ファンタジーパイク!?
ホントに勝ち筋が見えたんでしょぉか?
怪我人の治療も終わり、情報も集まった。
運の良い事に、まだアサルトライフルやマシンガンみたいなモノも無く、拳銃やショットガンも無いみたいだ。有ったらワタシ達は全滅だよね。
ワタシは、そんな事を考えながら陣幕の外に出た。
「おっ?来ましたか。」
「うん。さて…行きますか!!」
ワタシはコッソリ作っていた一人乗りのバイク型のファンタジードローン、ファンタジーパイクと呼んでるけどね。そのファンタジーパイクを魔法の袋から取り出した。
「コレなら目立たずに移動出来るし、そのまま船に乗り込めるよ!!ま、ワタシ一人だけなら、コレも要らないんだけど、お遊びで作ってみたんだよね。」
と、説明してあげたら、をいをい…フランクさんや?何を子供みたいに目を輝かせてるんですか?
ツルツル頭の筋肉達磨がお子様みたいに…引くわ!!
「姫様!!コレ…お遊びって…どぉやって動かすんですかい?」
「ん?あぁ…結構簡単だよ。まず、この鍵を回すと、重さが無くなるの。乗り降りの時は、ちゃんと鍵を抜いてね。左の握り部分を回すと浮かんで高さを調整出来るよ。で、この右の握りを回すと前に行くの。で、鉄棒をこぉ握ると、浮いたまま静止出来るよ。」
ワタシの説明に、フランクさんは真剣に聞き入っていた。
「なるほど…その…方向転換とかは…?」
「ソレは体重移動でするんだけど…取り敢えず少し練習してみて!!」
「はぁ…」
フランクさんは、ワタシの言った通りに、バイク型ファンタジーパイクに跨り、鍵を回し、
「おぉ!?飛行自動車に乗った時の感じだ!!」
と、騒ぎながら、左のグリップを回す。
「あまり一気に回しちゃダメですよ。一気に上がりますから!!」
と、釘を刺すが、時すでに遅し!!
フランクさんは一気に上空に上がって行く。
ワタシもソレに続いて上空に舞い上がる。
どこまで上がって行ったんだ?
そぉ思いながら上がって行くと、ゴチっ!!頭が何かにぶつかった…ま、考えなくてもフランクさんの乗るファンタジーパイクだ。
高度は大体千メートル?一気に上がって気が動転してるっぽいね。
ワタシはツルツル頭を、ぺちんと叩いて、正気に戻してあげる。
「一気に回しちゃダメって言ったぢゃん!!」
「め…面目無い…」
フランクさんは冷静さを取り戻し、少ししょんぼりした。
「まぁ、高い位置に来過ぎたけど、まぁ良いでしょぉ!!今度はゆっくり右の握りを回してください。ゆっくりですよ!!」
「わ…解ってますよ…」
今度はホントにゆっくりと右のアクセルを回し出した。最高時速で百キロくらい出るからね。
「慣れて来たら、少しずつ回して速度を出してみて下さい。かなりの速さが体感出来ますよ。」
「はい。」
と、どんどん速度が上がりワタシが全力で飛ぶ速さと同じくらいになる。
「ひえぇ〜!!速い速い!!どぉすれば良いんですかぁ!?」
おや?泣き言を言いますか!?
「右手の前に有る棒をそのまま握ってみて!!」
「はい!!」
って思いっきり握っちゃったよ!?
ファンタジーパイクは急ブレーキ状態になり、慣性の法則に従い、フランクさんは投げ出されそぉになる。
「ぎょえぇ〜〜〜!!」
フランクさんは豪快な悲鳴を上げていた。
「大丈夫ですか?」
「死…死ぬかと思いました…」
フランクさんの目元がきらりと光る。涙目になったみたいだね。
「少し練習が必要ですね…慣れれば思い通りに動かせる様になりますよ。」
「慣れるまでが大変そぉですけどね…」
大体時速三十キロくらいの速さで飛びながら、そんな事を言って、うんうん、大分慣れて来てるね。
「フランクさん、身体を少しコッチに傾けて下さい、船に乗り込みますよ!!」
「もぉですか!?」
「当たり前です!!そろそろ目的を果たさないと、ワタシのお肌が荒れちゃって、まま…女王陛下と国王陛下に叱られちゃいますよ?」
必殺!!困った時のまま頼み!!
「む!?ソレは困り物ですね!!解りました!!行きます!!」
と、フランクさんはワタシの後に着いて来てくれた。
ファンタジーパイクも、もっと使い易くする方が良いかな?高度調整とか、ブレーキとか…足も使わせるかな?
ハルノちゃんと要相談かな?
そんな感じでフランクさんも多少は慣れて来たみたいで、憶えてた船の上空に来た。勿論、高度はある程度まで落としてるよ。見付から無い程度の高さで。
あ、元町かな?火を焚いて、夜は気温も下がるし、暖を取ってるのかな?ご飯の煮炊きもしてるんだろね。しかし…
「こりゃ酷いですね…」
壊れた民家に瓦礫もそこそこ以上に目に付いた。
「民間人の犠牲者がどれくらいか…」
アレ?ワタシ、何も考えずに船を沈めたけど、アレに民間人が乗せられて無かった補償は無いんぢゃ…うん、無人の船だったと思おぉ!!考えたら負けだよね?
「あっ!!見えて来ましたよ!!船が二隻!!」
「…あの…私には見えませんが…どこですか?」
う〜みゅ…普通は見えないのかな?
少しずつ船に近付いていくにつれ、船の全容が見えて来た。
「あっ!!見えました!!」
フランクさんはかなり近付いて、フランクさんにも見えたみたいで、良かったよ。
「ど、目標はどちらで?」
「そぉだね…左側かな?」
狙う船を指示して、ワタシ達は見付かる事も無く、船に降りた。
さて、船は良いとして、連れて来られた人が居ない事を祈ろぉかな?
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お時間がありましたらもう一つの作品「(仮)日本古武術の可能性」も合わせてお読みください。




