起こしちゃった!?
魔人の立場って一体…
全員で遺跡の入り口を探す。神殿見たいなトコでどぉすりゃ良いのよさ?
ま、一番怪しそぉなのはあの台座?みたいなヤツだよね?
ずらした跡とか有るし…台座の上には何か書いてるし…間違い無いんぢゃない?
「ねぇパパ…コレって…」
「怪し過ぎてなんと言えば良いのやら…」
あ、パパもそぉ思うんだ…
「…ソレに台座の上の文字だかなんだか…も…」
「うん、コレ怪し過ぎてどぉすれば良いのかなぁ?」
「判断は元帥に丸な…任せよぉ…」
あ、今丸投げって言おぉとしやがったな!!ワタシと一緒ぢゃん!!
「了解で有りますパパ!!」
ワタシはバルコーさん、ついでにワカガさんも連れて来る。
「なるほど…怪しいって書いてる感じだな…」
「なになに…ふむふむ…なぁ…悪魔ってアホなのか?」
バルコーさんはワタシ達と同じ意見だし、ワカガさんは脱力してるんだけど…
「何が書いてたんですか?」
ワカガさんは脱力したまんま、
「あ…そぉだな…うん、書いてる内容は共有すべきだな…『我等は魔神様を倒して封じたヤツが死ぬまではココで眠りに着く。然るべき時まで起こさないでね。』だそぉです。」
なるほど…悪魔ってアホなのか?の言葉の意味が解ったよ…うん、間違い無くアホだよね?でも…
「ホントに悪魔が眠ってるのかなぁ?眠ってるとしたらどんな感じなんだろ?」
ワタシの何気ない言葉にみんなが凍り付いた…
「た…確かに…どぉ眠るんだ!?」
「千年もの間の眠りか…ウチの娘より寝坊助だな…」
あ、バルコーさんが考え出したし、パパなんか、おねぇたんを引き合いに出しちゃったよ…こんな緊張感無くて良いのかなぁ?
「この台座をずらしてみれば解るぢゃろ?」
って、いきなりおじぃちゃんは出て来るなよ!!
まぁ、ソレは良いとして…
「こんな重そぉなモノどぉやって動かせば…」
「押せば良かろぉ?」
「解ったわよ…」
ワタシは力一杯押した。うんそりゃもぉ力いっぱい押しましたとも!!ビクともしやがらねぇ!!
「ビクともしないんだけど!?」
「単に力が足りんだけぢゃろ。」
確かにそぉなんだけど…
「ぜぇぜぇぜぇ…うむ、ビクともせんな…」
おじぃちゃんまで肩で息してんだけど?
…と、なるとどぉやって動かせば良いのかなぁ?
「ロープでも着けて全員で引っ張るか?」
人海戦術ね…ま、おじぃちゃんでも無理ならしょぉが無いかな?
と、思ってたら、
「なるほど、魔法力を注げば少しだけ浮くのか…」
そぉ云う事はもっと早く教えてよ…ワカガさん…
「浮いても少しだけか…」
バルコーさんもガッカリすな!!
ワタシは少し触ってみたら、
「あれ?あ、こぉなるんだ…」
石の台座っぽいヤツは傾き、傾いた面が石畳の上に乗る。結構埋まってたんだね…そりゃぁビクともしないわ…ワタシの力ぢゃどぉしょぉも無いってヤツだね。
「なるほど!!コレなら動かせそぉですね。」
って、ワカガさんは力いっぱい押した!!
ズズズズズ…
重い音を立ててずらした跡をなぞって行く…すげぇ!!ワタシの何倍の力が有るんだよ!?
台座が動いた跡に現れたのは蓋?
バルコーさんが蓋を開けると階段が現れた。うん、怪しい…ってか当たりだよね?
でも…
「誰か、松明とか無いか?」
ってそぉぢゃ無いでしょ!!パパ!!考えて!!
「あの教官殿!!松明は有りませんが、光魔法なら…」
と、どぉ見ても脳筋な筋肉の一人が光を階段の下に放つ。
光がそこそこ深い階下に辿り着いた。十メートルくらい有るかな?かなり広いかも?
「よし、何人かで見て来るか。」
って、バルコーさんを先頭に、さっきの筋肉とおぢさまとワタシとおじぃちゃん、ワカガさんと魔人さん数人が中に入って行った。
筋肉が四方八方に光を飛ばすと、
「うわぁ…棺桶いっぱいだね…」
石作りの棺桶が数十…その中の一つをバルコーさんとワカガさんが開く…中に居たのは…うん、見憶えのある姿形…俗に云う悪魔だったよ…
「ねぇ、この棺桶の文字はなんて書いてるんですか?」
「ん?読んでみましょぉ…」
ワタシの呟きにワカガさんが文字を読み始めた。どんな内容なんだろ?
「解りましたよ。蓋を閉めたら開けるまで時間凍結の魔法が発動、魔法力が切れるまで有効、切れたら最初に目覚めた者がみんなを起こす事。」
「あれ?ってなると…蓋を開けたのはヤバくない?」
ワタシの言葉に反応したのはおぢさまだ。
「うむ…この蓋を開けられた者はすぐに目覚めて…」
って…ムクリと棺の中身が起き上がる…
「えっと…あの…話し声が聞こえますけど…皆さんは?」
って、アニメ声で言われても…さっきの棺の中身は女性だったのね…
「あの…貴方は…貴方方は?」
「あ…うん、見た事の無い遺跡だったからの調べてたんだけど…」
「遺跡…?あぁ、この寝床ですか?」
「寝床!?」
「はい、魔神様を封じた恐ろしい人間の男から身を隠してみんなで眠りに着いて、あの恐ろしいヤツをやり過ごそぉとしたんですよ。」
なるほど…仁科大助一人ぢゃ全滅はさせられなかったんだね…そしてここも負の遺産なんだな…
「で、目醒めた今、する事は?」
「勿論、我々魔人が世界の頂点に立つのです。」
って、すんごい魔法力が感じられるんだけど!?
「取り敢えず目の前の貴様等から屠って…」
しゅん…
「屠って…あ…げ…る…?」
ごとん…ころころ…
「ほぉ…コレはコレは…こんなに斬れるのか!!」
っておじぃちゃんが女悪魔の首を斬り落とした。
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お時間がありましたらもう一つの作品「(仮)日本古武術の可能性」も合わせてお読みください。




