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カリーナとの邂逅!?

恨みを晴らす為にイランクの首もちょんぱ…流石に無いだろ…どぉなんだ!?


キムカタ「保証はしないぞ?」


ヤバそぉです。

その日、朝から準備にてんてこ舞いだった。

完成したギロチンを大型の飛行自動車ファンタジードローンに括り付け、落ちない様に固定した。いや…積み込めなかったからさ…仕方無いよね?

ハウピン王国に向かう人員に…


「ほぉ?コレがアヤナの作った断頭台か…重さはそれほどでも無いが、持っていくのに、何か意味が有るのか?ハウピン王国とやらにも有るであろぉに…」

「ま、そこは…ね?押し倒した感じかな?」


何故かキシちゃんが加わって来た。

そして、断頭台…ギロチンだけど、コッチが用意したモノを使って欲しいと、ままが押し通したんだよね。

なんでかって?このトリックギロチンを使って、イランクさんを助ける為にだよ。

新たに加わった人員に、ワタシも一人?捩じ込んだ。それが…


「しかし、彩奈ちゃんの策には驚いたね。まさかそこまで考えてたとは…ウチも話を持って来られた時には驚いたよ。」

「ん?だって、誤魔化す方法で一番説得力が有るのがキキョーちゃんの存在だもん!!」

「ウチをそんな風に利用するのって、神様か彩奈ちゃんくらいだよ?」

「神様と同列とか、恥ずかしいなぁ…」


そぉ、キキョーちゃんを連れて行く事にしたんだよね。言い訳の為だけに…


「さぁ!!行くわよぉ〜!!」


いや、ままさぁ…なんでそんなに元気なのよ?

貴族として出向く全員と、カノンさん含む侍女さん達がお世話役として、ワタシの操縦する飛行自動車ファンタジードローンに乗り込み、その他の獣人さん達は二台に分乗して、ハウピン王国に向かう。

ハウピン王国では、特別許可を取ってるから、そのままハウピン王国のお城に乗り入れる。

ま、こんな空飛ぶ乗り物とか、シュウキュウ王国にしか無いから誰が来たか直ぐに解るよね。

ワタシの飛行自動車が降り立つと、お出迎えがずらっと…


〈お待ち申し上げておりました。〉


優雅な礼をする美少女…ハウピン王国王女(一人しか王女は居ないから、第一とか付かないんだよね。)のカリーナ姫だ。


〈あら?久しぶりね。元気だった?〉


うん、ままの日本語は相変わらずだなぁ…


〈はい。アヤメ様にもお変わり無い様で安心致しました。〉

〈あら、ウチは恨み言を言われるのかと思ってたよ?〉

〈その気持ちも有りますが、アレは跳ねっ返りの起こした事で、止められなかった兄にも責が有るのはどぉ見ても…それより、ケイ・ミィ様はご健勝なのでしょぉか?〉


おっと?話がミィちゃんに向いたか!?


「〈うん、今は何事も無かった様に元気だよ。〉ミィ、コチラに。」


ってままがミィちゃんを呼んだ。

それに伴いミィちゃんはままの隣に立った。


〈ほら、見た通り元気でしょ?〉

〈えっ?この方が?あれ?あの折りには軍属だと…〉

〈軍に居るのは居るけど、一応貴族…辺境伯の遠縁で、今回も貴族の一族として来てるんだよ。〉

〈え〜!?貴族だったのですか!?そ、その場でお手討ちにならなかっただけ、有難い事ですわ。ケイ・ミィ様、重ねてお詫び申し上げます。〉


と、カリーナ姫はミィちゃんに対して、深く頭を下げてくれた。

当のミィちゃんは、その態度にオロオロして、ままとワタシを交互に見ている。


「あのね、ミィちゃんに大怪我させてごめんないだって。そして、その場で手討ちにしないでくれてありがとぉだって。」

「うにゃ!?しょ、しょんにゃ事ないにゃ!!ミィはこの通り元気だから気にしないで欲しいにゃ!!」


うん、個人的には解るけど…


「それは、ミィちゃんがこの国の国民だったらのお話で、そこに国家間の問題が発生したら、話は大きくなるんだよ?」

「うにゅぅ〜…解んないにゃ…」

「あの時の騎士だか兵士だかが、ワタシの護衛を一方的に斬り付けたって事は、ワタシや、シュウキュウ王国にケンカを売ったって見做されるの。そぉなったら戦争になるんだよ。それを回避する為に、今回のお話になったって事。」

「みゅ〜…」


ミィちゃんは理解はしてるんだけど、だからって、納得は出来て無い様子だね…


「ミィ、あまりアヤナ姫を困らせるな。流石に看過出来なくなるぞ。」


ミィちゃんの頭を優しく撫でる大きなライオンがそこには居た…ゴヒ・リオン辺境伯だ。

彼はミィちゃんとは別で内心、はらわたが煮えくり返ってるんだよねぇ…付き合いがそこそこ長いから、なんとか表情を読める様になったんだ。

ま、同盟国になるって時に、国際問題を作ったヤツが気に入らないのは仕方無い事だもんね。

ままとカリーナ姫の話も終わり、ワタシ達は城の中に通された。

カリーナ姫の話に因れば、明日刑の執行が行われるらしい。この刑の執行はイランクさんの望んだ事なんだって。元々、獣人さん達に対する差別や奴隷化とか、気に入らなかったらしく、ノリノリで法案を通してたんだとか…ホント、自分の命と引き換えにした法案だったんだね…

その日は晩餐会がもよおされた。しかし、そこにイランクさんは居ない…


〈イランクさんはどこに居るの?〉


ワタシはカリーナ姫に聞いてみた。


〈兄は、自分のするべき仕事を終えて、地下の牢に自ら入りました。まったく、変な所でお堅い方なのです…〉


普段は飄々としてるのにねぇ…


〈死にたがってるとか?〉

〈ソレは無いですよ。私にやり残したモノって自筆の本を渡して来ましたから…〉


なるほど…無念は有るのか…だったら丁度良いぢゃん!!ギロチン!!ちゃんと動いてくれよ!!

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罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたら他の作品「(仮)日本古武術の可能性」「いぢめられっ子の逆襲(仮)」も合わせてお読みください。

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