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忍者が異世界転移したらこぉなった!?  作者: ちまき
第二幕 魔法使い!?
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領主からのお誘い!?

作者的にはもう一つの作品〔(仮)日本古武術の可能性〕より楽に書けてる気がします。

逃げるよぉに、鍛冶屋を後にし、組合に戻る。

美少女が可愛い格好で刀を抱えて走る…多分かなりシュールに見えてるんだろぉなぁ…

組合に戻ると、いつもと雰囲気が違う?どったの?まさか、鍛冶屋の一件が漏れた!?

ワタシを見付けたアイリーさんが叫ぶ!!


「彩奈ちゃん!!大変よ!!領主様から呼び出しがあったの!!」

「ん?ソレってワタシにカンケーあるんですか?」

「彩奈ちゃんが呼び出されたの!!」

「ワタシがおぢさまに!?なんで?」

「私が聞きたいくらいよ!!」

「ん〜でも、ワタシおぢさまのお屋敷の場所知らないんだけど…」

「なんで知らないのよ!?」

「だって…ココに来てから、限られたトコしか行って無いし…誰からも教わってないもん!!」

「…そぉだったわね…」


あ、なんかアイリーさん脱力した…


「仕方ない!!お父さん!!先に上がるから後お願い!!彩奈ちゃん、行くわよ!!」


アイリーさんに手を引かれ、一路領主邸へ向かう。

剣を持った美少女を美女が引っ張る…目立ってないかなぁ?


大通りを真っ直ぐ進んだ先に大きなお屋敷が…コレが領主邸かぁ…

ワタシが見上げているとアイリーさんが門番さんと何やら話している。

自分の事なのに他人任せって…良いのかなぁ?


「…はい解りました。ほら行くわよ!!」


アイリーさんに引かれて門の中に入る。

ゴンゴンゴン

ドアノッカーを打ち鳴らすアイリーさん、ワタシもしたくなるけどここは我慢する。

少し待つと、来ましたロマンスグレー!!

如何にも執事然としたナイスミドル!!

この村って…ナイスミドルの宝庫なの!?


「ソレではこちらへ。」

「はい。」


何やら話しは終わったみたい…またしてもアイリーさんに手を引かれ…入った部屋は豪華な応接室!?何これ!?ドラマとかでしか見た事無いんですけど!?

執事さんに促されるままに長椅子にアイリーさんと一緒に座ると何やらお茶が出される。

一口頂く。

あぁ〜

久々の緑茶が喉を喜ばせる。

ふぅ落ち着くなぁ…って?りょくちゃ!?この世界にあったんだ!?

すぐに無くなったのを見て執事さんがお代わりを注いでくれた。

結構な御点前で。

ってボケてる場合か!?


「あのぉ…」

「如何がされましたかな?」

「ワタシ、なんで呼ばれたんですか?」

「はて?私も旦那様にアヤナ様がおいでになられたら此方に通す様仰せ付かっただけですので、解り兼ねます。」


執事さんはにこやかに話してくれた。

この人はお孫さんも居そぉだなぁ…

そんな事を思っていたら、

こんこん

軽いノックの後…メイドさんだぁ!!うわっ!?アイリーさん張りの美人さんだ!!


「もう直ぐ旦那様がおいでになります。」


そぉ告げて入り口横で待機する綺麗な気を付けの姿勢だ、洗練された所作…見惚れるなぁ…


そしてドアが開きおぢさまとアヤカが入って来た。

アイリーさんが立ち上がり頭を下げる。

ワタシもその動作を真似する。礼儀は大事だよね。


二人が向かいの長椅子の前に来て、


「楽にしてくれ。」


おぢさまに促されアイリーさんも腰を下ろす、ソレに合わせてワタシも座る。


「こぉして二人に会うのは二回目だな、前はあのバカの所為で二人は牢のなかだったな、改めてあの時の謝罪をしよう。

本当に悪かった!!」


深々と頭を下げられた。


「もう済んだ事ですし、水に流しませんか?」


ワタシはおぢさまに提案したら、頭を上げてくれた。

アイリーさん?座ってから固まってますが何か?


「今回はお招き下さり恐悦至極に存じます。」


ワタシだってこの位の挨拶は出来るんだよ!?


「ふはははは!!まさかアヤナがそんな挨拶をしてくるとは予想して無かったぞ?」

「ソレちょっとヒドくないですか!?」

「そぉそぉ、その調子で居てくれるとワシも助かるゾ?」

「解りました。」


なんか釈然としない…


「ソレで今回来て貰ったのは、アヤカ姫についてなんだが…」

「へっ?姫について…ですか?」

「うむ、二ヶ月程此方に逗留して頂くのだが…その間一緒に過ごす歳の近い者が必要でな、姫はアヤナをと言うのだが、どぉだろぉか?」

「どぉだ?と言われても…ワタシも仕事が有りますし…」

「ソレについても給金も出そぉ!!ソレに…聞く所に因ると、アヤナは魔法が使えないらしいな?」

「そぉですけど…」

「姫も魔法がまだ上手に使えずに居るらしく、ウチの使用人に魔法に長けた者が居てな…」


そこまで聞いてワタシは前のめりになり、


「もしかして魔法を教えて貰えるとかですか!?」

「まぁそぉ云う事だ。」

「二ヶ月間ココに通い魔法を姫と一緒に学ばないか!?って事ですよね!?」

「念を押すな…」

「是非是非!!此方からもお願いします!!御給金なんか要りません!!寧ろ授業料を払います!!」


ふんすとヤル気を出すワタシに若干引き気味なおぢさま…だが今回は仕方ない!!

魔法だもん!!


「お姉様と一緒なら私もヤル気が出ますわ!!」


うんうんアヤカは可愛いなぁ!!


「ワタシもヤル気満々だよ!!」

「なら決まりだな。アヤナは泊まり込みしなくて平気か?」

「泊まり込みですか?」

「その方が効率が良いぞ?」


隣のアイリーさんを見遣る…あれ?固まってる?

つんつん

アイリーさんをつつくが反応しない…目の焦点も定かぢゃない…アレ?気絶してない?


「すみません、少し失礼します。」


一言断りアイリーさんの後ろに周り肩を持ち喝を入れ気付をする。


「かぁー!!」


突然の大声にも、執事さん、メイドさん両名は微動だにしない。凄いなぁ…

アイリーさんは目を瞬かせ気を取り戻す。


「あ…アレ?ココは?んな領主様ぁ!?」


見事に取り乱している。


「あのねアイリーさん!?」

「えっえっえっ?なぁに彩奈ちゃん?」

「おぢさまが、ワタシに、ココに泊まり込んで魔法を学ばないかってお誘い受けてるんだけど…どぉかなぁ?」

「え〜!?そんな話になってたの!?」

「なってたの。」

「今夜は家族会議だよ!!」


アイリーさんに言われ、


「…と云う事で、泊まり込みの件は早くても明日からとなりますが宜しいでしょうか?」

「ワシは構わんぞ。」

「私も大丈夫です。」

「ては、また明日お邪魔致します。」


言ってワタシは頭を下げた。

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