可愛い!?
彩奈ちゃんはエロリータなのか!?
「……ナ!!ア……!!…ヤ…!!アヤナ起きろ!!」
はれ?おぢさまの声が…何だ?朝か?イヤ…おじぃちゃんのトコから戻って…ままに怒られて…おぢさまのトコに来て…あっ…そっかまたワタシ…
「アヤナ?大事無いか?」
「あははは…寝ちゃってた?」
「あぁ…盛大にな…」
床には水が撒かれた跡が…お漏らししたのは誰だ!!…ごめんなさい…何でか知らないけどそぉ云う体質みたい…毎回こぉなんだよなぁ…嫌われなきゃ良いけど…
「お掃除は…」
「あぁ、そぉだな…」
と、二人で吹き上げたモノを拭き上げる。もぉ…おぢさまに拭かれるのは恥ずかしいな…吹かされるのは好きだけど…って何を言わす!!
綺麗に拭き上げて、
「昼だぞ。昼食ち食べに行こぉ。」
「もぉそんな時間!?」
「あぁ…よく寝ていたぞ?」
「もぉ…いぢわる…」
失神したのをずっと見てたのかよ!?恥ずかしいなぁ…もぉ…
そのまま騎士さん達とお昼ご飯なんだけど…
「あ〜!!アヤナちゃんだぁ!!帰って来たの!?」
ってワタシを見付けて近寄って来たのはユマさんだった。
「ユマさん!!ただいまぁ!!朝戻って来たんだぁ。」
「そっかぁ…これでジウリア卿のシゴキが少しは楽になるかな?」
「お、おい!?」
おぢさまが少し慌てる。
「そりゃぁもぉ…」
って話し出したら、
「こ…この匂いは…やっぱり姫しゃまですにゃぁ〜!!」
ってミィちゃんが近くに来て座る。
「ミィちゃん元気してた?」
「もちろんにゃ!!ただ…参謀の訓練が…うにゃ!?参謀!?」
参謀ってのはおぢさまの事、シュウキュウ王国軍参謀総長が正式名称らしいけど、まだ出来たばっかの軍だからおぢさまだけなんだけどね。
そして二人の話では、おぢさまの課す訓練がかなりのモノみたいだ。
「…で…おぢ…参謀の課す訓練って?」
ワタシの問いにユマさんとミィちゃんは顔を見合わせて、おぢさまを見てワタシの耳元で囁いた。
「はえっ!?何でまたそんな旧時代的な…」
昭和のスポ根ドラマでも見てたの!?
重りを付けたまま走ってからの武器術とか…少々なら良いけど…三十キロくらいの重装備は身体を壊すよ!?斯く云うワタシは全身で五キロくらいだったよ!?それ以上は負担が大き過ぎて逆効果なんだもん…
「ねぇ、参謀殿、コレまでの訓練内容を少々見直しませんか?」
「ん!?あ…あぁ…」
ワタシの睨みながらの言葉には逆らえず、おぢさまは首を縦に振った。
「あ…あの…アヤナちゃん?それよりそのお召し物は…」
ワタシとおぢさまの険悪さに溜まりかねてユマさんが口を開いた。ミィちゃんは素知らぬ表情をしていたけど、ユマさんの声に反応する。
「ん?コレですか?」
「そぉそれ!!」
「姫しゃま可愛いにやぁ〜!!」
二人はワタシの浴衣が珍しいらしく目を輝かせていた。そりゃね、コッチには無いモノだからね。
「コレはおじぃちゃんに貰ったの。多分考えたのもおじぃちゃんで…」
「アヤナちゃんのお祖父様!?」
「姫しゃまのおじぃたん?大公夫しゃま?」
「あぁ…そっちのおぢぃちゃんぢゃ無く…東大陸の人間の国の王様の方…」
「えぇ〜!?その方ってどんな方!?」
「知りたいですにゃ〜!!」
「えっ!?おじぃちゃんならこの前の悪魔との戦いの時に居たぢゃん?」
「えっ!?あのめっちゃ強い人!?」
「うん…」
「あ〜!!憶えてるにゃ!!あの人、王しゃまだったにゃ!?わたち失礼にゃ事してにゃかったかにゃぁ…?」
「おじぃちゃんはどぉでも良いけど…現在進行形でジウリア卿には失礼三昧かも…一緒に居て無視してワタシ達だけでおしゃべりしてるんだもん…」
チラっとおぢさまを見ると、顔を赤らめてそっぽを向く。可愛いのぉ…
「ワシは少々書類せいりをしてから練兵場に行くからみんなは先に行ってなさい。アヤナはちゃんと着替えるんだぞ?」
「「「はぁい。」」」
おぢさまはそぉ言って、食べ終わった食器を片付ける。ココでは誰でもそぉするんだよね。三人で返事をしておぢさまを見送る。
「ジウリア卿…照れてた?」
「照れてたにゃ…」
「うん、照れてたねぇ…可愛いなぁ…」
「「えっ!?」」
「えっ?」
なに!?どぉしたの?
「あのジウリア卿が可愛い?」
「参謀はコワいだけにゃ…」
「えぇ〜?ワタシには優しい、良い旦那さんなんだけどなぁ…」
「そりゃぁねぇ、こんな可愛らしい女の子を奥さんにしたらそぉなるのは当たり前よ。」
「当たり前にゃ。」
「可愛いって…もぉ…正直なんだからぁ…」
「アヤナちゃんは自分の事ちゃんと解ってるからからかい甲斐が無いなぁ…」
「同感にゃ。」
なんですと!?からかってたのか!?
「二人共…ワタシに負けないくらい可愛いでしょぉに…」
「あら?煽てても何も出ないわよ?」
「わたちも、可愛いですにゃ?」
すまし顔のユマさんと少し照れて小首を傾げるミィちゃん。
うん、ミィちゃんはホント可愛いなぁ…
クソっ!!ワタシが男だったら放っとかないんだけどなぁ…
「さて、ワタシも着替えて練兵場に行こっかな。」
「そっか、もぉそんな時間かぁ…うぅ…気が重い…」
「わたちもぉ…」
「多分今日は大丈夫だよ。」
ワタシは二人に微笑みかけて食堂をあとにした。
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お時間がありましたらもう一つの作品「(仮)日本古武術の可能性」も合わせてお読みください。




