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帰還兵!?

火薬って、取り扱い注意なんですよねぇ…

「敵は四百!!我々は騎士団と軍を合わせて百五十!!一人三人相手をすれば任務完了となる!!但し、敵は目にも止まらない飛び道具で武装している!!油断しなくでも命を落とす可能性が高い!!無理はするなよ!!」

「「「「「はい!!」」」」」


パパが絶望的な事を伝えても士気は全く衰えない。みんなスゴいなぁ…

取り敢えず、今はもぉ夕方…夜間に奇襲でもするか?うん、騎士団として来ている中に隠密の人も見える。闇に乗じて、船をもぉ一隻落とすのもアリだよね?でも、騎士団が夜襲とかしても良いのかな?

ま、いきなり奇襲して来たヤツ等相手に正々堂々も無いかな?

ワタシはツルツル頭の筋肉達磨と目を合わせて、


「ちょっと肌寒いかな?金木犀の香りに包まれたい気分だよ。」


と、つぶやいた。ツルツル頭の筋肉達磨は目をピクリとして頷いていた。

やっぱり!!あの人は確かフランクさんだったっけ?


「アヤナ、どぉした?風邪でも引いたか!?」

「ん?あぁ、なんでも無いよ。それより、日が落ちて来たね。一応ままに報告だけでもしとくよ。」

「そぉか?うむ、そぉだな…頼む。」


と、ワタシはフランクさんに目配せして誘い出す。

そして、一応ままに電話をする。」


『そぉ…銃が有ったって情報は本当だったのね…』

「うん、見たのは火薬だけだったけど、初期の銃より一段階進歩した型な感じかな?」

『そぉ…それって、火薬と弾が一体化してないのよね?』

「多分…もしそぉだったら、どんな手を使ってでも、夜の内に殲滅する所だよ。」

『あまり無理しちゃダメよ?』

「うん!!」


ままからの許可も降りた。コレにより、もぉ一隻沈める許可が降りた…と、思っておこぉ!!後で何か言われても、「許可したぢゃん」って言い張ってやる!!


「…で、姫様。符牒を使って、どゆなご用件で?」


フランクさんの問いに正直に答えてあげる。


「今夜中に、敵の船をもぉ一隻、沈めてあげよぉかなぁ〜ってね。」

「本気ですか?」

「勿論!!それで、フランクさんには実地研修と気楽係を任せよぉかなってね。」

「…本気ですか?」

「うん!!」


ワタシは最高の笑顔で応えてあげた。


「はぁ…拒否権は無いって事ですね…」

「あら?王女一人に全部任せるつもり?」

「うわぁ…超ド卑怯な事、言い出したよ、このお姫様は…」


ワタシはニヤリと笑って、


「この場でワタシに見付かったのが運の尽きだよ!!」


ワタシはフランクさんの背中をバンバン叩きながら、諦めてって思っていた。

夜中に陣の外で待ち合わせをし、ワタシはパパと共にキサラギ子爵に話を聞いていた。

前線での戦闘音も止み、子爵の騎士隊…半数が衛士さんで、もぉ半分がハンターさん達か…全部で五十人居るか?


「今日の戦闘で、なんとか生き残ったのが約五十人…百五十人居たのですが…領民の避難誘導等で出払っている者達も明日には戻りましょぉから、全部でまた百にはなるかと思います。」


キサラギ子爵がそぉ教えてくれた。


「コチラからも明日また援軍が来ます。全部で百は来るでしょぉ…それで攻勢にに出られれば…」


と、パパも初めての銃に対して警戒感を滲ませていた。

そんなに心配する事無いと思うけどな…


キサラギ子爵とパパは少し不安になっている様だな…ココは一つ…


「多分平気だよ。流れ弾にさえ気を付けておけば、銃は真っ直ぐにしか弾は飛ば無いから。」

「そ、そぉは言うが、部下に死人を出したく無いぞ?」

「パパ…完全勝利は不可能だと思って。ソレでも、なんとかするのがワタシ達のお仕事だよ。騎士団員も軍員も、覚悟を決めてくれてるんだから、その思いを踏み躙ら無いで。」


ワタシはパパの手を握り、この優しい義父を落ち着かせる。


「そぉだな…うむ、彼等の意思に報いて、私も覚悟を決めるか…仲間が死んだとしてもヤツ等を道連れにする覚悟を…」


と、親子の時間を過ごしてたら、


「あの…トモタ殿ははアヤナ姫様とどぉ云ったご関係で?普通以上に親しくされている様なのですが…ソレに、パパと呼ばれているのは…」


って、キサラギ子爵!!親子の会話に入って来るな!!


「あ…そぉですね…義理ではありますが父娘の契りを交わした相手です。まぁ、親子として過ごしたのは十日くらいでは有りましたがね…」

「そぉでしたか…ソレで、姫様とそんなに…」

「はい。アヤナからの要請が無かったら、軍にも入って無かったでしょぉな。」

「そぉでしたか…話の腰を折ってすみません、大したおもてなしも出来ませんが、今宵はこの陣でお休み下さい。」

「はい、そぉさせて頂きます。」


と、パパとキサラギ子爵の話も終わり、


「ぢゃぁ、ワタシはちょっとすることが有るから。」


と、陣幕を出る。


「姫様、する事…とは?」

「生き残っているとは云え、無傷では無いでしょ?」


と、言い置き、戻って来た人達の治療と情報収取を開始した。

重傷者、軽傷者合わせて四十人…ほぼほぼ全滅って感じだよね…ソレでも一歩も引かなかったらしく、目や、腕、脚を失った人も二十人…目を覆いたくなる惨状だ。

ソレでもワタシは全員を治療して回った。ワタシがこの国の第一王女だと全員知っているのか、


「姫様にこんな…なんと勿体無い…」

「私達など捨て置いても誰も文句は言わなかったでしょぉに…」


なんて声も聞こえて来るけど、大半は、失った腕や脚ご元通りになった事に驚かれている。

ソレ以外にもちゃんと情報も出してくれた。

敵性勢力は一発撃つ毎に次弾までが多少時間がかかっていたらしい。

恐らくはワタシの想像通りだと思う。連発は難しいんだろぉね。

勝ち筋は見えた!!

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたらもう一つの作品「(仮)日本古武術の可能性」も合わせてお読みください。

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