キシちゃんは人気者!?
権力主義者はどこにでも居ますからねぇ…
なるほど…コイツはアレだ…「僕は選ばれし者だ!!だから誰かに命令されるのはイヤだ!!」って感じのバカ息子なんだね。
「そぉ?ワタシは正しい事を言ってるなら、犯罪者で無い限り、相手の立場とか関係無いと思うけど?」
ワタシは思っている事を素直に教えてあげた。
「いえ!!ソレは間違ってます!!我々高貴な血族が、下賎なヤツの意見になど左右されて良い理由が無い!!」
と、伯爵家の三男は喰い下がって来た。
「あら?そぉなの?そぉなると、近衞騎士団長は女王陛下が指名してるのよ?言うなれば、近衞騎士団長の言葉は、騎士団内に限って言えば、女王陛下のお言葉なんだけど、ソレでも逆らうの?」
権力主義者には更に上の権力をぶつけてやれば…
「うぐっ…でしたら!!でしたら女王陛下が間違ってます!!女王陛下の目が曇っているのです!!」
あっ…コイツ、ままを侮辱しやがった!!
「ままを…ワタシのままの目が曇ってる?ワタシのおねぇたんの旦那さんが下賎なの?」
コイツ、ワタシの地雷を踏み抜きやがった!!
「えっ?」
みんなごめんね。ワタシの怒りは臨界遥変えちゃいそぉだよ…
「もっぺん言ってみろや小僧!?ワタシの耳にちゃんと聞こえる様にハッキリと!!」
普段、絶対に使わない汚い言葉遣い…ぱぱに無理矢理連れてかれたヤクザさんのお屋敷…
ワタシに課せられた修行は、攻めて来る人達からその家のお爺ちゃんを守る事。
あの時のお爺ちゃんの子分さん達の真似だね。
伯爵の三男は、ワタシの剣幕にたじろいで、餌待ちの鯉みたいに、口をパクパクさせる。
「ほらほら言えよ!!家柄しか取り柄の無い坊ちゃんがよぉ!!」
ワタシは大きな声で叫んでいた。
普段見せないワタシの剣幕に、その場は水を打った様に静かになった…
「彩奈ちゃん、その辺で勘弁してあげなよ。お漏らしして気絶しるからさ…」
ワタシの肩に乗って来たキキョーちゃんに指摘され、下を見ると…
「どわぁー!!はっちぃよ!!」
ワタシは宿地を使って飛び退った。
だって、ワタシの足元にまでシミが広がってたんだもん!!
「おい!!こら!!三男坊!!お漏らしすんなぁ〜!!」
思わず叫んだけど、三男坊は白目を剥いてる?えっ?なんで?
「…なんでアレ、白目剥いてるの?」
「…なんでって…彩奈ちゃんの殺気をまともに受けて普通にしてられる人間って、ほとんど居ないと思うよ?」
あぁ…そっか…アソコまで怒りを覚えたのは、ホント久し振りだもんね…
「ホフマンさん、アレ、使い物にならないから、伯爵家に返品しといて下さい。」
「…良いのですか?」
「仕方無いわよ。ままを侮辱したんだから。返品理由もちゃんと伝えて下さいね?」
「…解りました…」
どんな理由をこじ付けるのかな?
「他に、そこの出来損ないと同じ意見の人は居るのかな?」
ワタシの言葉に、その場の全員が首を横に振る。
「ま、ココでそぉ思ってても、言い出せないよ。」
キキョーちゃんの言う事はもっともだね。
「私は…私は、アヤカお姉様を最も近くで守れる様に頑張るんだもん!!」
アイリスちゃんが一際大きな声で、意思表示をした。
「アイリスちゃんには負けないわよ!!」
「私もよ!!」
「私はそこまでは無いかな?ココに居るのは旦那探しだし…」
女性陣は、自分が何の為にココに居るのか口々に意思表明をし出した。
次期女王の警護を望む者、腰掛けのつもりの人、中にはキシちゃんの手助けがしたいと言う人も居た。
意外とキシちゃんも人気高いんだなぁ…
「まぁ、キシ騎士爵殿は護衛とか必要無さそぉだけど、協力者は必要よね?騎士団だからこそ出来る手助けをしたい!!」
「そぉ!!それよ!!孤児になっちゃった子供達を守って、孤児院に届けるの!!ソレもちゃんとした騎士の勤めよ!!」
「非番の時とか、子供達と遊ぶ為に出向いてるし。」
半数がキシちゃん派かぁ…大人気だね。
しかも、キシちゃん派の人達の多くは、貴族令嬢達だったのには驚いた。
「みんなは、キシちゃんに命令されたら、その通り動けるの?」
ワタシは疑問に思って聞いてみた。
「勿論ですよ。法に触れない範囲でしたら、先程、姫様が仰った通りです。正しい事に私は従いますよ。」
「美幼女からの命令…ゾクゾクします…」
をい!!うっとりすな!!引くわ!!
ソレからキシ派のみんなはキシちゃんの魅力について語り出して、そこに数名だけど、男も混ざって、女性陣にドン引きされていた。
まぁ…そりゃぁねぇ…あんな可愛いツルペタ美幼女の魅力をムッサいヤツ等が目を輝かせて必死に語ればそぉなるよね?
おぢさまが、なかなかワタシに靡かなかったのもその辺に理由が有るのかも…ま、どこでもロリコン…いや、ペドだな…キシちゃんの魅力をあんなに語れる男は…うん、言わないであげよぉ…
キシちゃん派以外にも、アヤカ派、アヤネ派、何故かハルノちゃん派まで…まぉ、ハルノちゃんは伯爵でも有り、公爵妃でも有り、魔法の道具の開発者だから、国としても重要人物で有る事に変わりは無いんだけど…
「盛り上がってる所悪いんだけど、ワタシには誰も居ないの?」
一番気になった事を聞いてみた。
「えと…アヤナ姫様には護衛は必要無いかと…」
「それに、お手伝いしよぉにも、我々では足手纏いにしかなりませぬし…」
「我々が近くに居ると、ジウリア卿が余り良い顔をしませんし…」
うん、知ってた…良いモン良いモン!!隠密さん達や、軍のみんなに頼るモン!!
それから、夕飯まで、騎士団に思いっきり稽古を付けてあげた。
うん、みんな動かなくなってたよ。
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お時間がありましたらもう一つの作品「(仮)日本古武術の可能性」も合わせてお読みください。




