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忍者が異世界転移したらこぉなった!?  作者: ちまき
第十一幕 侵略ですか!?
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コイツは何!?

なんでこんな風な話になるかなぁ?風呂敷おかしいぞ?バグったか!?

アーデさんと手を繋いでなんとか洞窟まで来て一息吐いた。


「アレはなんだったのでしょぉ…」

「解んない…ホントにあんな気配は初めてで…」

「覗きのイヤらしい感じとも違いますもんね…」


ホント何だ?不快な感じで力強い…近付いて来る様な感じも無く、付かず離れず…今も見張られてる感じがする。


「一般人は気付くと思いますか?」

「ココまで不快だと流石に気付くと思うけど…何とも云えないわ…」

「不快感だけ感じて立ち去る…か…」

「だけど、見張られてるんだけど…」

「ん?近付いて来てない?」

「来てるよね?」

「隠れるか、寝たフリかな?」

「奥に隠れて様子見…が良いですね。」

「解りました。」


ワタシはアーデさんに従い一緒に物陰に隠れた。暫くすると不快な気配の主が…

ツノが生えてて…背中に羽根が生えてて…狡猾そぉな見た目…なんぢゃありゃ?

アーデさんと息を殺し、気配を殺してその動向を観察する。

ワタシ達を探してる感じがするんだけど…

どん!!

ソイツは壁を思い切り叩いた。


「クソっ!!見失ったか…かなりの上玉だったのだがな…楽しんだ後で売り捌いてもかなりの値が付いたハズなのに…」


おっ?ちゃんと言葉は通じるみたいだね。


「山に逃げたヤツが居ないか見に来たってぇのに…」


不快の主がこっちに歩き出した時、


「おい、どぉだった?」


もぉ一人?現れた…


「見失った…」

「逃げられたって事か?」

「多分奥の方に行ったか、ココに入ったと見せて外に居るか…」


すんすんすん…


「なるほど…一旦ココで休憩したのは間違い無さそぉだが…匂いが強過ぎて追えねぇなぁ…」

「しょぉがねぇ…山狩りは無意味だったって報告するか…」

「だな…」


と、立ち去ってくれた。無用な戦闘を回避出来たのは良かったけど…あんなのが攻めて来てたの?

しかも楽しんだ後で売り捌くって…まさかの性奴隷コース?流石にヤバくない?アレってかなり強いと思うんだけど…他の人達は大丈夫かなぁ?しかし…


「緊張したぁ〜!!」

「生きてる…まだ私生きてるぅ〜!!」


アーデさんと抱き合いお互いの無事を悦び合った。

流石にアレはワタシでも手に余るよ…せめてアヤカとバルコーさんが居てくれたら…

あの二人が組んだら、相手が生物なら万でも撃破出来るからなぁ…


「しかし…他の人達はどぉだろ?」

「流石にアレが相手になるなら逃げると思うんだけど…」

「だと良いけど…見た感じだと魔人より強いもん…」

「そ…そんなに!?」

「うん…流石に今回はキツいよ…」

「どぉするのが良いかなぁ!?」

「どぉしよぉ…」


ひゅ〜…

一陣の風が吹き、ワタシ達の頭を少し冷やしてくれた。


「取り敢えずみんなに警告だけはしとこぉか?」

「うんうん!!」


ぶんぶんと首が千切れるんぢゃ無いかってくらいの勢いで首肯するアーデさん…なんか小動物みたいで可愛いんだけど…

と云う事でワタシ達はこっそり出入り口まで来て、気配を探り、目視もする。

よし!!完全に見失ってくれたかな?


「アーデさん、落ち合う予定の場所まで先導よろしくお願いします。」

「はい!!」


と、ワタシ達は山道を麓に向かって走り出した。あのイヤな気配が出ない事を祈りつつ…

なんとかアレと会わずに麓の街道に出る事が出来た。


「何とかここまでは来れたけど…ココから街道を進むのは少し怪しいですよね?」

「うん、被害の大きいトコに向かうのは不自然…だから街道を少しだけ外れて向かうのが良いです。」

「解ったやよ、着いて来て。」


それから街道沿いを東に向けて走る。お馬さんで走るよりは遅いくらいの速さで道無き道をひた走る。

夕方近くになってやっと町が見えて来た…町だよね?

ヤーシとか言ってたと思うけど…コレは…もはや生き残りが期待出来ないかも…


「かなり予想より酷いですよ?」

「そぉなんですか?」

「こんな状況だと知ってればココで…って事は無かったですよ!!」

「そぉなんですか?」

「落ちたとしても領主邸の有るカワツマ当たりだと思ってました…」

「取り敢えず、連絡所に向かいましょう…」


ワタシの言葉にアーデさんも頷いて案内してくれた。


「ココ?」

「…なんだけど…」


ひゅ〜…


「何も無いね…」

「うん…見事に更地になってるよ…」

「理由は…」

「言わなくても解る内容だから言わないわ。」


と言ってアーデさんは付近を漁り出した…


「あった!!」


アーデさんが声を上げたそっちに行くと…


【暫く寝る事にする、みんなも早く寝なさい。隣の部屋は空いている。ナギ、カイ、】


「なにこれ?こんなトコで寝るの?」

「コレは符牒だよ。暗号文、寝るって事は目を瞑る…つまりはこれ以上先は危険って事で、早く寝なさいってのは引き返せって事。外縁部の三組はココまで来てないって思うの。ココに来るまでに一つ村が有るから多分そこが集合場所になるわ。隣の部屋、これが隣の村を表してるの。」

「へぇ…ナギとカイは?」

「二人の頭文字、ナオミとギィシャ、カーミラとイカロスって事かな?」

「だったらワタシ達もそれに倣う?」

「そぉよ。」


そしてアーデさんは【アア】と書いた。


「さて一気に行こ。みんな待ってるから!!」

「うん!!」


そぉして二人でまた走り出した。

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