欲しいもの!?
服装は時と場所と場合に合わせましょぉ。
シュウキュウ王国のお城に帰ったら、ままとぱぱとアヤカとアヤネ…なんでかおじぃちゃんまで!?
あっ…誰かがおじぃちゃんをお迎えに行ったんだっけ?ワタシがケガをしたからって…油断し過ぎだとか言って怒られるのかなぁ…
ゆっくり飛行車を着陸させ、重力を元に戻すと、途端に身体に重さが戻る。ま、三十キロも無い小さな身体のワタシには、大した負担でも無いんだけどね。
そろそろ騎士団員にも、飛行車の操縦を教えた方が良いかな?ままやぱぱか視察とか行く時に同行するハズだからね。
タラップを降ろし、みんなが先に外に出る。
ワタシは最後で、おぢさまがエスコートしてくれる事になってるけど、正直恥ずかしいんだよね…
「女王陛下、国王陛下、只今帰参致しました。」
キサラギ子爵が深々と頭を下げ、帰還の挨拶をする。
「ご苦労でしたね。報告は明日にでも聞くわ。今日は疲れを癒しなさい。」
「はっ。お心遣い感謝致します。」
コレで、キサラギ子爵とのお話しは終わり、キサラギ子爵は頭を下げる。
「さ、皆さんも本日は城にお泊まり下さいな。遠慮は要りませんよ。」
と、ままは優しく微笑み、久々のアイリスちゃんに抱き着いた!?
「もぉ!!アイリスちゃん!!アレから全然逢いに来てくれないんだから!!めっ!!よ?」
「じょ…女王陛下にはご機嫌麗しく…その…」
ままの言葉と行動に、アイリスちゃんは戸惑うけど、
「女王陛下ぁ?いつからアイリスちゃんはそんな他人の様な言葉遣いをする様になったのかしら?」
ままからの圧が凄いんだけど!?
「お…お母様、お久しぶりです。私も仕事をする様になり、中々お会い出来ず、心苦しく…」
なんとかアイリスちゃんは言葉を絞り出したけど、ままはまだ納得してないみたいだね。
「お母様、その辺で勘弁してあげて下さい。アイリスも騎士服を着ている間は公務中ですわ。」
ワタシは仕方無く、アイリスちゃんに助け舟を出す。
「…そぉね…解りました。すぐにお風呂に行きますわよ。アイリスちゃん、付いてらっしゃい!!」
って、ままはアイリスちゃんを引っ張って行った…はぁ…我が母親ながら強引だなぁ…
「彩奈ぁ〜!!」
今まで待ってたおじぃちゃんがすっ飛んで来た。
「お、おじぃちゃん!?た、ただいま…」
おじぃちゃんの剣幕に、言葉遣いが乱れてしまった。
「ただいま…ぢゃ無い!!ケガはしとらんのか!?風邪も引いて無いか!?大丈夫なのか!?」
矢継ぎ早に捲し立てるおじぃちゃんに引きまくり、おじぃちゃんのお腹に、ワタシの左の拳がめり込む…
「慌てないで!!その話はまた後でするから!!」
「うごっ!?」
おじぃちゃんはお腹を押さえて座り込んでしまった。
不意打ちだったから仕方無いよね?
「詳しくは、ワタシの旦那様やキサラギ子爵やホフマンさんから聞いて!!お風呂に入って聞いて!!」
ワタシはぷんすこしながらおじぃちゃんに言ってあげた。
「い、良いのか?」
おぢさまは少し引いてるけど、大丈夫!!
「おじぃちゃんはこのくらいぢゃなんともならないから大丈夫!!ぱぱにも前以て報告してあげて。ワタシはこのままジーサさんとキシちゃんとキキョーちゃんと、カキツバタちゃんと一緒にままとお風呂に入るから。」
「う、うむ…」
一気に捲し立てたワタシに若干頬を引き攣らせ、おぢさまは答えてくれた。
「お父様、只今戻りました。お仕事は、滞り無く終わりましたのでご報告申し上げますわ。」
ワタシはぱぱにそんな事を言ってあげる。
「う、うむ…なんか、さっきから言葉遣いがコロコロ変わっているんだが…」
「お気になさらないで下さいまし。では、わたくしもお風呂に入らせていただきますわ。」
ワタシはアヤカと目配せをして、その場の全女性と一緒にお風呂に行く。
お風呂の脱衣室では、アイリスちゃんがままのオモチャになって、脱がされていた。
「…さん!?自分で出来るから!!女王陛下がそんな事までしちゃダメなんだよ!?」
ジタバタするアイリスちゃんに、ままは容赦無く襲いかかっている。
「今は女王では無く、アイリスちゃんのままよ!!娘はまあの言う事を聞かなきゃダメなのよ!!」
なんつぅ理屈だよ…それはそぉと、すこしショックだったのは…
「あ…アイリスの胸…膨らんでる!?」
あ、ワタシより、アヤカのがショックだったみたいだ…自分のおっぱいを触って、アイリスちゃんのと見比べてるよ…
「アヤカや、そんな些細な事で落ち込むで無い。妾を見てみよ。」
既に服を脱いでるキシちゃんは、アヤカを諭す様に自分に向き直らせた。
キシちゃん…ナイスバディ!!ロリ好きには堪らん体型…ってか、めっちゃ幼児体型!!
「…キシ様…」
あっ…アヤカは少し救われたみたいな表情になったぞ?それはそれで失礼だかんね?
「そぉですよ。女の真価はそこでは有りませんから!!」
うん、ジーサさんが言うと、煽りでしか無いから止めよっか?
「大丈夫だよ。ワタシがアヤカくらいの時はもっとぺったんこだったから、最低でもワタシくらいにはなるよ。」
「おねぇちゃん…」
ワタシは優しくアヤカを抱きしめ…ワタシが抱き締められてどぉする!!身長差!!ワタシゃも少し背が欲しい!!
何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。
質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。
罵詈雑言でも構いません。
お時間がありましたら他の作品「(仮)日本古武術の可能性」「いぢめられっ子の逆襲(仮)」も合わせてお読みください。




