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忍者が異世界転移したらこぉなった!?  作者: ちまき
第十五幕 魔神の真実!?
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いっぱいいるぢゃん!?

煙は何処から上がってたんでしょぉね?

詳しく調べるまでも無く、神殿っぽい建物の中央付近に焚き火の跡が…


「まだあったかいですね。」


調べてた人が教えてくれる。

って事は…近くに火を使ったヤツが居るって事だよね?


「姫しゃまぁ!!あっちに足跡があったにゃ!!」


ワタシに報告して来たのは今回の参加者の中で女の子としては唯一の獣人族、猫さんっぽい耳と尻尾を持ってるケイ・ミィちゃん。


「どこ!?」

「コッチにゃ!!」


ミィちゃんに連れられて行くと…うん、確かに薄っすらと…複数の足跡が…


「何人分だと思う?」

「十人は居るハズにゃ。」

「だよね…下手したら二十とか?」

「うん、可能性は有るにゃ!!」

「みんなも呼んで来て!!」

「了解にゃ!!」


ミィちゃんはバルコーさんを先頭に全員を引き連れて戻って来た。


「ここか!?」

「そぉだよ。ココから足跡を辿ってみると良いかも…」


バルコーさんの問いにワタシは応える。


「しかし…どこに足跡があるんだ?」


なぬ!?この足跡が見えないのか!?


「えっ!?ココに有るぢゃ無いですか?ほら!!これなんかおぢさまと同じくらいの大きさで体重は少し重めな…」


と、ワタシが指差す所には足跡が有るんだけど…


「全く解らん…」

「ほら!!コッチには犬かなんかの足跡が…」

「姫しゃま?ソレは流石に解り難いにゃ…」


と、ミィちゃんにダメ出しされた…獣人族の人は全部で三人、ほかの二人は狼さんとクマさんっぽい。


「まぁココまで足跡が有るんだから、匂いを辿ればすぐ見つかるハズですよ。」


とクマさんっぽい獣人のボソ・キムタカさんが自信を持って言う。

そっか!!クマさんってわんわんより鼻が利くんだっけ?

そんなキムタカさんを先頭に歩く事一時間程…あのイヤな気配がして来た。悪魔達が居るのか…気を引き締めて臨まなきゃね!!

先頭をキムタカさんと変わり、ゆっくりとイヤな気配の方に近付いて行くと、見えて来た…森の中の集落が…なるほど…開けた場所ぢゃ無いから気付かなかったのか…うっそうと茂る木々の奥に洞穴が有り、その中に生活臭が…森の中には何体もの子供が居て、数年間はココで過ごして居る感じがする。これ以上進むと流石に気付かれそぉだから止まる。

ココから見えるだけでも子供だけで十体以上は居る…最低でも大人が十五は居るって事。既に五体は倒してるからね。

問題はココの人員だけど…ワタシ達の事は気付いてるかな?

しかし、これだけ濃い気配が充満してたら近付かれても解んないよねぇ…どぉするかなぁ…


「一旦戻って作戦を練るか?」


バルコーさんが聞いて来る。

しかし、観察は必要なんだよね…全員で居る意味も無いけど…


「そぉですね。一旦拠点まで引きましょぉ…」


ワタシは従う事にした。ソレから約一時間半くらい山道を歩き、拠点まで戻る。


「子供が居たよな…バルコー殿はどぉするのが良いと思うかな?」


パパは対応について聞いているんだと思う。


「一刻も早く現状を女王陛下にお知らせしませんと…」

「なら、全隊撤退するか?」


バルコーさんの言葉におぢさまが反応した。


「ソレも難しいですね…あの連中に気付かれて無いとも言い切れないですし…ソレにヤツ等は飛べますから…」


飛べるから追い付かれたら溜まったもんぢゃ無いって事だよね。


「だったら、一組だけ国に戻しましょぉ!!それ以外の組は空を探索する振りをして、その間に地上から海に出て、そこから海の上を行くんです!!ソレなら目立ちませんからタハヤに着いたら空に浮かんで城に行き、ままに報告して戻って来てもらいましょぉ!!ついでにキキョーちゃんを連れて来て貰うと大助かりです!!」


と、ワタシは自論を話してみた。


「そぉかキキョー様か!!うん。それなら活路も見えるな!!」


バルコーさんの表情が明るくなった。


「ついでにアヤカかぱぱが居れば百人力ですよ。」

「国王かアヤカ姫か?」


今度はおぢさまが反応する。


「はい。あの二人は重さを操れるんですよ。アヤカが相手だとワタシは手も足も出せないくらいですよ。」


みんなワタシの強さを知っている。知っているからこそアヤカの有用性が解るハズだ。


「あまり彼女に頼り過ぎるのも…」


及び腰なのはバルコーさんだ。そりゃ大事な奥さんを危険には晒したく無いよね?としたら…


「だったらおじぃちゃん…そぉだよ!!こんな大事なんだからおじぃちゃん呼んでも良いぢゃん!!」

「おぉ!!その手があったか!!義父上なら…!!」


と、おぢさまも賛成してくれてる。

ワタシにしてもマトモに悪魔の相手が出来るのがこれだけぢゃ不安だもんね!!


「ついでに、ホフマンさんとギィシャさんも呼んぢゃう!?」

「ソレは良いな!!アヤナの危機だと云えば、女王陛下も否とは言うまい!!」


善は急げとばかりにバルコーさんは書状をしたため出した。

ワタシもおじぃちゃんに、日本語でお手紙を書く内容は…可愛い孫娘が大ピンチだよ!!助けてくんないおじぃちゃんなんか大嫌いになっちゃうんだから!!って、中身を誰に見られても内容は解んないよね!!

早速ワタシとバルコーさんの手紙を託し、道中の無事を祈り、前の襲撃の生き残りの三人に国との往復をして貰う。

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたらもう一つの作品「(仮)日本古武術の可能性」も合わせてお読みください。

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