魔法文字!?
本格的に活動が始まります。←なんの!?
翌日からは平和な日常が戻って来た。
ワタシも、午前中にハルノちゃんの講義を授け、魔法の道具に対する鑑識を深めて行ったけど、解らなかった時より遥かに解らなくなって来た。
だからこそ、更に真剣に講義を聞いて、理解を深めていった。
コレは基礎だけでも相当なハイレベルだぞ?中卒の人妻には難しいっての!!
ソレでもなんとか喰らい付き、一つずつ理解して行った。
一つ理解出来たら、十個解らないモノが出て来る…何なんだよ魔法って、そして、大半を理解した後、魔法文字ってのが出て来たけど…
約千年前、魔法を解明した人が居た…その人に因ると、特定の意味を持つ文字と各系統の陣、その二つが合わさって、魔法の道具が出来ていた…
基本的にはそぉなんだけど…文字は一つぢゃ無く、複数重ねる事も出来る。色んな条件付けが可能って事で、魔法の道具…魔具を使うには魔法力が必要で、人の魔法力や、魔法石がソレに当たる。前に作ったコップもその例に当てはめて作ったんだけど…今回からの講義で出て来た魔法文字…前までと違うこの魔法文字…
そぉ、魔法の解明をしたのが、仁科大助で、魔法の陣は解らないモノが多いけど、文字だけなら誰よりも一番理解出来るし、習う必要も無い…だって…漢字なんだもん!!
後は各系統毎の陣の形成が必要なんだよね。
「このぉ〜魔法ぉ〜文字のぉ〜意味をぉ〜完全にぃ〜理解ぃ〜すればぁ〜丸にぃ〜魔法ぉ〜文字ぃ〜だけでぇ〜魔具ぅ〜はぁ〜作れるよぉ〜?」
って、そんな簡単に作れるんかぁい!!
今までの授業や苦労は何だったんだよ!?ワタシだったら結構なモノが作れるぞ…
あのコップも更に進化させられるし、ちゃんとしたドライヤーも作れるし、ソレこそ自動車や飛行自動車も進化させられるし!!
もっと早くに知りたかったぁ!!これ等を関連付けて、どんな効果を出すかを上手く関連付けられれば…娯楽の幅も広がるってなもんでしょ!?
「はい!!ハルノ先生!!」
「なぁ〜にぃ〜?アヤナぁ〜ちゃぁ〜ん。」
「その今日から導入された魔法文字なんですけど、ワタシの育った国の文字なんですけどぉ?」
と、ワタシが言った瞬間、いつもの緩慢とした感じから程遠い速度でワタシの机に来た!?
「どぉ〜云うぅー事ぉ〜?」
あ、言葉はやっぱり間延びした喋り方はそのまんまなんだね…
「んと…ワタシの生まれ育った国は仁科大助の居た国なんです。あ、でもコレ最高機密ですから他所では喋らないで下さいね?」
「「「「「「んなぁ〜!!」」」」」」
見事にみんなの声が重なった。
「会長ぉ〜!!そんな重大事項を、こんなトコで普通に暴露しないで下さいよぉ〜!!」
って、研究者の一人、ナサカ・ダリノタさんがツッコミを入れて来た。
「いやぁ…忘れてたから…ごめんなさい。」
ワタシは素直に謝罪した。
「ん〜…こっちのぉ〜文字はぁ〜古文書ぉ〜からぁ〜読み解くぅ〜だけでもぉ〜大変〜だからぁ〜アヤナぁ〜ちゃんにぃ〜教えてぇ〜欲しいぃ〜なぁ〜」
「あ…えと…ソレには女王陛下の許可が必要だよ?」
「私がぁ〜貰うぅ〜、今日ぉ〜のぉ〜講ぉ〜義ぃ〜はぁ〜ここぉ〜まぁ〜でぇ〜」
と、お昼前に今日の講義は終わり、みんなでご飯を食べに行く。
みんなは慣れたモノで遠慮なく、ガツガツと食べてくれる。ソレでもワタシのお財布には全く堪え無いんだよなぁ…
新しく工場にした所では三十人が働いていて、毎日お弁当の差し入れをお願いしてるんだけど、ソレでも全くと言って良い程お財布はダメージを喰らわない。
午後は軍の訓練に参加、ハルノちゃんはままに直談判しに行っている。それがどぉなるか…ま、ワタシは色んな魔具の案があるからソレをみんなと相談して頑張るよ。ままの許可が出そぉな範囲でね。
「さぁて、まずは洗濯機だよ!!みんな仕事してゴシゴシ洗ってるんだろぉから色々な陣を作るよ!!」
ワタシの号令で、まずは洗濯機を作る事にした。
回転と反回転、脱水と濯ぎ、黴や汚れの対策、最低でもソレ等の機能を詰め込まないと作れないよね?
水も水道ぢゃ無く、自動で入れられる様にしないとだもんね。
「…で、こぉすれば良いのかなぁ?」
「そぉ〜だねぇ〜…スゴくぅ〜複雑ぅ〜」
そんな風に、陣と機構を作る。斜めドラムぢゃ無く、縦型だけど、洗剤とか有ると良いんだけど…ま、ソレは研究者達に作って貰うのが一番だけど…
とりあえず出来上がった洗濯機の試運転をしてみる。全工程が終わるのが一時間くらいかかるけど、ワタシはソレをずっと見続けていた…
ちゃんと予想通りの動きをしてくれて、水量もちゃんと調整出来るし、濯ぎもしっかりしている。そして脱水工程…コレも予想より上手く作動してくれている。
日本の洗濯機みたいに細かい設定は出来ないけど…ま、それはどぉでも良いよね?
洗濯時間は十五分程度で、濯ぎも五分に一回脱水して…三回、で、五分間の脱水時間…
「なんとか完成したね!!」
「でもぉ〜、スゴぉ〜くぅ〜、ふぅ〜くぅ〜ざぁ〜つぅ〜!!」
確かに相当に複雑な作りになっちゃったよね?でも、洗濯物入れて、一つのスイッチで終わるんだから…
「あっ!!」
「どしたのぉー?」
「全肯定が終わったら音でお知らせしてくれる様にしないと!!」
「そんなぁ〜トコぉ〜までぇ〜拘るのぉ〜?」
「勿論だよ!!」
って事で、洗濯機も商品化に漕ぎ着けて、ままからの許可はすんなり降りた…って云うか、お城で二十台の注文が…ま、仕方ないよね?
「アヤナちゃんは、乾燥機は作らないの?」
「ん〜…必要無いと思ったけど…あんまり雨も降らないし…」
そんな話も出て来てしまった。
そして、ドライヤーだけど、二つの陣をとぉす事で、程よい温度と乾燥した風を遅れる様になって、より早く、より艶やかになる様に作れた。
既に購入してる人にはその機構の後付けをしてあげる。既に二万個も売れてたとは…
何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。
質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。
罵詈雑言でも構いません。
お時間がありましたらもう一つの作品「(仮)日本古武術の可能性」も合わせてお読みください。




