〜!!」


獣人さん達はワタシの指示通り、その場でしっかり待てをしてくれていた。


「姫様!!心配しましたぞ!!如何でしたか?」


キムカタさんが声をかけて来た。


「うん、巨大な生き物同士が殺し合ってる現場に出会でくわして、空飛ぶヤツにも襲われて…あの人?達に襲われて、結構楽しめたよ!!」


ワタシはニッコリと微笑んで答えてあげた。


「襲われたのが楽しかったにゃ?」


あっ、ミィちゃんが混乱し出した…


「あの人達?」


キムカタさんの呟きに答える様に、背後に手を振って、


【早く来てください!!みんなを紹介しますから!!】


と、恐竜人間達を呼び寄せた。

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質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたら他の作品「(仮)日本古武術の可能性」「いぢめられっ子の逆襲(仮)」も合わせてお読みください。

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