偵察開始!?
いいねって…機能してますか?
翌朝、宿の一室…男達の部屋で戦略会議を開いた。行き当たりばったりでも良いんだけど、より効率的に情報を集めたいからね。
ソレとみんなの魔法を把握し合うのが目的なんだ。
「…って事で、基本的には二人一組で動くのが効率的だと思うし、回復魔法が使える人は何人居ますか?」
ワタシが手を挙げると…ワタシ以外には二人だけ手を挙げた。三組が奥地まで踏み入る感じかな?
「ギィシャさんは誰と組みますか?勿論ギィシャさんには最前線付近に行って貰いますし、今挙手された二人も奥地に行ってもらいます。ソレに各組みの戦力バランスも合わせて行きましょぉ、ソレでギィシャさんと組むのは今、挙手した方の中からですけど…」
「そぉだなぁ…そぉなると…戦闘向きでは無い…ナオミ、行くか?」
「そぉだねぇ…ボクに何かしたらミルキーちゃんに言い付けるからね?」
ナオミちゃんかぁ…ワタシより少し歳上かな?黒髪ではあるけど、日本人顔ぢゃ無いか…しかし…ボクっ娘かぁ…
「あぁ、ならオレは決まったが…アヤナひ…ちゃんは誰と組む?」
「そぉだね…回復魔法を使えない人の中で一番戦闘に不向きなのは?」
「私かなぁ?」
と、立候補したのは、金髪のボーイッシュな感じのショートヘアーの女性…ワタシとは姉妹で通りそぉに若い…
「よろしくお願いします。あの…お名前は…?」
「あれ?言ってなかったかなぁ?アーデだよ。」
「アーデさんか。暫くよろしくお願いしますね。」
「うん、こちらこそ。」
と、ワタシのペアも決まって、最後の奥地組も決まったみたいだけど…あの宿で鍵を受け取ったムサいおぢさんが回復魔法使えるとか…イメージ無いわぁ…あの見た目で光魔法の使い手で、魔法指導員の資格もあるんだとか…余計なギャップ要らねぇよ!!
その後直ぐに二人組が三組計六組が出来上がる。
「では、今の二人組で、回復魔法を使える組はなるべく奥地に、そぉで無い方はカタムネが難民受け入れをしてると噂を流して下さい。あとは噂の拾い上げと裏付けコレを主に行動して下さい。但し、敵本陣に関しては無理に裏付けは取らないで下さい。ワタシ達の存在を気取られたくはありませんので。それから…自身の安全第一でお願いします。何か質問は?」
「情報錯綜が一番懸念されるが?」
おぢさんが口を開いた。
「皆さんなら惑わされないでしょ?」
「信用してくれてるんだな?」
「それはそぉでしょ?信用出来ない人と命懸けの仕事はしたく無いですから。ほかには?」
うん、無いみたいだね。
「では毎日夜に一度集まって情報交換をしましょぉ。落ち合う場所は…」
ワタシはギィシャさんを見る。意図は通じた様で、
「ヤーシの連絡宿でいいと思うぞ。ココまで来てほぼ何もない感じだから様子を見ながら…だがな。」
ま、ソレで良いかな?
「ワタシはそこを知りませんが…アーデさんはご存知ですか?」
「はぁい!!解りますよぉ〜」
「なら問題無いですね。では出発しましゃぉ!!」
「おぉ〜!!」
と、みんなバラけて出発した。
「ぢゃぁ、アヤナちゃん、私達も行こっか?」
「はぁい!!」
「移動は?」
「走る!!」
「かなりの距離が有るけど?」
「大丈夫でしょ?アーデさんは苦手?」
「かなり速いよ?」
「なら大丈夫!!みんなはどぉしてると思う?」
「歩いてると思うよ。」
「そっか…山道を走って行きましょう!!」
「着いて来れなかったら置いてくかもよ?」
「どんと来いです!!」
と、アーデさんの先導で山道を走り出した。
へぇ…戦闘では役立たずとか言ってた割にはしっかり鍛えてるぢゃん?
マラソンより半分くらいの速さでもぉ三時間…一向にペースが落ちない…コレは思ったより早く行けるかな?
そろそろお昼か…街道を走る馬車より早く来てはいるハズだけど…
「そろそろお昼にしよっか?」
って少し速度を落としてアーデさんが言ってくる。
「そぉですね。そろそろお昼ですもんね。」
と、ちょうど良い開けた場所に出た。所でお昼にする。
「アーデさんは食料は持ち込んでますか?」
「勿論よ?アヤナちゃんは?」
「半年は行けるくらいには…」
「あははは!!それは流石に多過ぎるわよ。」
「ですよねぇ…ついつい買い過ぎちゃうんですよ…食べ切れないのに…」
「あ〜…なんかわかるぅ〜」
「でしょ!?」
「でも半年分って…」
「やり過ぎですよねぇ?」
「そぉだよぉ…さ、食べて休憩してからまた行きましょう。この速さなら夜までには少しは情報が集まるでしょ。」
ちゃんと仕事の事を考えてくれてるみたいで何よりだけど…
ハグハグと串焼きを食べる。お野菜たっぷりの美味しい串焼きだよ。
「わぁ、それ美味しそぉ!!どこで仕入れたの?」
「ん?コレはゴヒだったかな?他にもイタオオやツサマの物もありますよ。」
「なんと!?色んな所に行ってたんだね!!」
「うん…なんかハンターになってから濃い日々を過ごしてた感じだよ。」
「ハンターとかなんか楽しそぉだなぁ…」
「実際は…しっ!!ちょっと待って…」
「解ってる…なんか纏わりつく様な…」
何だこの感じ?強さは魔人並…いやそれ以上!?こっちを伺ってるけど…
「かなりヤバいヤツに目を付けられたかも…」
「ど…どぉする?戦いになったら私ホントに足手纏いだよ?」
うん、それは謙遜だよね。そこまで弱くは無いハズ…
「多分見付けてワタシ達を観察してるだけっぽいけど…」
「う〜ん…頭を使って来るヤツかなぁ?」
「だと思う…」
相手を確かめたいけど…それをすると…ワタシ達が何者かバレるよね。こぉなったら…
「姉妹のフリをしましょぉ、なんとか逃げて来たって感じを演出して洞窟が向こうにあったからそこまで行きましょう、今度はゆっくり…」
「う…うん…」
と、ご飯を食べてから移動を始める。おねぇちゃんに手を引かれる妹みたいな?
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