携帯電話!?
あの二人の女性の名前が出て無いだと!?
作者は早く考えなさい!!
「…ままは、遠征で寂しがって、ままの声を聞きたがって、泣いてるワタシを放ったらかしにしたいんだ…」
翌朝、ワタシは携帯電話の開発許可を貰いにままの所に来ていた。
「んな!?そんなワケないぢゃ無い!!ホントはそんなトコに彩奈ちゃんを行かせたく無いのよ!!でも…」
「ワタシも望んだ事だし、王族がふんぞり返ってるだけとかも出来ない、そぉなるとワタシしか軍に同行出来ない、だから仕方なく…なんでしょ?」
「そぉよ…」
「だからこそワタシ達には携帯電話が必要なんぢゃ無い!!」
「でもね…私達だけ特別にってワケにもいかないでしょ?」
「だぁかぁらぁ!!まず軍に配備してから…ね?」
「ソレでも…そんな一足飛びに文明を動かしたらどぉなるか…」
「どぉもなん無いよ!!ワタシがもっとままを身近に感じるだけだよ!!」
「そぉね…でも、伝令役の人の仕事が無くならない?」
「そんな事にはなん無いわよ。逆に仕事が増えるくらいよ。」
「ホントに?」
「うん!!」
ヤバ…言い切っちゃった…でもお話しするだけの目的でも欲しいモノは欲しいよね!!
「解ったわ…数量限定で作って良いわよ。」
「ありがとぉ!!まま!!」
って抱き着いてのエンジェルスマイルのサービスはするよ。
許可が出た所でさっそくオタオイ公爵邸に飛んだ。
「けぇ〜たい〜でんわぁ〜?なんかぁ〜難しそぉ〜だねぇ〜?」
って、概要を話したら、色々考えながらハルノちゃんが答えてくれた。
確かに電波って云うモノがまだ無い場所で実現させるのは難しいけど、魔法なんて云うとんでもな技術が有るんだからなんとかなるんぢゃ無いかなぁ?
「声をぉ〜飛ばすぅ〜?解らぁ〜なぁ〜いぃ〜」
って、やっぱり解らない所があるかぁ…そぉだ!!
「魔法って、座標で発動するのがあるでしょ?」
「あぁ〜るぅ〜よぉ〜?」
「あと、音の魔法ってあるの?」
「あぁ〜るぅ〜」
「その二つを応用するんだよ!!音は小さくて良いんだし、座標はその魔道具にそれぞれ番号を付けて、ソレ自体を座標として扱うの!!」
「おぉ〜!!それぇ〜ならぁ〜出来るぅ〜かもぉ〜?」
「あとは、その魔法力だよね…」
「届くぅ〜距離がぁ〜解らぁ〜ないぃ〜」
あ、そっか…魔法力の発揮の限界距離とか考えないと…
発した魔法力は届く範囲内でのみ有効なんだよね?微弱な力で良いからなぁ…
「取り敢えず作って、実験してみるのが良いんぢゃ無いかなぁ?魔法力をほとんど鍛えて無い人を雇ってさ。」
「うん〜ぢゃぁ〜そぉ〜するぅ〜」
って、うん、ワタシの研究所にもほとんど魔法が使えない人も居るから、試すのは楽かもね。
ソレからワタシの知る限りのパカパカ携帯電話の仕組みや要望を伝えた。
「記憶ぅ〜媒体ぃ〜?電話ぁ〜番号ぉ〜?」
うん、ままの言う通り一足飛びはキツいモノが有るかな?この天才をして悩ませちゃってるもん…
「ん〜?三日ぁ〜ちょぉ〜だぁ〜いぃ〜。」
って、ワタシは三日後の約束をしておウチに帰る事にした。
そして昼から、お城の裏に新たに出来た軍専用の練兵場に来て、みんなと特訓、しかも、魔人さん達まで混ざってる。あ、そっか、対悪魔用に技術の習得に来てるんだった!!
「はぁい!!ソレでは今日も張り切って行きましょぉ!!」
「「「「「おぉ〜!!」」」」」
って、みんなヤル気満々だね。コレまでみたいに騎士団と代わり番こにってならないだけマシだし、全員で出来るのが更に良い!!
ただし、吹きっさらしで、屋根が有るだけなんだけどね。野晒しよりは良いか。
「って事で、まずは走りますよぉ〜!!」
「「「「「おぉ〜!!」」」」」
と、新人さんと魔人さんはこのテンションに着いて来れてないかな?走るのに着いて来なかったらしょぉちしないんだからね!!
「ではしゅっぱぁつ!!」
とワタシが先頭に立ち、最後尾にパパが着いて来る。試験の時とほぼ同じペースで走る。先頭集団はしっかりと着いて来てるけど、ソレ以外は解ん無い、パパご後ろから檄を飛ばしてるでしょ。
練兵場に戻って全員が揃ってから素振り、ソレが終わってから魔法、そして武器に魔法力を纏わす訓練、新人さんや魔人さん達の武器に魔法力を纏わす訓練はワタシとミィちゃんとベリシアさんとキムタカさんの四人でみている。
獣人さん達の指導は的確で、すぐにみんなコツを掴んでいた。身体能力強化の延長なんだって…もの一言でみんな理解したみたいだね。
第一期のみんなは集団戦の訓練。元帥のバルコーさん、参謀の旦那、大将のパパに扱かれてる。ワタシも大将になるんだって。
騎士団と軍の共同作戦になった時は、軍に編成って形になって、ホフマンさんも大将になるんだって。ま、戦争になん無い限りない事らしいけど、そこまで視野に入れてるのかぁ…そりゃ携帯電話も許可するよね。
そして三日後の朝、ワタシはオタオイ公爵邸に来ていた。
「こんなぁ〜感じにぃ〜作ってぇ〜みたぁ〜」
って、携帯電話の試作品が四つ出来ていた。
「おぉ〜!!もぉ出来てたの!?」
「うん〜、どぉ〜かなぁ〜?」
「見た目はまぁコレからだし、小型化も必要だけど、取り敢えず実験しよぉよ!!」
「解ったぁ〜」
と、ワタシは二台の携帯電話を持って、ずっとハルノちゃんと話しながら、お城に帰った。
お城に帰り着いてもまだ繋がってるよ?魔法をあんまり鍛えて無いカノンさんに渡したら、
「ハルノ様の声が聞こえて来てるよ!?」
って驚いていた。中継地点必要無かったみたいだね?
ソレから十日で予想以上の製品版の通話だけ出来る携帯電話ご完成した。
コレにはままもビックリしてて、東の大陸の東の端っこからもお城に電話出来たのには流石にビックリしたし、盗聴も出来ない感じだった。いや…ハルノちゃん天才過ぎだろ!?
携帯電話は、まま、パパ、ワタシ、バルコーさん、旦那、パパ、軍の小隊長達が持つ事になった。
連絡は小隊長から大将、ソコから参謀や元帥、必要なら女王や国王に連絡が行く様にした。いきなりままに連絡されてもねぇ。
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お時間がありましたらもう一つの作品「(仮)日本古武術の可能性」も合わせてお読みください。




