テンプレかよ!?
本当にサプライズなのか!?
帰りに屋台で兵糧を仕入れ、魔法の袋にどっさり…一人だったら二年分くらい?この中に入れてたら時間が止まるのが良いよね。どんだけ溜め込む気だよ!?冬眠前の熊さんか!?
ま、なんとか減らせるでしょ…減るかなぁ…また増えるかも…
三人で仲良くお手て繋いで帰り道もゆっくり歩く。何もしなくても三人でお手てを繋いで歩くだけでもホント楽しいなぁ…
あっ!!ココにもザキヤミ商会のお店あるぢゃん!!
「ねぇ!!寄ってかない!?」
「ん?あぁ!!良いねぇ!!アイリスちゃんも良い?」
「はい!!」
って事でザキヤミ商会のお店に寄って、色々物色してみる。
うん、みんなの服とかも見てたけど.じっみぃ〜だよね?うん、プリント…とかは出来ないだろぉけど…染め物はあるんだから…ソレで…
「すみませぇん!!ちょっと良いですかぁ?」
ワタシは店員さんを呼んで、思い付いた事を話す。
「…なるほど…確かに無地よりそぉ云った感じの方が良いかも知れませんね…上と掛け合ってみます。」
そぉ言って店員さんは一枚の紙を出して、
「こちらにお名前と住所と職業をお願いします。」
って…あぁ…前にも書いたね…前とおんなじで良いかな?
「はい書けましたよ。一応商会長さんと知り合いだから、商品化するなら直接お話したいんだけど…」
「はい、ではその様に伝えておきますね?」
「よろしくお願いします。」
と、話してお買い物に戻る。
アイリスちゃんに似合いそぉなのは…あ、ココにもミニスカート有るし、ワンピースも!!
「アイリスちゃん!!コレなんかどぉかな!?」
春っぽい感じのするワンピースをアイリスちゃんに当ててみる。
「わぁ…流石彩奈ちゃん!!スゴく似合うぢゃん!!」
「でしょでしょ!?」
「でも…そんなにヒラヒラしてるならおパンツも必要ね?」
「なら色も合わせて…コレかな?」
「良いわね!!」
「あ、履き物も合わせると良いかも!!」
と、おねぇたんと二人してアイリスちゃんを着せ替え人形にしていっぱい服を買う。
「あの…おねぇちゃん?そんなに買って貰っても着る機会少ないんだけど…」
あ…アイリスちゃんも普段はメイド服だし、昼からは騎士服だもんね…あ!!稽古の行き帰り!!その時に着させる!!
「おねぇたん、あのね…」
ワタシはおねぇたんに思い付いた事を耳打ちする。
「あ、それなら毎日違う服でも良いかも!!」
って事で、アイリスちゃんには諦めて貰って大人しくワタシ達の着せ替え人形になって貰う。
「…全部で金貨一枚と銀貨十二枚になりますが…」
「はぁい。」
ワタシは言われた枚数を全部出す。ま、パッと見、一般家庭の三姉妹って感じのワタシ達にそんなお金がある様には見えないもんね。
「ほら、全部アイリスちゃんのなんだから自分の異空間に仕舞いなさい。」
「はい…」
少し引き気味にアイリスちゃんは異空間に仕舞い込む。
「こんなに全部着る事無いと思うけどなぁ…」
アイリスちゃんの呟きにワタシが答えてあげる。
「ワタシも魔法の袋の中に入れてる服で着てないのいっぱい有るよ?気にしたらダメなんだよ。」
「そんなモノなの?勿体なく無いかなぁ?」
「うん、確かに少し勿体無いかもだけど、乙女にはそのくらいの用意は必要なんだよ!!」
と、無茶な屁理屈をコネて言い負かす。言い負かすってより押し切った感が強いけど…ま、いっか?
「そぉよ、女の子は常に可愛く居なきゃダメなのよ?」
って、おねぇたんも賛成してくれてるから良いよね?
そしてまた三人でおぢさまのお屋敷に向かって歩き出す。すると、前から見知らぬ筋肉が三人…まさかねぇ…そんなテンプレ展開…あるワケ…
「よぉ、お嬢ちゃん達!!ちょっと付き合わないか?」
有ったよテンプレ展開…要らないんだけどなぁ…
と、三人で無視して通り過ぎよぉとしたら、回り込まれちゃったよ…もぉ…メンドいなぁ…って思ってたら、
「おい!!何してるんだ!!」
って…誰だ!?
「なんだ!?誰だ!?」
ってチンピラ風筋肉に続いてヒーロー気取りな爽やか筋肉が…うん、筋肉には変わりないのか…
筋肉達は何やら言い争ってるけど、ワタシ達は気にせず帰り道を急ぐ。付き合ってたら日が暮れちゃうもんね。
「って…うおい!!何を何事も無かった様に通り過ぎてるんだよ!?」
って爽やか筋肉とチンピラ筋肉達がワタシ達の前に回り込む。
「あのねぇ…そんな三文芝居に付き合う義理はこっちには無いのよ。消えてくれないかなぁ?」
「なんだと!?可愛いからって調子に乗るなよ!?」
ってチンピラ筋肉にスゴまれ、
「悪漢からオレが美少女達を助けてアジトに連れ込みみんなで楽しく輪姦す計画をなんだと思ってやがる!!」
って、クソな計画を吐露しやがった!?
アホだろ?自分達がグルってバラしてさ…あれ?コレってめっちゃテンプレぢゃね!?
「アイリスちゃん!!死なない様に捕縛するわよ!!」
「はい!!おねぇちゃん!!」
ソコからはタダの蹂躙だったけど、
「きゃぁ〜!!」
見た目爽やか筋肉がおねぇたんを人質に取る。
「貴様等ぁ!!止めろぉ!!この女がどぉなっても…がふっ…」
「あのねぇ…ワタシの大事なおねぇたんに触ったら万死に値するんだかんね!!」
ワタシは抜き足で爽やかきんにくの懐に入って金的を蹴り抜き踏み付けながらそぉ宣言した。
丁度その頃、騒ぎを聞き付けたのか衛士さん?騎士さん?が駆け付けて来た。
「どけぇ!!何事だぁ!!」
と、三人が駆け寄って、ワタシ達と倒れている男達を見て、
「暴行の現行犯だ!!捕縛ぅ!!」
って、ワタシ達が逮捕された。ワタシはアイリスちゃんとおねぇたんに抵抗しない様に言う。
「貴様等!!ココをジウリア男爵の領地と知っての狼藉か!?」
「知ってるけど?」
「知っててのこの狼藉か!!暫く牢で反省しろ!!」
「いや…それよりあの四人は?」
「被害者達は事情聴取だけはするが?」
「どっちかって云うとワタシ達のが被害者なんなだけど…」
「申し開きは詰め所で聞く!!」
って、ワタシ達…逮捕されちゃったよ…なんでよ!?ぱぱぁ!!助けてよぉ〜!!
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お時間がありましたらもう一つの作品「(仮)日本古武術の可能性」も合わせてお読みください。




