綺麗な服!?
お昼をいただいた…メイド服のままですが何か?
「いい加減その服は止めなさい!!」
食後、おぢさまにダメ出しをされた。
仕方ない…
「ぢゃぁ、この服はお城で着ます。おぢさまからの贈り物だと吹聴…」
おぢさまに怖い表情で睨まれた…これ以上はダメだな…
「するとかは無く、アヤネと遊ぶ時とかに…」
「そぉしてくれ…」
「ではお着替えして来ます。」
そぉ言って退室し、持ってる服は、お城で貰った、正装なドレス以外はハンターの服とおねぇたんが選んでくれた野暮ったい服だが…これでも可愛い部類らしい…
よし!!服買いに行くか、この街でも目立たない程度の…となると…誰かと行かなきゃな、ってリンカさんしかいないか…
おぢさまに許可貰わなきゃ。
こんこんこん
「良いぞ。」
ワタシは扉を開けて中に入る。
「どぉした?」
仕事しながらおぢさまはこちらを向いた。
「ちょっとリンカさんをお借りしたくて。」
「何をするんだ?」
「お買い物!!服とか。」
「そぉか、連れて言って良いぞ。」
「ありがとう!!」
部屋を辞してリンカさんを探す。
暫くすると見付けた!!
洗い物かな?
「リンカさぁ〜ん!!」
とたとたとた
「あら?アヤナさんどぉしましたか?」
「お手伝いさせて下さい!!後で付き合って欲しいから!!」
「そぉ云う事ならお願いします。」
「はい!!」
忍法!!皿洗いの術!!ってどんなネタだよ!?普通にやりましたからね?
モノの十分程度で終わりました。
「それで私は何をすれば良いのですか?」
「お買い物に付き合って欲しいんです。」
「良いけど…何を買うの?」
「服を何着か…」
「あら?もっと可愛い服が良いのかな?」
「そんなんぢゃ無いけど…ノコヤミならこれで充分なんだけど…ハンターとして動いてる時は気にしなかったけど、今みたいに違う用事で…ってなったら少し浮いちゃってて…」
「解ったわ!!おねぇさんに任せなさい!!」
「ありがとう御座います!!」
ワタシ達は手を繋いで、服屋さんに行く。
何か…ちょっと恥ずかしいかな?周りからは美人姉妹に見えるかも…
そんな事を考えてたり、色々話してる内にソコソコお高いお店に着いた。
「ココですか?」
「旦那様御用達だから中々よ?さ、入りましょ。」
からんころん
「いらっしゃいませ。これはこれはリンカ様と…妹さんですかな?」
「こんにちは。」
「こんにちはぁ。」
まだ手は握ったままだ、妹に見えるのかぁ…
ワタシ達は元気に挨拶した。
「本日はどの様なお召し物を?」
「今日はこの娘に似合う服をと思いまして。」
「こちらのお嬢様にですね?」
「お願いします!!」
「仕立てますか?既製品もありますが。」
「既製品でお願いします。って仕立ても出来るんですか?」
「勿論で御座います。」
「だったら…女性の店員さんとか居ますか?」
「はい。」
ぱんぱんぱん!!
柏手が打たれて一人の女性が出て来た。
「いらっしゃいませ。」
「こちらのお嬢様の話を聞いてみて下さい。」
「畏まりました。」
女性店員さんはワタシに向き直り、
「お話しを、お伺いしますね。」
なるほど、中々の美人さんだ。
ワタシは魔法の袋から上下の下着を出した。最初に着てたモノだ。
「こんな感じのを作れるかな?って思って…」
「こちらのモノですか?」
女性店員は布切れを引っ張ったりしながら品定めをしていた。
「珍しい生地ですね?どんな衣装でしょうか?」
「えと…下着でしてコチラが男性で云うと下帯な感じでこっちがおっぱい用ですね。」
「まぁ、どの様に着けるのでしょうか?」
「試着室とかありますか?」
「コチラになります。」
案内されて、試着室で下着を着けてみせる。
「こんな感じかな?」
試着から顔だけ出して、女性店員さんを呼ぶ。
「ふむふむ、面白いですね!!こんな発想無かったです!!コレならスカートがめくれても平気になりますね!!」
って大絶賛だった。
「後は伸び縮みする生地ですね…あっ!!ありました!!今着てるのは脱いで、服を召されて下さい。」
言って何処かに行った。ワタシは来て来た服を着て外に出る。
暫くすると女性店員さんが、少し薄手の生地を持って来た。
「コチラなどは如何ですか?」
「おぉ…!!伸びるし縮むし厚みも良いかも!!」
「ソレではこの生地でいくつかお作りしますね。」
「はい、お願いします。」
「シンプルな感じのを取り敢えず一つずつ作って見ますので、夕方にまたお越し願えますか?」
「解りました。」
女性店員さんは奥に消えてった…ワタシのブラパンを持って…
ソレから、最初に声をかけてくれた人とリンカさんに何着か選んで貰って…普段着として三着程買った。
ワタシが魔法の袋を出して支払いをして、選んで貰った服も魔法の袋に入れた。
「なんと!!お嬢様はハンターだったのですか!?」
「うん!!」
「いやはや、人は見かけによりませんな。」
「どゆこと?」
「貴族の関係者の方かと思いましたよ。」
「ん〜関係者って云われればそぉかも…」
「それでもハンターとは…危険な仕事でしょうに…」
「そんな事無いですよ、魔法も使えますから。」
「それはそうでしょうが…こんな小さなお身体で魔獣の相手など…」
「かなりの業物も有りますから、大丈夫なんですよ。」
「そうで御座いますか。」
「アヤナちゃんはこぉ見えても、ノコヤミでは一番って云われるくらいのハンターなんですよ?」
「それはそれはお見それ致しました。」
「パパの方が有名なんだ!!」
「パパ?お父上ですか?」
「うん!!」
「宜しければ通り名等をお伺いしても?」
「えっ!?えと…パパはトモタ・カトシって云います。」
「なんと!?あの…!?と云う事は…貴女があのアヤナ様で?」
「あの?」
「猛超犯党を壊滅させたと噂の美少女ハンター、アヤナとして勇名はお伺いしてますよ。」
「そんな、美少女だなんて…ホントの事言わないで下さいよ!!」
「アヤナちゃん?」
「なんですか?」
「猛超犯党の話、聞いて無いんだけど!?」
何かリンカさんが怒ってる?
「なんで怒ってるんですか?」
「危險は無かったって言って無かったかなぁ?」
「はい、ワタシに取って、危険な事は無かったですよ?」
「猛超犯党とか相手にするのは、普通はすんごく危険なんですけど!?」
「そんな…ワタシ、ハンターですから…」
「解りました!!帰ったら旦那様からお説教をしてもらいます!!ソレともメリダ様からが良いですかね?」
「ふえっ!?リンカさん?それは勘弁して欲しいんですけど…」
「あの…リンカ様?そう云うお話は帰ってからにしていただけますか?」
流石に店内でする話では無い様だ。
「解りました。アヤナさん、帰ったら覚悟して下さいまし?」
「はい…」
何はともあれ、お買い物は満足出来ました。
帰ってからおぢさまから雷が堕ちたのは泣きそぉになったけど、最後の一言、「無事で良かった。」って言われて頭を撫でられた。
そのあとまた服屋さんに行くと、下着はしっかり出来ていた。
着け心地も違和感が無く、ブラはワイヤーが入って無くてもしっかり支えられてる感じがして安心出来た。
その事を伝えると書類を出された。
知的財産権管理書?
発案者の所に署名を求められ、署名。
もぉ一つ、販売許可証?専売で、売上の五分(五%)がワタシの取り分と云う内容だ。
コレにも署名して、下着の料金は無料らしい、あと各三着作ってくれるそぉで、それは明日の夕方出来るらしい。
ついでにワタシが着て来たミニスカートとかも渡してみた。
作るらしいです。ソレの分も書類を出されたので署名しておいた。
知的財産権とかは、ままが女王になってから出来たらしい。日本の影響だな…
女性の下着文化が国中に広まるのにさして時間はかからなかった…ついでにミニスカートも…ワタシは一気に億万長者になってしまったのだが…ソレはまた別の話ですね。
さて、明日は結婚式だな!!
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