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忍者が異世界転移したらこぉなった!?  作者: ちまき
第十九章 商会のお仕事
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出所後!?

牢屋で一話…使い過ぎたかなぁ…

ガチャ!!

ワタシの入っていた牢屋の鍵が開かれ、ワタシは数時間ぶりに檻から出る事が出来た。


「ひぐっ…ままぁ〜!!」


安心した為、涙が溢れて、ままに抱き着いて泣き出しちゃった…てへっ。


「もぉ大丈夫よ。」


ままに頭を撫でられながら涙を止める様に努める。

ぱぱもワタシの頭を撫でてくれて、


「うんうん、心配してたより元気そぉで何よりだ。」


と、本当に心配してくれてたんだね。気付いたらぱぱの服を左手で掴んでたよ。

そぉして、数分間泣いて、なんとか落ち着き、


「失礼しました。ゴヒ・リオン辺境伯閣下、お世話なりました。このお礼はまた今度改めてさせて頂きます。」

「ん?それには及ばんよ。アヤナ姫がなんの理由も無くこんな事件になるハズも無い事はワシも良く知っているからな。ま、気になるのならばこぉなった理由を後程聞かせてくれ。」

「はい。必ず。」


と、返事をし、

牢を出て行こぉとしたら、後ろから、


「…所長、あの娘は一体なんなんですか?」

「話の内容からしたらお姫様なのかも…」

「はぁ!?もしそぉだったら…」

「我々のクビが飛ぶかな?物理的にも…」


なんて物騒な…そんな事しないよ!!


「二人…と云うよりも、みなさん、自分の仕事をしっかりしておられただけですから、その様な事にはなりませんわよ。」


ままからこの件のは任せるって言われてるんだから、コレで良いのだ。

ソレから、ままとぱぱと手を繋いで外に出る…


「はぁ〜…娑婆の空気が美味しいぃ〜!!」


一度言ってみたかったセリフだ。今までは考える余裕が無かったけど、今なら言えるって感じで言ったんだけど…


「アヤナ姫、シャバとはなんだ?」

「そぉだな…シャバとは?」


って、ゴヒ・リオン辺境伯閣下とぱぱに聞かれた。アレ?コッチぢゃ言い方が違うのかな?


「んと…ワタシが育った国でこぉ云う時に云うお決まりのセリフなんだけど…」

「そんな決まり事のある国なのか!?」


って、ぱぱが驚いてるけど、


「言わなきゃならないって事も無いんだけど…言いたくなったってだけかな?」

「ふむ、なかなかこんな事になる事は無いからな…たまに弾けるのも良かろぉ。な、ディモン?」

「ですね…しかし、衛士が王女の顔を知らなかったとは…」

「ん?普通は王女が商会に乗り込むとは考えないからな…顔を知っててもそっくりさんだと思うのが普通だろ?」

「なるほど…」


と、ぱぱとゴヒ・リオン辺境伯は話している。

ぱぱ達の話を聞いていたら、ワタシの商会が見えて来た。そして、そこは乱闘の現場に…なんだこれ?


「ワタシちょっと行ってくる!!」


ままとぱぱの握ってた手を離して、その場に行くと、


「いい加減観念してコッチに全て差し出しやがれぇ!!」

「アヤナぁ〜ちゃんがぁ〜戻るぅ〜まではぁ〜ダメぇ〜」


緊迫した現場にそぐわ無い、間延びした声が、その緊迫感を台無しにしてるけど、アレは…ギスギス・リーキャだな…メガホンみたいなモノを持って声を張り上げてる。

対するハルノちゃんも同様にメガホンみたいなモノを持って応戦してるな…

その中間では破落戸ちんぴらに軍員…今はハンターとして出て応戦してるのか…なんか貴族っぽいのも居るけど、あんなヤツ、ワタシは知らない…キチット伯爵ぢゃ無いのは良く解るけど…


「はぃはぃ、ごめんなさいねぇ、少し通してくれるかしら?」


ワタシは揉み合いになってる中心部に割って入る。

揉み合ってるハンター…ノナガさんぢゃん?に状況を聞く。


「…いや…あの…なんでそんな落ち着いてんだ?」


返って来た返事の第一声がソレだった…


「ん?だって…落ち着いて話さなきゃ状況が解ん無いんだもん…」

「まぁそぉだけどよ…まぁ、良いや。アイツ等、ギスギス商会が、ナンタラって貴族のボンボンと組んで、キリュウ技術研究所を丸ごと寄越せって聞かねぇんだよ。」

「なんで渡さなきゃならないの?」

「それが、あの貴族の用心棒だか配下だかをアヤナ姫がノシちまって、慰謝料代りだと…って、アヤナ姫!?なんでココに居るんだよ!?衛士に連れてかれたって聞いたぞ!?」


最初から気付いてろよ!!


「あぁ、ソレは良いけど…こんな大々的にやって平気なつもりなのかなぁ?」

「なんでもお貴族様の権限でどぉとでもなるらしいよ?」


なんだと?貴族の権限?ほほぉ…面白い…裏手とは云え、お城のすぐ下でこんな派手にやらかしやがって…


「情報ありがとぉ!!」


と、ワタシはノナガさんと分かれ、馬車の上で喚いている、ギスギス・トルアの所に廻り込み、背後から蹴り落とす。

げしっ!!


「ん?…どわぁ〜!!」


どすん…

ものの見事に腹打ちみたいに地面に落っこちた。


「んな!?貴様!!誰だ!!ぼ、ボクをキチット伯爵の四男だと知っているのか!?貴族に逆らうと討ち首だぞ!!」


コイツ…不敬罪の事を言っているのかな?そんなのままが女王になって、[正当な理由無く貴族に対し、礼を失した者は相応の罰とする。但し、自身達の生命の危険が無い限り、その場での無礼討ちは堅く禁ずる。]って条文を知らないな?


「あら?そぉなの?」

「解ったらさっさとボクに頭を下げろ!!」


って、貴族の端くれ程度が良く吠える。


「へぇ、貴方はわたくしより偉い人なの?」

「そ…そぉだ!!お前なんかよりよっぽどスゴいんだぞ!!」


あまりにもなその言い分に、ワタシはその貴族の四男を…

ぼすっ!!

って、鳩尾を蹴って昏倒させ、縛り上げる。


「んな!?貴様!!無礼にも程があるぞ!!」


と、下から喚くギスギス・リーキャ。おバカなヤツめ。

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたらもう一つの作品「(仮)日本古武術の可能性」も合わせてお読みください。

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