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忍者が異世界転移したらこぉなった!?  作者: ちまき
第十四幕 結婚式!?
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披露宴前の一幕!?

まだ少し引っ張ります。

「旦那様!!何を考えておいでなのですか!!こんな大事な日なのに!!」

「…あ…イヤその…なんだ…ココまでとは思わなくてだなぁ…」

「お黙りなさい!!」

「…は…はい…」

「ほらアヤナ様も、そんなに動かないで下さいな…はい、出来ましたわよ。コレで夕方までは大丈夫ですからね。」

「はい、ありがとぉございます。」


朝になっても少し垂れていた破瓜の血は、回復魔法を使うと傷は塞がるけど、またあの痛みを味わうのだとか…仕方無くメイド長のメリダさんに処置をお願いしたんだけど…おぢさまってメリダさんには逆らえないんだね。初めて知ったよ。

その処置も終わったあと、うん、歩き難い…なんとか披露宴までには…まだおぢさまのおぢさまが中に居る様な感じが…


「まったく、アヤナ様もアヤナ様です。知らなかったとは云えこの様な時に…」


って呆れられちゃったよ…むぅ…

仕方ないぢゃん…昨日はワタシも最後まで頑張ったんだもん!!


「ごめんなさい…」


一応謝るくらいは出来るんだよ!!えっへん!!

って…あれ?雨だ…なんか久しぶりに雨を見たなぁ…ハルノちゃんの結婚式以来かぁ…


「はぁ…こんな時に雨ですか…運が良いのか悪いのか…」


メリダさんが呟く、そっか…


「延期…ですか?」

「そぉですね明日ですかね。」

「うむ!!ワシはコレを見越していたのだ!!」


おぢさまはうんうん頷きながら得意顔をする。


「黙らっしゃい!!」


ってメリダさんにぴしゃりと言われ、身体を縮こまらせる。

うん、力関係は解ったぞ!!このお屋敷の主はメリダさんで間違い無い!!


「延期かぁ…ホントちょぉど良いのか悪いのか…」

「アヤナ様、まだ猶予はあるよですか?」

「うん、貰った期間は十日間ですから。」

「そぉですか、でしたら大丈夫ですね。良いですか二人共、今夜はお預けですよ?」

「「はぃ。」」


うん、やっぱりこのお屋敷の一番はメリダさんで間違い無いね。

その日は一日中雨が降って披露宴は順延になったし、ワタシの出血も止まったし、明日なら大丈夫だよね?

ワタシはママやアイサさんに歩き方がおかしいとツッコまれ、それに加えて、アイラさん、ハルノちゃん、おねぇたん、エレーナさんにいぢられまくった…そりゃそぉか…披露宴前にあんな事して…そしてこっそりみんなにお祝いされちゃった。

誰だよ!?激しい運動する娘は膜が無い娘が多いって言ったのは!!ワタシにも膜があったぢゃん!!

めっちゃ痛かったんだぞぉ!!

今夜は女の子同士でベッドに入った。おぢさまと一緒に寝ると我慢出来なくなるからね。

アイリスちゃんとキキョーちゃんとハルノちゃんと仲良く眠る。平和なのは良い事だなぁ…

翌日は前日の雨が嘘の様に晴れ渡り、ワタシの歩き方も元通りになり、血も止まってるし、見せ物になる覚悟は…まぁ…出来てるかな?コレが最後だよね?男は愛嬌女は度胸だよね!!

朝食後、衣装合わせをしたけど…何これ?どこのお姫様だよ!?お化粧の仕方にも因るけどめっちゃ可愛いか、めっちゃ美人になるよ!?良いの!?あ…主役だから良いのか。

とか思ってる内にカノンさんに因るワタシのお化粧が始まっちゃった…コッチの世界にも化粧水や乳液とか有るんだね…って今更か…ソレにしてもワタシ…自分でお化粧出来る様になるのかなぁ?


「大丈夫ですよ。アヤナちゃんは一生私がお化粧してあげるから。」


って二人きりだからか彩奈ちゃんって呼ばれたのは良い、でも…考えてる事が何故解る!?


「簡単な事なら何となく解るよ。いつも一緒に居るし、いつも見てるからね。」


あ…これ本物だ!!何がって解ん無いけど、本物だね!!


「…よし!!終わったから目を開けて鏡見よっか。」

「うん!!」


うん、鏡に女優さんが居るね。どこのアカデミー賞女優さんだ!?


「どぉ?気に入らない?」

「ううん!!スッゴい違う人になったみたい!!スっごく気に入ったよ!!」


ワタシの喜び様に気を良くしたカノンさんは気を良くしたのか、取り敢えず女性陣を募って連れて来た。みんなドレスにお化粧をしている。みんなきれいだなぁ…ママとかアイサさんまでナンパされないか不安になる出来栄えだよ…美魔女ってヤツだね。


「彩奈ちゃん可愛い!!」


っておねぇたんの枕に顔が…お化粧おちないかなぁ?って.ギブギブ!!息が出来ないよ!!


「ぶはっ!!はぁはぁ…おねぇたん!!お化粧落ちちゃうよ!!」

「あははは…ごめんね?可愛過ぎてつい…」

「アイリー、ついぢゃ有りません。男爵夫人なんですからソレ相応に振る舞いなさい。」

「はぁい…」


と、おねぇたんも反省したところで、会場に向かう事になった。流石に歩いてってのはダメらしく、五台の馬車に分乗するんだけど、ワタシを見た男共の反応が、


「妻とは別れる結婚してくれ!!」


みたいになって叔父様とグローさんが脱落(陥落)してしまい、壮絶な夫婦喧嘩が…ホフマンさんはなんとか耐え、パパなんかは、


「彩奈ぁ!!結婚なんかしなくて良いんだぞぉ!!一生オレが育ててやるからぁ!!」


って泣き出すし、


「神よ!!コレまで不信心だったワシを許してくれ!!こんな素晴らしい妻をありがとぉ…」


って涙を流しながら空を仰いでいる。なんだこの混沌としたこの場所は!?

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたらもう一つの作品「(仮)日本古武術の可能性」も合わせてお読みください。

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