非戦闘員!?
タハヤでの決戦か!?
「ん…ん〜ん…」
艶めかしい声を出してるからって自分で慰めてるワケぢゃ無いよ?ただの寝起きだかんね?
むにゅ…むにゅむにゅ…
なんだこの懐かしい柔らかさと硬さが入り混じった…
「なんだおねぇたん枕か…はいぃ!?」
がばっと起きましたよ!!だってこんなトコにおねぇたんが居るワケ無いんだもん!!
「んぁ…」
って気持ち良さげな声の主を見てみると…ヨギリさんか…けしからんモンをお持ちで…もいどくか?
「もぎますか?」
「もごぉよ!!」
って後ろからアーデさんとナオミちゃんが可愛いモノを押し付けながら言う…
うん、二人は仲間だね。
むに…むにむに…
んなぁ!?
なんだこのワタシのおっぱいを揉む手は!?
「ちょ!?何してんですか!?」
ワタシは二人の手を払いながらおっぱいを守る。
「アヤナちゃん…その身長と身体の線の細さに似合わないモノをお持ちで…」
手をうにうにしながらアーデさんが言う…
「うん…ボクの方が大きいと思ってたら裏切り者だったとは…許せん…」
ナオミちゃんも手をうにうにさせながら詰め寄って来る。
「ちょっと?二人共?目が座ってるんだけど?」
「そぉでも無いよ?」
「うん、もがなきゃ悪い相手がもぉ一人居たってだけだよ?」
うん。理性を無くしてるっぽいよね?
「いや…ワタシよりヨギリさんでしょ!?」
「ヨギリちゃんは大きくて当たり前なタイプ。」
「アヤナちゃんは大きく無いと見せてその大きさ…どっちがけしからんか一目瞭然!!」
「因ってもぐのはアヤナちゃんだね。」
「もぐなぁ!!」
ワタシは叫んでヨギリバリアを張る!!
あ、二人共引っかかってモミモミしてる…
「んぁ…ん?…んぎゃぁ!!」
と、ヨギリさんの悲鳴が響いた。
その一分後…ヨギリさんの前に正座して説教されてる美少女が三人…わたきとアーデさんとナオミちゃんだ。
「ったく、今がどんな時か解ってる?」
「はい!!おださまに良いトコを見せて威張る時です!!」
「ちっがぁう!!今から命懸けの戦いに行くんだよ!!三人共気を引き締めて!!」
「「「はぁい…」」」
「ったく…ほら朝ご飯食べたら行くよ。周りも起き出したからさ。」
と慌ただしい朝は過ぎていく…
朝食後、あの潰れた村を行き過ぎ、更に歩くと…
「うわぁ…濃いなぁ…」
「あぁ…コレはなんとも…」
「自信の無い者は置いて行くのが良いだろぉな…足手纏いなら良いが邪魔にしかならんからな…」
とワタシの意見にバルコーさんが応え、おぢさまが無慈悲な宣告をした。
「ではその様に。」
「隠密もそぉします…あ、オレも…」
「ギィシャさんは行きましょぉね?」
「はい…」
ホフマンさんが応え、ギィシャさんはサボろぉとするけど、みんな苦笑いだ。性格を良く知ってらっしゃる。
最終的に行くメンバーは全部で二十人…
行くメンバーには裏技を教えとく。
「皆さん、武器に魔法力を流してみて下さい、接近戦ではそぉしないとヤツ等は多分傷付きません。ソレが出来るのが最低条件です。」
と云うとみんな試して…流石自信を持っている人達だ…みんな出来てるよ…
「よし、後は…生き残る覚悟のある者だけ行くぞ!!」
バルコーさんの檄にみんな奮い立ち、
「「「おぉ〜!!」」」
と閧の声を上げて進軍して行く。
自信は有るが敢えて残った人達も居た。他のみんなを守る為に…
さて、ここから先は死地か…ワタシの魔法力は…うん、七割くらいは戻ってるね。
暫く歩いていよいよかと感じたので、
「ちょっと上空から見てみます。」
と宣言し、ワタシは宙に舞い上がる。
うん、このイヤな気配の方向で間違い無い、しかし…子供っぽいヤツや女の人っぽいのも居るのか…でも関係無いよね?殲滅で良いハズだよ。
ワタシは地に降りて、
「間違い無くこの方向に五百バランほど…多分非戦闘員も居ます。女や子供ですね。」
「そぉか…普通なら非戦闘員は見逃すんだが…相手が相手だ…」
「殲滅だな。」
バルコーさんは言い淀むけど、おぢさまは何の感情も無く言った。ワタシも賛成なんだけど…おぢさま…容赦ねぇな…
「解りました。全員に通達します。」
と、ホフマンさんも覚悟を決めて全員に通達し出した。そして、
らあ
「…出来ないと思う者、躊躇しそぉな者は来ないで欲しい…」
とちゃっかり予防線を張る。流石にギィシャさんも残るとは言い出さなかったよ。
ソコからみんな注意して進み、誰もが目視で敵を確認出来る位置に来た時、バルコーさんのハンドサインで先制の水玉での溺死作戦が発動して、一気に五体を狩れた。
とんでも無いな…水玉…悲鳴も出ないし…もしかしたら最恐魔法かも…
少し進むと子供が五体、女が三体居る…あ、見えた瞬間頭が黒い球体に…コレはギィシャさんだな。
すかさず飛び出した隠密部隊の人達がその首を刎ね絶命させていく。なんて慈悲深い…痛みを感じさせないとか…非戦闘員とは云え生かしておけないもんね。
そのまま奥に進む途中、檻がチラっと見えて、ワタシはそっちに行った。見張りに二体…一人でヤれるかな?
考える前に身体が動いた。背後に回り込み口を塞ぎ、膝を折らせ喉を斬る。
そこまでしてやっともぉ一人がワタシに気付く。
しかしその時には茜ちゃんが心臓の有る位置を貫いていた。口から緑色の血を吐きながら絶命した。
檻の中は、全裸の女性が十人程…ヤツ等のオモチャか…
「騒がないで下さい。もぉ少しココで我慢して下さい。」
糞尿垂れ流しか…ヒドい扱いを受けてるんだね。後で綺麗にしてあげるからね。彼女達は何の反応も示さない…既に自我を壊されたか放棄したか…許せないな…
ワタシは他のみんなと合流した。
「どこに行ってたんだ?」
「あっちに檻があって、女性達が囚われてて…おぞましい光景でした。」
「そぉか…助けるのは後だぞ。」
「はい。」
バルコーさんの問いに答えて領主の館を目指す。そっちからヤケに濃いモノを感じるからね。
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