全滅させちゃう!?
おじぃちゃん容赦無いな…
「まったく、先に確認してから開けるべきぢゃったの。」
女悪魔の首を落としたおじぃちゃんは余裕を持ってそぉ言っている。
ま、確かにそぉなんだけど…
「流石に後ろから躊躇無くって…」
ってワカガさんご若干引いてるけど…
「明らかな敵意を持たれちゃ仕方無いでしょ?相手も死にたく無いなら明らかな殺意を向け無い事ですよ。ま、あの反応を見る限り、ここの悪魔さん達にはあの世に行って貰いましょぉ!!寝込み、寝起きを襲うから楽ですよね?」
と、バルコーさんに向けて言う。
「そぉだな、見張り数人を残して全員で一気にヤるか…」
「だったらワタシとギィシャさんと魔人さん達が見張ってますよ。」
全員でヤるにはキキョーちゃんの助力が不可欠、ソレを悟らせ無い為に魔人さんはみんな外に居て貰うのが良いと言外に含ませる。
「そぉだな…頼めるか?」
「うん!!」
ワタシと魔人さん達はさっさと上に戻りギィシャさんと話す。
「下に悪魔が大量に寝てました。ワタシとギィシャさんと魔人さん達で見張りをしますので、他のみんなには下で悪魔さん達を寝込みや寝起きでヤっつけて貰います。」
「なるほど…大丈夫なんですかい?」
「キキョーちゃんが居るから平気ですよ。おじぃちゃんも居ますし。」
「なら大丈夫ですね。おぉ〜い!!全員集合ぉ〜!!」
ギィシャさんが声を掛けると、全員が集まって来た。
「ほら、姫様から言って上げて下さい。」
ってギィシャさんに場所を譲られる。
「皆さぁん!!下に悪魔さんが大量に眠ってました。この際です!!皆さんの力を見せて下さい!!全員で悪魔さんを殲滅して下さいね!!」
「「「「「おぉ〜!!」」」」」
と、やる気に満ちている。コレなら任せてて大丈夫だよね?
「ワタシとギィシャさんと魔人さん達で見張りをしておくので頑張って来て下さいね!!」
「「「「「はぁい!!」」」」」
と、コレでバッチリ!!みんなを下に見送り、見張りと風を下に送り、酸欠を防ぐ。
「なぁ姫様、なんでずっと魔法使ってんだ?」
「ん?あぁ…あんな人数で入ったら酸素がすぐ無くなって、みんな死んぢゃうかもだからね。」
「なんでですかい?」
「えっ!?えと…空気の中の酸素濃度が低下して二酸化炭素が溜まると倒れる人が出るんだよ?」
「さんそのぉど?にたんさかんそ?」
「あはぁ〜ん?」
なるほど…その知識って言うか、そんな知らねぇ!!って文化圏なのかな?さて…どぉ説明したモンか…
「新鮮な空気が無いと人間は死んぢゃうから、ソレを調整してるんだよ。」
と、説明したら、
「おぉ!!なるほどなるほど、空気が無くなるのを防ぐのか!!」
「ちょっと違うけど、その認識で良いよ…」
ワタシは少々脱力感を感じながらも風を送り続ける。すると、ワカガさんが、
「自分も手伝おぉ。」
って、ワタシと同等の風を送り出した。まぢでか!?かなり大規模なんだけど!?
「風の魔法使えるんですか!?」
「ん?あぁ…この程度なら基礎だからな。基礎的な魔法は魔人なら子供でも使えるぞ?」
「んな!?」
なんですと!?そんなに魔法のレベルが違うのか!?
ビックリしてるワタシを見て、
「魔人は魔獣化した人間だと思ってほぼ間違い無いからな…人間に出来る事なら強化された状態で使える。」
「魔人さんってスゴいんだね…」
「ふん、そこに胡座をかいて下克上を人間の黒衣の少女が阻止したとか…眉唾だけど国王陛下のお言葉だからな…疑うのはやめている。」
アレ?それって…
「多分ワタシだ…」
「は?何が?」
「下克上を阻止したの…」
「は?ウソでしょ?こんな小さな可愛らしい女の子に精鋭が十人も?有り得んでしょ!?」
って爆笑されちゃったよ…
「やっぱりそぉ思いますよねぇ…」
ワタシはがっくしするけど、
「あ〜その…なんだ、姫様は非力では有るけど、その技だけで王国随一の権力だぜ?その気になれば、ここの魔人達全員でかかっても姫様に擦り傷すら付けらんねぇだろぉよ…ま、擦り傷一つでも付けたら更に強い姫の旦那とおじぃちゃんとパパさんに殺されるから止めといた方が良いぞ。」
って…どんな脅しなんだか…
「へぇ…ソレは試してみるか?と云う煽りですかな?」
「ん〜そぉだな…ソレをするならオレが露払いしないといけないんだが…怪我したく無いんだよぁ…」
クソっ!!言いたい放題言いやがって…
「あら?ギィシャさんは魔人さん達と稽古したいんですね?」
「はえっ!?ひ…姫様?」
「魔人さん達全員一人ずつ相手にして貰っては如何ですか?」
下手な煽りは御法度です!!
って思ったら、なんかギィシャさんの心の声が…
《こんなトコで全力で稽古とかイヤですよ!!》
って訴えかけてる様な気が…ふっふっふっ…
「ワカガさん、ワタシの近衛が是非皆さんに揉んで貰いたいそぉですがお願いしても?」
「ちょっ!?姫様!?」
ワカガさんも悪い笑みを浮かべて、
「ソレなら協力しましょぉ。」
って…いやぁ…頑張ってね。
「イヤ…そぉなると姫様の護衛に支障が…」
「出ませんよ。ギィシャさんが居なくても大丈夫!!最悪死んで無いなら回復魔法で復活して貰いますから。」
「そのギィシャくん放っといたら死んぢゃう感じぢゃ無いかなぁ?」
ギィシャさんは冷や汗を流しながら言うけど、
「大丈夫!!放ったらかしにはしませんので。ではワカガさんお願いします。」
「そぉですか?ハリーマ!!ギィシャ殿の稽古に付き合ってやってくれ!!」
と、一人の魔人さんを呼んだ。
「あくまでも、稽古ですからね?その赤槍は使わないで下さいね?魔法も禁止ですよ?」
「んな!?姫様!?ソレは死刑宣告では!?」
「ちゃんと毎日稽古してたなら大丈夫ですよ!!」
と、本人の意思は無視して、ギィシャさんの臨時訓練が始まった。
何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。
質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。
罵詈雑言でも構いません。
お時間がありましたらもう一つの作品「(仮)日本古武術の可能性」も合わせてお読みください。




