魔力発現!?
一通りの説明を聞いたけどほぼ解んないんだけど…ワタシがおバカなの!?
ワタシ達に魔法を教えてくれるのは、魔法の先生の資格を持っているメイドさんのリンカさんと云うらしい、綺麗な赤髪の美人さんだ
「アヤナ様は魔法の袋をお使いですから魔力は有りますね?」
「えっ!?有るの!?」
「魔法の袋も魔力が無いとただの小さな袋ですからね。」
魔法の袋は魔力で機能を発現するのか…
「でも、魔力って良く解らないんですけど…」
「魔素器官がまだ発達してないのでしょうか?」
「その魔素器官?ってのも余り解りませんが…」
「体験すれば解りますよ?」
「どぉ体験するんですか?」
リンカさんは、ワタシの両手を取り目を瞑る。
「アヤナ様も目を閉じて下さい。」
言われるままに目を閉じる。
「右手に集中してください。」
「はい。」
右手に意識を集中する…何だろ?何かあったかくなって来た…
「何かあったかいんですけど…」
「はい、それで良いですよ、その暖かさが右手から右胸、右脇腹、右足、左足、左脇腹、左胸、左手から私に流れる想像をして下さい、直ぐに出来なくても大丈夫です、コレが出来るまで十日前後が平均ですからね、出来るまで毎日一時間しますよ。」
「わ…わかりました。」
「コレが出来る様になれば初級の魔力発現が出来る様になります。」
「おぉ!!頑張ります!!」
「くれぐれも自主練習とかしないで下さいね?お屋敷が吹き飛びかねませんので.」
「そんな事が起きるんですか!?」
「たまに自主練習をして被害を出すお子様が。」
「お子様って…」
泣いて良い?良いですよね?
「お子様って言っても習うのがお子様と云うだけでアヤナ様をお子様扱いしているワケではないのでお気になさらずに。」
微妙なフォロー来たぁ!!でも…そぉか…初心者向けの事だからお子様がメインなんだなぁ…
それでも凹むよぉ…
良し!!集中集中!!
約四十分後…
んにゃ!?なんか身体中あったかくなって来た…
「ウソ?そんな…有り得ないわ!?」
うにゃ!?なんか驚かれてるけど?
「何なの貴女!?アヤナ様!?お手を離して下さい。」
「もぉ一時間!?集中してたら早ね!!」
「何か変化はありましたか!?」
なんだろ?リンカさんが少し焦ってる!?
「んと…何か身体があったかくなってぼやぁって…」
「お姉様!!それは本当ですか!?」
なんかアヤカが噛み付いて来た!?どったの!?
「ホントだけど…」
今度はリンカさんとアヤカが話し込んでる!?どったの?
ワタシがキョトンとしてると、
「アヤナ様、さっきした事をお一人でしてみて下さい、今度は胸の辺りから、頭も含めて、全身を廻る様に想像してみて下さい。」
「一人でやって良いの?」
「もしもの場合は私がお止め致します。」
「うん、やってみる…」
目を閉じる。
胸の辺り…多分あの魔法石ってモノが在るトコだよね?ソコから全身を巡る…頭も含めて…
ん〜?血液の循環みたいな?
うん!!それで考えてみよぉ!!
うにゅにゅにゅにゅ…
血が巡る…みたいにさっきのあったかいのが廻る…集中集中!!
約十分後…
あっ、少し身体があったかくなって来た!!
これってまさかだよね!?
目を開けてみる。表面上は何も変わっていないけど…何かが身体を巡っているのが解る…
「うそぉ!?嘘よ!!ウソうそ!!いきなりこんな安定するって!?」
あ…リンカさんが壊れた…
隣を見るとアヤカはポカンとしている。
「二人とも、どぉしたの?」
「お…お姉様…魔力が発現してますよ?」
「へ?それって十日くらいかかるんぢゃないの?」
「普通はそぉなんですが…お姉様は飲み込みが早いのか、集中力が凄いのか…」
「有り得ない、有り得ない、有り得ない、あり得ない、ありえない…」
あ…リンカさん壊れてる…
「アヤカも身体がポカポカしてる感じがしてるの?」
「慣れれば、意識しただけでそんな感じになりますよ。」
「どのくらいでそぉなったの?」
「私も早い方でしたが…それでも五日程でしょうか…」
「そしたらワタシは…」
「大人だからでは無いでしょうか!?」
「そぉか!!大体が子供の時にするから十日前後掛かるのか!!子供って集中力無いから…」
「多分そぉでは無いかと…」
「そぉですよ!!アヤカ姫の言う通りです!!そぉでなければ説明できません!!」
あ…リンカさん回復した…
「ワタシは集中力にはかなり自信があるからね!!」
小さな胸を張って威張ってみる。小さくて悪かったな!!何か一人で虚しい…
「リンカさん!!魔法ってどぉすれば使える様になるんですか?」
「えっ!?あ、はい、何でしょうか?」
「魔法の使い方なんですけど…」
「そうですね…はい…」
あ…まだ取り乱してたんだ…
「今の状態は身体があったかくなった感じがしているんですよね?」
「はい。」
「その状態が肉体強化です。但し五分程度が限度です。」
「五分!?それ過ぎると!?」
「一気に身体に負担が来て、一時間は動けません。」
「うわっ!?燃費わるっ!?って云うか…そろそろ五分は…」
あ…あれ!?なんかふわふわして…
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