出港!?
伯父様とは!?
話を聞いてみたらぱぱの妹がハンターだった人と結婚して商売を始めたら大当たりそこそこ以上の商会になってるんだとか…誰も教えてくれなかった事実だよね?
「えっ!?そんな事あるの!?あの時の馬車の中身は空っぽでアヤナちゃんが乗ってたってコト!?」
「うん、そぉなるかな?って…ユマさんこそなんで黙ってたのよ!?」
「えっ!?だって…ウチは貴族でも無いし…悪いヤツ等にバレたら攫われるもん!!」
「あ…そっか…国王の姪とか格好のエサだもんね。」
「それよりアヤナちゃんだよ!!王女様だったの!?」
「知らなかったけど、そぉだったの…」
「知らなかったって…私たちと会った時には知ってたんでしょ!?」
「うん…あの時の少し前にままが女王だったって知ったんだよね…」
「ま、アヤナちゃんの場合はバレても血祭りなんて呼ばれてる娘を拐かすヤツは中々居ないか…」
「その呼ばれ方ヤダなぁ…」
「最近ぢゃただの噂って事になってるからね。」
「みたいだね。さっき自分で血祭りって言ったら笑われたもんね…」
「だろぉねぇ…最近うわさが出ないからねぇ…」
と、ユマさんと話してたら、
「血祭りかぁ…組合長から報告は有ったが、まさかアヤナだったとは…」
ヤバっ!?
「少々お転婆が過ぎるな…アヤメにちゃんと報告しなくてはな…」
「ちょっ!?ぱぱ!?そ…ソレはダメだよぉ〜!?また集中マナー講座とかやだよぉ〜!!」
「むっ…確かにあの話を聞いた時は…仕方無い、聞かなかった事にしておこぉ…但し、お転婆が過ぎたら…」
「…う…うん、気を付けるよ…」
「ならよろしい。」
って話してた時、あ、あれノナガさん?少し雰囲気違うけど…
「あ、ユマ!!先に帰るならそぉ言っといてくれよ…探しちまったぞ…って…アヤナちゃん!?」
「ノナガさんもお久しぶりです。」
「あぁ、久しぶり。って…もしかして何か大物でも居たのか!?」
「大物かぁ…この国で二番目のお馬のならそこに…」
ってぱぱを指差して応えた。
「ん?大物?…どっかで見た事…ま…まさか…いや…えぇ〜!?」
って、ノナガさんまで混乱してるなぁ…
「まぁいっか、混乱してる人は置いといて…ユマさん、今日は同じ部屋で寝ませんか?」
「そ…そぉね…良いわ、そぉしましょ。伯父様、良いですか?」
「あぁ、構わんぞ。我々もそろそろ休まないと明日からに響くからな。」
「何かお仕事ですか?」
「その事は部屋で話すわ。」
「…そぉね、その方が良いかもね。」
「ぢゃぁそぉ云う事で、ワタシ達はお部屋で話しますね。」
「あぁ、我々も寝るとしよぉ…アヤナ、ユマおやすみ。」
「うん、ぱぱ、おやすみなさぁい。」
とみんなと別れ、私とユマさんは私の部屋で…
「…で、ユマさんは結婚相手決まったんですか?」
「…なんでそんな話に!?」
「えぇ〜!?もぉアレから半年は過ぎてますよ!?そろそろ決まったかなぁって…」
「あ…いや…その…ね?」
「まさか…まだなんですか!?」
「うん…二人共牽制し合ってて…」
「そっかぁ…三人で…ってワケにもいきませんもんねぇ…」
「私はソレでも良いんだけどね…」
「良いのかよ!?」
「私にはどっちとか決めらんないし…」
「うわぁ…二人共さっさと動けば良いのに…」
「…そ、そぉ云うアヤナちゃんはどぉなのよ!?」
「ワタシ?ワタシはもぉ婚約までしてるわよ?」
「…えっ!?そぉなの?」
「うん、今やってる仕事が一段落したら正式な発表があると思うけど…ワタシは希望した人と…ね?」
「うわぁ…中々やるわね。私も早く決めなきゃなぁ…もぉすぐ二十歳だし…お母様からも早く孫の顔をって言われてるし…」
と、二人で話してたらいつの間にか寝てたみたい…
そして翌朝、ワタシは騎士服に身を包んでいた。
「おぉ〜!!アヤナちゃん似合うね!!本物の騎士さんみたい!!ま、騎士にしては小さいけど…」
「小さいは余計です!!」
と、ワタシはおっぱいを抱き締める。
「いや…おっぱいぢゃ無くて身長なんだけど…」
「…あっ…」
思わぬ天然ぶりを発揮してしまった…
「お…おっぱいは身長や線の細さからしたら充分大きいと思うよ?うん、大丈夫!!」
そぉ云うユマさんは…うん、スレンダーさんだよね?良くも悪くも…しかし…なるほど…アヤカはユマさんみたくなるのかも…おっぱいは抜かれる心配が少し減ったかな?
「さて、そろそろ行かないとぱぱに叱られるかもだね。」
「伯父様とお出かけの仕事なの?」
「うん、ちょっと海を渡らなきゃならなくてね。」
「まさか他の大陸に!?」
「そぉだよ?魔人さん達とも交流を持つ事になったし、ワタシのおじぃちゃんも東大陸に居るしね。」
「そっか…大変だね。頑張って!!」
「うん!!」
と、二人で部屋を出て朝食をいただいた時、ぱぱ達も食堂に来た。
「おっ?アヤナもユマもちゃんと早起きしてたのか、エラいな。」
「うん、遅れない様にね。」
「伯父様、どんなお仕事か存じませんが、どぉかお気を付けて。」
「あぁ、ま、アヤナが居るから大丈夫だぞ。」
「ぱぱ…普通逆だからね?」
「ははは…そぉだな。」
と、ぱぱ達のご飯を待って外に出て、ワタシ達は船に乗り込む。
「ぢゃぁまたね!!」
ワタシはユマさん達と別れの挨拶をして、操縦席に座る。
「コレが最新式の船なのか?」
「船室や設備が充実してますね。」
「トイレやお風呂まで有りますよ?」
「しかし、帆や櫂か見当たりませんが…どの様に動かすのでしょぉ?」
と、ぱぱと来た騎士さん達が頭を捻っている。
「大丈夫です!!ワタシが動かし方を知ってますから!!」
と胸を張る。
「さ、出港しますからちゃんと席に着いて下さいね!!」
と、みんなが席に着いたのを見計らい、
「ソレではしゅっぱぁ〜つ!!」
と、ワタシは左に有るレバーを動かした。すると船はゆっくり前進を始め、岸から離れて真っ直ぐ東に向かった。
前の時の様な大冒険は無く、船は順調に進む最高速度まで上がっても安定したままだよ!!
「んな!?どぉなってるんだ!?風も無く、櫂で漕ぐでも無く真っ直ぐに進むなんて…」
と、ぱぱも驚きを隠さない。
「ワタシが考えて竜骨造船所とカタキサ・ハルノさんの協力で作った船にはそんなモノ不要なのです!!さぁ、海の魔獣に備えて下さい!!」
ま、備える必要も無いんだけどね。
操船方法は騎士さん達にも教えたし、一番楽しんでるのはぱぱって云うね…
夜も騎士さん達が代わり番こに動かしてくれる事になった。
東大陸に着いたのはソレから二日後だったよ…意外と速かったよ。
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