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とぉ云う事ですか!?

アホってスゴいですよね?

「ふん!!真意も何も、そのままだろ!!」


手足を椅子に縛られた状態でも強気な発言のサバール、なんでこんな態度取れるんだ?


「そのまま…ですか…現シュウキュウ王家に反旗を翻す…そぉ云う事ですか?」


アヤカは険しい表情で問う。すると、


「何を言っている?オレが王なのだぞ!?貴様等、オレにこんな事してタダで済むと思ってるのか?」


なんだコイツ?頭悪いとかそんなレベルぢゃ無いぞ?

そして、アヤカは次の問いを投げかけた。


「何故貴方が王なのですか?」

「ん?おかしな事を言うな…我が父は伯爵なのだぞ?その息子であるオレが王になって何がおかしい!?」


うん、その時点でかなりおかしいんだけど…


「そぉだよな?ジアキセ。」

「あ…あの…坊ちゃん、少し違いますぞ。」

「何?どぉ違うのだ?」

「まずは現王族を皆殺しにするか、女王に指名されるかしませんと…」

「指名?されるだろ?オレはこの上無い優秀な男なのだから。」

「はい!!仰る通りです!!」


コレは…アレだな。うん、脳味噌が煮えたぎってる部類のヤツだ。カイゲン伯爵が代官に次男のサバスティールさんを指名してたのが良く解るよ…コレはアレだな…


「そぉですか…第一王女、第二王女を前にして、そんな事を言うとは…完全に国家反逆罪ですわね…」

「何を戯けた事を…オレ自信が国家だと云うのがまだ解らんか?無能もここに極まったな。」


なんて言ってるし…コレは…カイゲン伯爵とサバスティールさんに相談する必要が有るかもね…


「アヤカ、ちょっと良い?」

「はい…」


ワタシはアヤカと外に出る。


「お姉様、どぉされましたか?」

「んとね…あのサバールってヤツ、頭がおかしいと思わない?」

「それは、思いましたが…」

「何か引っかかるのよね…ジアキセってヤツもめちゃめちゃおかしいし…」

「確かに…侍従の言葉では無い様にも感じますわ…」

「この違和感、旦那様のバカ長男と同じ感じがしないでも無いんだよね…」

「まぁ、それはどの様な?」


ワタシは憶えてる限りの事をアヤカに話した。


「なるほど…貴族の子弟にはまま有る事とは云え、少しおかしいですわね…」

「もしかしたら、ドアーホやムノー、ネホノマウ、ドーゲドとかも…」

「なるほど…彼等もあんな感じでは無かったと記憶しておりますわ。」

「えっ?」

「皆さん国家、王族、民衆に対する慈悲と慈愛と忠誠に溢れた、シュウキュウ貴族斯く有るべきと云った感じを体現されてましたもの…」

「もしかして、ドーペやターリロも!?」

「あ、アレは元々あんな感じでしたわ。」


良かったぁ…いや!!良く無いよ!!

ん?待てよ?なんかおかしく無いか?アヤカの話だと貴族の鑑みたいな人達があんなアホな事を仕出かすか!?まず有り得ないよね?

そんな感じでアヤカと話していたら、


「アヤナ姫!!アヤカ姫!!至急お越しくださいませ!!」


と、ユマさんが呼びに来た。


「どぉしたの!?」


ワタシが聞くと、


「カイゲン男爵が、御目通りをと…かなりの急用の様子です。」

「解りました!!アヤカ!!」

「はい!!参りましょぉ!!」


と、ワタシ達は自分のテントに戻った。


「あ、アヤナ姫様、アヤカ姫様!!」


ワタシ達に気付いたサバスティールさんが、従者っぽい二人と共に片膝を着いてワタシ達のテントの前で出迎えてくれる。


「堅苦しい事は抜きにしましょぉ。私達にお話しがおありなのですね?」


アヤカが問うと、サバスティールさんは立ち上がり、用意されてた席に座り直した。

ワタシとアヤカも同席する。


「はい、その…ドアーホ子爵の事なのですが…」

「「ドアーホ子爵!?」」


ワタシとアヤカの声が重なった。


「お二人共どぉされたのです?」


ワタシ達の驚き具合に、サバスティールさんが驚いていた、


「いや、さっきドアーホ子爵の話題が出てて…」

「カイゲン男爵からその名が出るとは思いませんでしたわ。」


ワタシの言葉にアヤカが続けた。


「そぉでしたか…私も噂では聞き及んでいたのですが、十年程前から人が変わった様だと言われていまして、時を同じくして兄も人が変わった様になり、父に幽閉されていたのです。」


十年くらい前か…ワタシがコッチに来る前の話だね。


「それがどぉしたのです?」


ワタシは気になって聞いてみた。


「はい、そのドアーホ子爵が、御子息と共に屋敷にて発見されました…」

「はへ?」


ワタシはマヌケな声を上げた。だって…


「ドアーホ子爵は既に死んでいるハズですわ!!」


そぉ、あの件で既に…死んでたのか…


「はい、だからこそ、生きていたのが奇跡なんです!!」


こりは一体どぉ云う事なんだ!?

死んでるハズなドアーホ子爵親子が生きてる?


「では、そのドアーホ子爵親子は今どちらに?」


アヤカの問いに、膝を着いていた二人が立ち上がり、その顔をワタシ達に見せた…


「うげっ!?ドアーホ!?」


ワタシはまたもやマヌケな声を上げてしまった。


「はい、ドアーホめに御座います。お初お目にかかります。貴女様が第一王女のアヤナ様ですね。そして…大きゅうなられましたな。アヤカ姫様…」


ワタシの知るドアーホと、見た目は一緒だけど、その口調や態度が全く違う紳士がそこに居た…

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質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたらもう一つの作品「(仮)日本古武術の可能性」も合わせてお読みください。

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