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忍者が異世界転移したらこぉなった!?  作者: ちまき
第十二幕 婚約しますか!?
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天才は困ったモノ!?

ままに言い付けなきゃ!!

「…そぉ…彩奈ちゃんもやっと解ってくれたみたいね。まま安心したわ。」


ままは目頭を抑えながら芝居がかった仕草で、よよよよよ…とかしている。たった数年でめっちゃ日本人ぽい仕草しやがって…


「いや…まぁ…流石にあの天才振りを見せ付けられたら…」

「そぉね…でも、他の人からしたら彩奈ちゃんも全く同じ様に見えてるのよ?」

「ウソっ!?」

「本当よ?だからジウリア卿との婚姻も余り反対が出なかったのよ?彼が歯止め役として適任だし、貴女の好意もあるしね。」

「うぐ…やり過ぎるとおぢさまに迷惑が…って事?」

「そぉよ?」

「ぢゃぁ…ハルノちゃんは?」

「そぉねぇ…誰か引き取り手が居るかしら?」

「ハルノちゃんに聞いてみるよ。」

「そぉしてちょぉだい…」


ままに報告書を出してハルノちゃんの所に来た。


「…好きなぁ〜人ぉ〜?ん〜〜〜あっ!!オタオイ公爵ぅ〜良いよねぇ〜!!」


まぢでか!?まぁ、職人さんとかだと歯止めが効かずにどんどん色々しそぉだからボツにしてたけど…あのオタオイ公爵かぁ…ままに相談だな!!

ワタシはハルノちゃんを引っ張ってままの執務室に来た。


「…えっ!?ハルノちゃん!?本気なの!?」

「ちょぉ〜ほんきぃ〜!!」


いつもの彼女らしからぬ覚悟を決めた女の目だ。


「そぉなのね…解ったわ!!オタオイにもそろそろ落ち着いて貰わないとって思ってたのよ…良いわ、何とかねじ込んでみる。」

「まま…ねじ込むって…」

「あの子の偏執さは知ってるでしょ?命令とかぢゃなきゃ意味無いのよ…」

「あぁ…なんか解るかも…」

「って事で彩奈ちゃん、ちょっとオタオイの所に行って来て。」

「うげっ!?ワタシ!?」

「アヤカちゃんとアイリスちゃんとキキョーちゃんも連れて行って良いわよ。」

「だったら…」


ワタシは渋々納得した…そして異世界版ドローン、空飛ぶ円盤で行く事にした。コレはその性質上搭乗員が、多い程魔法力の消費が抑えられるからね。


「えっ!?コレが空を飛ぶのですか!?」


アヤカが、不思議そぉに見詰める。


「こんなのが飛ぶとか…」


アイリスちゃんもビビってる…


「ユーフォー?」


流石日本出身の神使!!キキョーちゃんは飲み込みが早い…


「ここ、一ヶ月くらいで作った一番速い乗り物だよ。」

「どのくらい速いのですか?」

「ワタシの全力の数倍かなぁ?」

「速すぎます!!絶対どこかにぶつかります!!」

「大丈夫だよ。おねぇちゃんと天才を信じなさい!!」

「信じなさぁ〜い!!」


間伸びして言われてもねぇ…


「お姉様…何か怖いんですけど…」

「私もちょっと…ホントに大丈夫?」

「大丈夫だよ。」

「大丈ぉ〜夫ぅ〜!!」


一気に信憑性薄くなるぅ〜!!

おずおずと二人と一柱を乗せて…あれ?コレ、キキョーちゃんが乗ってたらほぼ無限に飛べないか!?ま、いっか…


「ぢゃぁ〜しゅっぱぁ〜つ!!」

「ほら、みんな椅子に座って、ちゃんと椅子に身体を固定して!!」

「はい…」

「うん…」

「ウチはどぉするぅ?」

「キキョーちゃんはアイリスちゃんに抱っこされてて!!」


ユーフォーはワタシ達の体重もゼロにして浮き上がる。


「きゃぁ!!何ですか!?なんですか!?おねぇちゃん!!助けてぇ!!」

「アヤカ!!落ち着いて、ワタシ達の重さを無くしただけだよ!!」

「おねぇちゃぁ〜ん!!怖いよぉ〜!!」


うわぁ…こんなアヤカはめっちゃ新鮮で可愛いなぁ!!

ワタシは椅子から離れてアヤカの所に行き、抱き締めた。


「ふぇっ!?」


少し涙を流すアヤカを見て落ち着かせる。


「ほら、大丈夫でしょ?ワタシが飛んでるのと同じ原理だから大丈夫なんだよ?ね?」

「うん…騒いでごめんなさい…」

「良いのよ。気にしないの。ね?」

「はい、お姉様…」

「えぇ〜?もぉおねぇちゃんって呼んでくれないのぉ?」

「あっ…!!」


アヤカは顔を真っ赤にさせて俯いてしまった…よっぽど恥ずかしいのかな?


「そ…そんな王家の淑女にあるまじき言葉遣いは…」

「構わないと思うわよ?聞いてるのはワタシ達だけなんだからさ。ね?」

「私は黙ってますから!!」

「ウチも!!」

「私もぉ〜!!」

「うん、おねぇちゃん…」


うっわぁ〜!!脳味噌蕩けそぉ!!コレ絶対誰にも渡したく無いぃ〜!!バルコーさん…斬るか!?

そんな事を考えてるウチに、


「アヤナちゃぁ〜ん、そろそろぉ〜着くよぉ〜」


って…あ、ホントだ…ホントあっと言う間にオタオイ公爵邸の真上…


「ハルノちゃん!!待って!!このまま降りちゃダメぇ〜!!」

「着陸するよぉ〜!!」


この天才はワタシの制止を無視してそのまま降下してオタオイ公爵邸の裏庭に着陸しやがった…


「何でココに直接!?」

「善はぁ〜急げぇ〜?」


暴走しちゃってたのか…と、重さが戻る。

それはまぁ許せる…許せるんだけど…ほら!!外!!外見て!!オタオイ公爵お抱えの騎士さん達が剣や槍を構えてるし!!魔法使って来よぉとしてるぢゃん!!


「大丈ぉ〜夫ぅ〜!!」


と、扉を開けて、


「こぉ〜しゃくぅ〜!!ただいまぁ〜!!」


って間伸びしまくった声でオタオイ公爵に飛び付いてるし…


「なんだ!?ハルノさんだったのか!?いきなりなんだコレは!?」

「じょぉ〜おぉ〜様からのぉ〜めぇ〜れぇ〜?」

「はぁ?命令!?何が!?」


混乱しまくる現場を見て少し考える。オタオイ公爵の態度、ハルノちゃんの行動…まさかねぇ…


「こほん。」


ワタシは咳払いを一つしてままから預かった書簡を前に出す。


「あ、アヤナ…殿下!?」

「オタオイ公爵!!勅命が下りました!!」


ワタシは持っていた書簡をオタオイ公爵に渡す。


「ははぁ!!」


公式のしかも勅命の書簡ともなればそんな膝を着いて受け取るよね…

受け取った書簡を見て、


「確認致します。」


と、中身を見る。なんて書いてるかはワタシも知らないんだけど…


「あの…アヤナ殿下?この内容ですが…」

「すみません、ワタクシはその内容を存じ上げておりません。何か不備がございましたらお伺いしますが?」

「はぁ…その…こちらに居るカタキサ・ハルノを妻にせよと有るのですが…彼女は爵位の無い一般人です。その…」


ワタシはオタオイ公爵から書簡を貰って内容を確認した。


『カタキサ・ハルノちゃんをお嫁さんにしなさい。』


非常に簡潔だ…

ん?オタオイ公爵の態度からして…


「では彼女が爵位の有る立場なら異存は無いと、そぉ仰られますか?」

「…御意。」

「では母上に直訴に参りましょぉ…オタオイ公爵もコレにお乗り下さい。」

「…はぁ…」


と、ワタシ達はお城に蜻蛉返りをした。オタオイ公爵を拉致って…

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

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