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忍者が異世界転移したらこぉなった!?  作者: ちまき
第二幕 魔法使い!?
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魔法発現!?

駆け足で進むつもりが…

「ふぁ〜…むにゅ…」


あれ?ここどこだ?う〜んと…昨日何してたっけ!?


「お姉様ぁ〜…くぅ〜…」


なんだこの可愛い生き物は!?

あ、そか異世界の男爵さんちに居候兼この娘の護衛としてここに居るんだ…

ぱぱもおじぃちゃんも居ないんだ…

一人で生きて行かなきゃなんだ…


「妹かぁ…ままが居たらこんな妹居たのかもね。」


なんか感慨深い。

可愛い妹を守るのはおねぇちゃんの役目だもんね!!


朝ご飯食べて、歴史の授業とダンスと魔法の授業…

なんだこのハードスケジュール!?

またハイヒールの一日か…暗くなる。


「さぁ始めますよ。」

「はい。」


おっかないメイド長さんの有難い?教えを受ける。

何とか尻餅はしなくなった!!


「一日で転ばなくなったのは良いですね。明日からはもっと上手くなりましょうね。」


その笑顔がコワいんですけど…


メイド長さんから解放されて魔法のお勉強!!ここからは、アヤカと一緒。


「では二人共昨日の続きですね。」

「「はぁい!!」」

「姫様は一人でも出来ているので魔法力強化の続きです。

アヤナ様は循環と、留めと、暴発前に放出です。」

「リンカさん質問ですけど…」

「どうしましたか?」

「コレなら誰でも教えられる内容に見えるんですけど…」

「私達、有資格者は他人の魔法力の流れが見えるんです。集中していればですけど、コレは体質ですので、アヤナ様には見えないかもしれませんね。」

「そか…見えたら真似すれば良いから楽だと思ったのに…」

「見えてても真似は難しいですよ、自分の感覚頼りですからね。」

「はい。ぢゃぁ、始めます。」


アレ?暴発の気配が無いよ?なんか心臓に何かが絡み付いてる様な…心臓の周りをくるくる回ってる様な…何だコレ?

前を見てみると、リンカさんが、美女がしちゃいけない変顔してるんだけど…鼻水は流さなくても…


「うそ…たった三日で安定まで出来るなんて!?」

「コレって?スゴいんですか?」

「その状態で基本的な魔法が使える状態になります。」

「どぉするんですか!?」

「簡単なモノなら…水が指先から出ると思って下さい。」

「指先から水?ですか?」

「はい、水です。胸で回っているモノを指先に集めるつもりでやってみて下さい。」


う〜みゅ…水かぁ…

集中して想像してみる…なかなかにグロいな…身体の水分が出たら生きていられない…このくるくる回ってるのを指先に集めるのか?

あ、くるくるが指先に集まって来たよ?

このくるくるが少しずつ水に…


ぴちょん…ぴちゃん…


何だこの音?ちょっと目を開けてみる…

ふがっ!?

美女と美少女がしぢゃダメな顔しとる!?

なになになに!?なにがあったの!?


「二人ともどぉしたの!?」

「お、お、お、お姉様…指から…水が…」

「な、な、な、何で一回で成功させてるんですか!!」


何かダメだったらしい…

くるくるを胸に戻すと、滴る水も止まる。


「何かダメでしたか!?」

「ダメなんてとんでもない!!大成功ですよ!!」

「お姉様は大天才ですか!?」


あ…何か褒められてる。

ならコレで良いや。

だから早く元の顔に戻してよ。


あ、戻った。


「こほん、それでは、アヤナ様の性質を見てみましょうか?」

「性質?」

「発現するモノが何かを見るのです。」

「それを見て何が解るんですか?」

「その人の性質です。」

「性質…」


透明なコップに水が入っている。なんだアレ?


「コレで大体が解ります。」

「コレで…ですか?」

「やってみましょうか?」

「コップを手に持って…」


あれ?何か光りだしたぞ!?


「コレが私の光の性質です。」

「アヤカは!?」

「私は…」


変化無し?


「珍しいのですが対象が重くなるんですよね?」

「はい…」

「それはスゴいわね!!逆は出来ないの!?」

「逆は…出来ません。」

「そか…出来たら色々楽出来るのにね…」

「そぉですよね…逆の方が使い所多いですよね?」

「でも重さを重く出来るとかもすごいよ!!対象は離れてても大丈夫なの?」

「それを今練習してるんです。」

「おぉ!!それが出来たらワタシも一瞬でコテンパンにされるわね!!」

「お姉様を!?しませんから!!」

「そぉだよね!!でもでも、範囲指定とか色々使えそぉだよね!!」

「強力な分使い方の幅が狭いのが重さの増加です。はい、次はアヤナ様ですわよ。」

「はい。」


コップが渡されて少し緊張する。


「掌に回ってるモノを集めてみてください、何かしらの変化がありますから…」


集中して掌にくるくるを集めて…

中の水が飛び散った!!


「うひゃ!?」

「きゃっ!!」

「うにゃ!?コレは何ですか?」

「コレは…確か…風でしょうか?」

「風?」

「ホントですか!?」

「多分ですが…少し待ってて下さいね。」


そぉ言いリンカさんはその場を後にし十分くらいで戻って来た。何やら本を持って…

そしてペラペラめくり、とあるページで止まり、読み込んでいる。


「やはり風で間違い無いですね。」

「ウソ…ですよね?」

「本当です。」

「ん?」

「そんな…お姉様に何故風が…!?」

「ん?風って何かあるんですか?」

「風は、この国だと、王族やその血族にしか発現していない珍しい性質なんですよ。」

「珍しいって事ですか?」

「そう云う事です。」

「そぉなんですね、でもワタシは外国人ですからソレに当て嵌まらないのでは?」

「そうですね…はい。この国では、ですから外国では割とあるかも知れませんね。」

「…ソレでもお姉様には我が王家の血が流れている可能性も…」

「否定はできませんが…」

「ワタシに?王家の血が?無い無い、あるワケ無いわ。」


異世界から来てるんだもん。


「お姉様に王家の血が流れていたなら良かったのに…」

「そうですね。たまに一般人にも発現しますから、その類でしょうね。」

「ホントのお姉様になるかと思いましたのに…」

「そっち!?」

「はい?そっちとは?」

「いや…嫉妬とか…?」

「在りませんわ、確かに王族の誇りに風はありますが、父上が重くする性質でしたので、そちらの方が嬉しいですもの!!」

「アヤカもぱぱが大好き?」

「ぱぱ?」

「お父上ね。」

「はい!!父上は優しいですから!!」

「ワタシと一緒だね。」

「そうなんですね!!」


二人して笑い合ったが、

ぱんぱん!!

リンカさんの柏手で止められた。


「お喋りはそこまでです。二人とも胸で回るモノの強さを上げますよ?ソレが出来なくては魔法は使えませんからね。」

「「はい。」」


しっかり返事をしてお昼ご飯まで精を出した。

何か力強く回ってるなぁ…止め方解んないや…って思ってたら自然と止まった。

何でだろ?

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