オタオイ公爵とのお話!?
新型動力!?
翌日、ワタシが目覚めた瞬間扉がこんこんこんと叩かれ、
「お客様、おはようございます。起こしてくれとの事でしたので来ましたよぉ。」
たぶん若い女性の声だ。
「はぁい!!今起きましたよぉ〜わざわざありがとうございます。」
と返事をする。
「朝食の準備出来てますからお早めに。」
「はぁい!!」
と、荷物…っても魔法の袋だけだから首に下げ、そのまま階下へ移動、おトイレを済ませ、口を濯ぎ歯磨きしてから食堂に行くと三〇三と書かれたプレートの所にご飯が用意されてる…お米だぁ!!お味噌汁だぁ!!お魚さんだぁ!!御漬物だぁ!!…流石に納豆と生卵は無いけど…良い朝ご飯だよぉ!!早速…ぱん!!と手を合わせて、
「いっただきまぁす!!」
とちょっと品が無いけどがっついて食べる!!うまぁ〜…黙々と食べ進めて、
「ご馳走様でした!!」
朝からこんなに堪能出来てしやわせぇ…
「あら?お嬢ちゃん綺麗に食べてくれたねぇ。」
昨日お話したおかみさんっぽい人に笑顔で言われた。
「うん!!すっごく満足な朝ご飯でしたよ!!」
「あらあら、嬉しい事言ってくれるねぇ。」
「うん!!ワタシもこんな美味しい朝ご飯は久々だよ!!」
「そりゃ良かったよ。お昼はどぉするんだい?」
「ちょっとお出かけするから夕飯だけお願いします。」
「はいよ。」
と、プレートの裏の紙に何かを書いている。
ワタシは腹ごなしに軽く動いてからオタオイ公爵邸を目指して歩き出した。お昼までには着くかな?途中通る村落では子供達が元気に走り回っている。みんな笑顔で仕事に精を出してるし…中々どぉしてちゃんと領主してるんだなぁ…
そんな感想を持ちながら歩く事数時間…オタオイ公爵の家が有る街に来た。王都とはまた違うけどかなり都会な雰囲気が有る。
あ、ザキヤミ商会もあるんだ…ってとぉぜんか…おパンツとブラとミニスカートでどっさり儲けてらっしゃるハズだからねぇ…
今度いくら振り込まれてるか聞いてみよ…なんかコワいけど…
そしてオタオイ公爵邸に着いて、門番さんに話しかける。
「こんにちは…って昨日の人と違いますよね?オタオイ公爵に用事があって来たんですけど…中に入れますか?」
「はい、こんにちは。今日は王都から第一王女殿下がみえられる事になっててね、安全の為、誰も入れられないんだよ。ごめんね。」
「それなら大丈夫ですよ。ワタシがそぉですから。」
「へっ?」
「ワタシが彩奈です。叔父様に取り次いでみて下さい。」
「ん〜…見たところハンターっぽいけど…王女殿下が一人で歩いて来るとかは聞いて無いぞ?あんまりそんな事言うと牢屋に入れないといけなくなるからさ…今のは聞かなかった事にするから…」
と、そこまで聞いて二階からこっちを見てるオタオイ公爵が見えたので手を振ってあげたらワタシに気付いて…あれ?窓から消えたよ?
「な?悪い事は言わないから、公爵に見つかったら何されるか…」
「オレに見つかったらなんだって?」
って門番さんの後ろからオタオイ公爵が声をかけて来た…額に青筋を浮かべながら…
「はっ!?はい!!本日は第一王女殿下がみえられるとの事でしたので、一般の方が無理に入ろぉとしたらどぉなるか解らないと説明していた所です!!」
って、門番さんは少し焦りながら答えていたけど…
「ま、そぉ云う事にしておいてやりたいが…アヤナ王女の顔も知らなかったのか?肖像画も有ると云うのに…」
「えっ!?」
門番さんはワタシをまじまじと見詰める。なんで頬を染める!?
「…で、ワタシは入って良いんですか?」
「当たり前だろ?自分の家と思って好きにしてくれて構わないよ?」
と、オタオイ公爵の許しも出たので入る事にする。
「ぢゃぁ…お言葉に甘えて…」
「大事な話が有るとの事だからまずは執務室で話そぉか?」
「うん!!」
と、応接室に案内された。
渋い紅茶を出されて、話が始まる。
「それで…姉上は元気ですか?」
「…最初がそれ!?何日か前まで顔を突き合わせてたのに!?」
「気になるモノは仕方無いだろ?」
「とんでもないシスコンなのね…えぇ、元気にしてるけど、問題が多くて頭を抱えてますよ。」
「問題?」
「その一つの事でワタシが来たんだけどね…」
「ほぉ.ソレは興味深い…是非聞かせて欲しいな…」
「ま、ワタシの用事もそこに有るから良いけど…まず、文献にしか登場しなかった悪魔ってのが現れました。ま、ワタシの旦那様になる人の活躍も有って今回は撃退出来て、今後、他にも現れかねないから、その情報を東大陸に伝えるお仕事の為ワタシとぱぱが行く事になって、その準備にワタシがこっちに来たの。」
「ほぉ…中々に興味深い…」
「ん?準備の事?」
「いや、アヤナ王女の旦那になるのが誰なのか…」
「そこかぁい!?まぁ、良いわ、ジウリア卿ですよ。」
「リキータ?つい最近結婚したばかりのハズだけど?」
「いや、そのリキータさんの父親だよ?」
「なにぃ!?五十を超えたおっさんだぞ!?」
「ソコが良いんぢゃない!!」
「えっ!?あれ?そぉなのか?」
「とぉぜんです!!」
とワタシは胸を張る。
「…って大事なのはソコぢゃ無くて、その…魔法の道具を作る技師さんの紹介の依頼なんだよね。なんかスゴい職人さんを知ってるってままに聞いたから…」
「なるほど、ソレが準備として必要なんだな?」
「うん!!」
「解った、手配しよぉ、ココに呼べば良いのかな?」
「いや…タンカンの太陽光って宿屋さんに寄越して貰えると嬉しいんだけど…」
「解った明日の昼には着く様に手配しよぉ。…で、姉上を悩ませてる他の事は?」
「ソレは騎士団も動いてるけど…そぉね、オタオイ公爵にも言っとくか…北犯党が奴隷印とかってのを魔獣に使って悪さをしてる事が解ってね…その事で今悩んでるの…」
「奴隷印を!?」
「うん…」
「ソレは本当かい?」
「ワタシが直接見て来たからね…」
「解った。ソコは私も調査してみよぉ。他には?」
「他は…ま、今のところはその二件かな?」
「そぉか…話は解ったよ。今日は泊まって行くかい?」
「ううん…ワタシも夕方にはまた打ち合わせが有るから…」
「そぉか…ソレなら仕方無いか…」
「ワタシの話は終わりましたが…お昼ご飯食べさせてくれると嬉しいな…」
と、お昼を頂いて、ワタシはオタオイ公爵邸をあとにして、船大工さんの所に向かった。
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