忍者の尋問!?
続きの話決まって無いよぉ〜!!
その日、ワタシは朝から飛行自動車で飛んでいた。
作ってそのままだった通信魔具を各国に届ける為だ。とりあえず、ハウピン王国に飛んで来た。
今回使ってる飛行自動車は軽自動車くらいの大きさの小型タイプで、ワタシ一人で乗るには丁度良い大きさだ。
ハウピン王国のお城の近くに来て、地上すれすれを飛んで行く。ビックリさせないよぉにね。
そして、街の入り口に飛行自動車をとめて、門番さんとお話する。
〈こんにちは。〉
ワタシは降りて挨拶をする。今回は一人で来てるけど、王女として見られるかな?
〈あぁ、こんにちは…キミは何者だ?〉
〈はい、シュウキュウ王国の女王陛下よりのお届け物を持って来ましたので、第三王子のイランク殿にお会いしたくて来ました。〉
〈イランク殿下にだと!?城に確認に行かせるから暫し待つ様に。〉
〈はい。〉
待てと言われたなら待ちますよ?飛行自動車を魔法の袋にしまって、待つ事にした。
暫く待たされた時、豪華な馬車が来た…そこに乗っていたのは、イランク王子とカリーナ姫だった。
二人は馬車を降り、
〈お待たせ致しましてまことに申し訳御座いません。ただいまお迎えに上がりました。〉
と、イランク王子の挨拶と同時に、二人は、頭を下げる…のは良いけど、片膝を着き、ワタシを馬車に案内した。
〈今後、シュウキュウ王国のひとが来られたらもっと涼しい所でお待ち頂く様に。〉
〈はっ!!〉
って、話し声の後、イランク王子とカリーナ姫が馬車に乗り込んで来る。
〈お久しぶりです、アヤナ姫様。今回はどの様なご用件で?〉
と、いきなり核心に触れて来た。
〈今回はとあるモノを持って来ましたの。〉
〈とあるモノ…ですか?〉
〈はい、非常に重要なモノです。〉
〈ソレでしたら父上にお渡しするのが宜しいのでは?〉
えっ!?あのおっさんに!?
多分ワタシは嫌悪感が顔に出てしまっていたかも知れない。
〈うふふ、お兄様、アヤナ様は父が大層お嫌いなご様子ですわよ。〉
〈みたいだな…それならば私がお預かり致しましょぉ。〉
と話し、その後は取り止めの無いお話をしつつお城に着いて、前に案内された応接室に通され、お茶が出される。
ワタシはソレを口に運んで…持って来た侍女さんの反応がなんかおかしい事に気付いた。
そして、お茶の香りに違和感が…
〈コレがハウピン王国のおもてなしなのねすか?〉
ワタシの言葉に殺気が混じり、部屋の空気が変わった事に、目の前のイランク王子とカリーナ姫は解ったみたいで、部屋に居る兵士さんに、
〈その侍女を捕らえろ!!〉
と、命令していた。早いな…
〈ちっ!!〉
侍女さんは逃げる事を諦め、ては無いみたいだけど…なんか雰囲気に違和感が有るな…
〈何故ですか?〉
ワタシは問いかける。
侍女さんはワタシの質問の意味が解らない…そんな空気を発している。
〈何故ですか?〉
同じ質問を繰り返す。
今度は諦めたかな?いや、諦めてくれて無い?手の動きがおかしいな…動かれる前に準備だけはしとくか…
ワタシは空気圧縮手裏剣を準備する。
あっ!!やっぱり!!
侍女さんはカリーナ姫を人質にしよぉと動くけど、ワタシの準備してた魔法の方が早い!!
びしびしびしびしぃっ!!
ワタシが左手て今回は指弾の容量で放った空気圧縮手裏剣は四発、両肩、両太ももを撃ち抜いた。
ばたぁ〜ん!!
〈くっ…何故殺さない!?〉
〈えっ?だって…質問に答えて貰って無いもの…〉
〈答えるとでも思っているの!?〉
〈思ってるわよ?話すから殺して下さいって言わせる自信も有るしね。〉
と、にこやかに答えてあげる。
あ、侍女さんの顔から血の気が引いた?ワタシってそんな怖いかなぁ?ワタシは倒れている侍女さんに近付き、左肩の傷口をハイヒールの踵で踏み付けながら聞いてみた。
〈ぐあっ!?〉
〈わたくしが聞きたいのは悲鳴では無く質問の答えだすわよ?さ、早く喋ってお楽になりたく無いですか?〉
ワタシは重ねて質問をする。しかし、部屋に居る兵士さん達とイランク王子がドン引きしてるのが解るけど、ココで少しでも引いたら効果が無くなるもんね。
〈さぁ、仰いな?何故、わたくしの飲むお茶のみならず、イランク王子とカリーナ姫のお茶にも毒が入ってますの?〉
ワタシのこの言葉に息を飲んだのはイランク王子とカリーナ姫だった。
〈んなに!?〉
〈えっ!?〉
あ、二人共気付いて無かったのか…
〈さて、なんでこんな事になってるんでしょぉか?〉
ぐりぐりぐり…
侍女さんの傷口を踏み付けている右足を動かしてあげる。
〈あぁ〜!!〉
侍女さんの悲鳴が響く。嬌声なら男共が喜ぶんだろぉけど…この痛々しい悲鳴では耳を塞ぎたくなるよね?
〈あ…あの…アヤナ様?それ以上は流石に…〉
って、兵士さんの一人がワタシを止めよぉとしている。
少しでも甘さを見せたら尋問は意味を失くす。
〈そんなバカな事を仰るなら出て行って下さいますか?コレからもっと酷い事が起きますから、心を病んでしまいますよ?〉
と、ワタシが忠告すると、
〈ソレならば尚更アナタにはお任せ出来ません。壊れてしまっては勿体な…いやいや、知りたい情報が引き出せませんので…〉
をい、今勿体無いって言おぉとしたな!?
正直者め。尋問と言いつつ、エロい事いっぱいするんだろ?同じ女としてそれだけは…ね?好きな人からなら良いんだけど…
仕方無い…
ワタシは侍女さんの肩口からハイヒールを抜いて、しゃがみ込む。
〈良かったわね。わたくしからの尋問は止められてしまいましたわ。今後、アナタには普通の尋問が有りますわ。ご安心なさい。わたくしより酷い事はされませんわよ。〉
と耳打ちした瞬間、彼女の耳元で、パチン!!と指を鳴らして精神を支配してあげる。
〈何故、わたくし達のお茶に毒を入れて持って来たのですか?〉
ワタシの質問に、
〈国王の命令…奴隷解放はしてはならない…ならばイランク殿下とカリーナ殿下に死んで貰うしか無いと…毒は来訪者が持ち込んだ事にする。殿下達を殺した罪で死刑にした事にすれば丸く収まる…〉
だってさ…ワタシはもぉ一度パチンと彼女の耳元で指を鳴らしてあげる。
〈そぉなんですね…安心しました。イランク王子とカリーナ姫が約束を守ってくれている事に。〉
彼女の独白に、その場のみんなが呆気に取られている。
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お時間がありましたらもう一つの作品「(仮)日本古武術の可能性」も合わせてお読みください。




