おじぃちゃんの刀!?
おじぃちゃんの刀はどぉなるのかな?
「ほぉ…コレはなかなか…うむ!!気に入ったぞ!!主よ!!コレで焼き入れを頼むぞ!!」
アレから一日、おぢさんに頼んでいたおじぃちゃんの刀の進捗具合を見に来たら、刀身がしっかり出来上がってて、おじぃちゃんが気に入れば焼き入れってとこまで作られていて、ヒヒイロノカネの見事な刀がそこには有った。
「解ったぜ!!」
ソレから焼き入れをされ、柄や鍔等の部品も付けられ、鞘に収まった刀をおぢさんは持って来て、おじぃちゃんに渡す。
「どぉだ?なんか気になるトコが有ったら言ってくれ。」
「うむ…」
おじぃちゃんは鞘から刀を抜いて見ている。
「ちと振り回してみたいんぢゃが…」
「ならこっちだ。」
と、おぢさんは裏の試し切り用の広場におじぃちゃんを連れて行く。ワタシも着いて来た。
早速とばかりにおじぃちゃんは刀を振り回す…うわぁ…流石に速いなぁ…あんなの受け切れないよ?
「ふむ、重畳重畳!!重心も申し分無いし斬れ味も素晴らしい!!気に入ったぞ!!」
「そりゃ良かった。だったら銘を決めてくれ。」
「なんぢゃ?無名なのか?」
「ん?あぁ…そのヒヒイロノカネで作った剣は使用者が名付けるんだ。」
「ほぉ、そんなもんか…はて、何か良い名前はあるかのぉ…」
あ、おじぃちゃんが悩み出した…
「…紅い刀身…血の色か…イヤイヤそっちで考えたら流石に妖刀っぽいの…イヤ…コレを国宝として扱うのも一つの考え方ぢゃからの…紅葉…紅葉でどぉぢゃ!!」
おじぃちゃんがそぉ言った瞬間、刀身が紅く輝く。
ワタシは何回か見てるから慣れたんだけど、
「どわぁ〜!?なんぢゃ!?」
「あははは!!おじぃちゃん油断しまくりぃ〜!!」
滅多に見られないおじぃちゃんの慌てた態度に大笑いしちゃったよ。
そして光が収まったら綺麗に紅葉した紅葉色をした刀が現れた。
「わぁ…きれぇ…」
ワタシの茜ちゃんに匹敵する美しい刀身で、茜ちゃんより長い刀身で、正に鬼に金棒だよね!!コレで勝つる!!
「ほぉ…コレはなかなか…」
おじぃちゃんは刀を精査しだした。その目はどぉ見てもプロの目だ!!おじぃちゃんは刀剣商か!?
「うん!!二千万円以上の価値が有るぞ!!」
って…ホント刀剣商か!!
「おぢさん、幾ら払おっか?」
「ん?あぁ…銀貨で…」
「そんなの持ち合わせて無いわよ!!」
ワタシは金貨をひと摑み出してテーブルに置いた。
「コレで良い?良いわよね!?」
「んなぁ!?なんでこんな額になるんだよ!?」
「ワタシとアイリスちゃんとバルコーさんとギィシャさんの分も含んでます!!」
「いやいや…その分はしっかり貰い過ぎなくらい貰ってるし、いつもながら貰い過ぎだ!!店毎買い取る気か!?」
くそっ!!少しくらい財布を軽くさせろ!!いや…待てよ…
「ねぇ、おじぃちゃん、弾正の鍛冶師ってどのくらいの腕なの?」
「ん?あぁ…鍛冶師とは云えない感じだが…」
「だったらこの人に弟子入りさせよぉよ!!そぉすれば一気に上手くなるハズだよ!!」
我ながら最高の提案だよね!!
「…ソレは願っても無いんだが…」
おじぃちゃんは紅葉ちゃんを鞘に戻しながらそぉ言った。
「だったら、今渡したお金で弟子を育てて!!足りなかったら教えて、いくらでも払うから!!良いわよね?」
ワタシがずずいと詰め寄るとおぢさんもミリーさんも首をカクカクと動かして頷いた。銀貨の持ち合わせが無いワケぢゃ無かったけど、おじぃちゃんが満足する刀を貰ったんだからやっぱりあのくらいは払いたいよね。更に弾正の鍛冶師の向上も見込めるし、一石何鳥だ!?
「ぢゃぁまたねぇ!!」
「世話になったな。この刀は弾正の国宝として大事に使わせて貰うぞ。」
と、二人でお城に帰る事にした。
「なんか彩奈は人が変わった感じだな…」
帰りのファンタジードローンの中でおじぃちゃんにそぉ言われた…何でだろ?
「そぉかなぁ?」
「うむ、昔はもっと倹約家だったと思うのだが…」
「あぁ…金銭感覚は麻痺したかも…一生を何回も遊んで暮らせるだけは稼いだから…」
「何ぢゃと!?」
「ワタシのお財布の中にはまだ日本円で二十億円分くらい入ってるし…」
「んなぁ!?」
「お小遣いとかは貰ってないけど、ハンターとして稼いだ分がね…」
「かなり荒稼ぎしたんぢゃな…」
「そぉだね…成り行きで、ソレが手元に転がり込んで来たって感じかな?」
「ほぉ…まぁ、それでも今後は節制に気を遣って良いと思うぞ?」
「そぉだね…うん、そぉするよ。でも出す時はちゃんと出すからね?」
「うむ、メリハリが大事ぢゃぞ。」
「あ、話は変わるけど、ぱぱは一人で日本に居るけど、大丈夫かなぁ?」
「ん?紋次郎か?多分大丈夫ぢゃろ?アヤツはアレでいてかなりモテるからのぉ…彩愛ちゃんが居なくなってからしばらくは落ち込んでおったが、五年程して元通りになったし、色んな女と遊び呆けても居たのぉ…ま、彩愛ちゃんが居なくなって出来た心の隙間を埋める相手って感覚ぢゃったのやも知れぬがな…」
「そっか…意外とプレイボーイだったんだ…」
「おぉ、そぉぢゃよ?そのせいで何人ストーカーが出来た事やら…」
「うわっ!?知りたく無い事実だったよ…」
「そぉぢゃな、彩奈には甘々な父親にしか見えてなかったぢゃろぉからの…」
と、知りたく無い父親の素行の悪さを垣間見た感じがした…
その日の午後からはおじぃちゃんも稽古に参加して、軍の人達は更なる悲鳴を上げていた。
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お時間がありましたらもう一つの作品「(仮)日本古武術の可能性」も合わせてお読みください。




