何を考えてるんですか!?
新たな評価とブックマークありがとうございます。
全く宣伝してないこの作品を、皆さんどこで嗅ぎ付けてるんでしょぉか?
翌日、いつも通り、午前中のスパルタ花嫁修行が敢行された…もぉホントノイローゼ気味だよぉ〜!!ぱぱぁ〜!!助けてよぉ〜!!
って弱音を吐きながらもなんとか喰らい付いておぢさまとの結婚に備える。
って云うか…ワタシと結婚したら隠居してワタシが公爵になるんぢゃ無いの?なんでこんな…
等と愚痴を脳内で再生させながら課題をちゃんとこなして行く。
「やっと最低限ですわ。」
「はひ…きょぉもあいあとぉごぢゃりました…」
「はい、明日も頑張りましょぉね。」
「はぁひ…」
うん、ワタシは半分放心状態だ。自分でも解る程に重症だね…
お昼ご飯を無意識の内に食べて…食べたら元気になって来た…我ながら単純だなぁ…
「彩奈ちゃん、花嫁修行はとんな感じ?」
「メイド長さんにはなんとか最低限って言われたよ。」
「そぉ…ならあと少しね。彩奈ちゃんと一緒に居られるのも…」
「そんな事無いよ?まだ三ヶ月も先でしょ?」
「そぉね…うん!!ソレまでの間は思いっ切り母娘をするわよ!!」
「ソレは良いけど…アヤカは?」
「アヤカは結婚してもココに居る事になるわよ。」
「なんで?」
「バルコー殿は軍の責任者になるもの。城に住んでも問題無いわ。」
「そぉなんだ…あれ?おぢさまは顧問とか言ってなかった?」
「正式な辞令が出るまではノコヤミに居るつもりらしいわ。御子息との引き継ぎもある事ですし、早くても半年後ね。」
「ぢゃぁ…少しの間だけは離れ離れになるんだ…」
「そぉね。その間の分だけ彩奈ちゃん成分をちゃんと補給しなきゃなのよ。」
「お風呂とベッドで大丈夫でしょ?ワタシもアヤカとアヤネ成分の補給しなきゃなんだもん!!」
と、ままと楽しく話してワタシの息抜きタイムだ!!
練兵場に行くと、なんだろ?騎士団とは違う人が…
「はぁい!!みなさぁん稽古を始めますよぉ!!」
って言うとみんなが振り向く。
ありゃ?アレって昨日の雑魚君達かな?身体中に包帯を巻いて…どぉしたんだろ?どっかで見たよぉな人に連れられてるけど…あ、ドアーホ子爵とネホノマウ子爵とムノー男爵とドーゲド男爵ぢゃん!!
ワタシがソコに歩いて行くと、
「キミが新しい指導官か?」
「そぉですけど?」
「昨日の稽古で息子達がこれ程に痛め付けられた様だが、どぉ責任を取るつもりだ?」
と、ネホノマウ子爵がワタシに詰め寄る。
なるほど…あの馬の骨達はパパを頼ったのか…ってなると一人足りないんだけど…ま、いっか。
「お言葉ですが、責任も何も騎士団に相応しく無い雑魚で無能なクズを権力で押し込んで来たそちらに非がおありでは有りませんか?」
しっかり目を見て諭す。
「小娘がぁ!!言わせておけばのうのうと!!貴様など、今すぐにでもクビに出来るのだぞ!!」
「そぉですか…ではご自由になさって下さい。話はそれだけですか?稽古の邪魔ですので頭の悪い方々は出て行って下さい。」
と、ワタシがいけしゃぁしゃぁと言い放つものだからおっさん達はヒートアップして、
「貴様!!今、自分が誰に何を言ったか解ってるのか!!この場で斬り捨てられても文句は言えんぞ!!」
と息巻くのはドアーホ子爵だ。
「解りましたから出て行けと言ってるのですよ?騎士さん達の稽古を邪魔するのは著しく国益に反します。ワタシの立場で言わせて貰うならば、国益を考えずに怒鳴る無能を斬り捨ててでも稽古をしたいのですが?」
と、ワタシもケンカ腰で睨み付けると、ドアーホ子爵は一歩後退る。
「さ、みなさぁん!!あんなクズは捨て置いて稽古ですよぉ!!」
と稽古を始めた。素振りや打ち込みと云ったきその反復練習ばかりだ。なんでって?まだ対人稽古するには未熟過ぎるんだもん。下手したらケガぢゃ済まないしね。
ソレに柔らかくも打ち込んでも怪我をし難い模擬武器を注文してるんだよねぇ…
シュロって木の皮を使って柔らかい武器になるんだってさ。
そんなこんなでみんなに汗を流して貰って二刻程、うん、少しずつ上達して来てるね。
「はぁい、それまでぇ!!」
ぱんぱん!!
と手を打ち鳴らし、みんなの動きを止めさせる。
「みなさんちゃんと自主練習もしてた様ですね。結構上達してますよ。でも、今のままだと魔獣一匹相手に小隊以上が必要な程度でしか有りません。アソコで見学してる雑魚よりかは万倍良いですが、まだまだです。休憩してからワタシを相手に五人ずつで斬りかかる稽古をしますよ。ワタシに一発でも当たったらご褒美が有りますので、殺すつもりでかかって来て下さいね!!」
「「「はい!!」」」
って気合いの入った返事が返って来る。
休憩時間の間にトイレに行く人や飲み物を飲む人様々だけど、ワタシはリキータさんを見付けてお話をする。
「どぉですか?一から鍛え直される気分は?」
「はい、己の未熟さが骨身に染みる気分ですよ。」
と、話して居たら隣に居たゴツい人が、
「教官殿、よろしいでしょぉか?」
って話に入って来た。
「どぉしましたか?」
「こちらの方はかのジウリア卿の跡取りですが存じておいででしょぉか?」
「もし、知らなかったら?」
「あまり無礼の無き様お願い致します。」
「アリスト、彼女はボクの結婚式にも来てくれたハンターなんだよ。ボクの奥さんの親友なんだ。」
「では…」
「はい、お父上からも鍛え直してやってくれと賜ってますわ。」
「失礼致しましたぁ!!」
と、彼、アリストさんは敬礼した。この人は、さっきまでの稽古でも一番気合が入ってたし…真面目なんだろぉね。
「で、教官殿、アレはどぉされるおつもりで?」
「アレかぁ…どぉしよ?」
「みんなの練習台になって頂くのは?」
「アリストさん、あんな雑魚や部外者ぢゃ話になりませんよ?」
「はっ、失礼しました!!」
「いちいち硬いなぁ…もぉちょっと肩の力を抜いて、そぉしないと上達し難いですよ?」
「はっ!!」
うん解って無いわね。
ソロソロトイレ組も帰って来たかな?
「はぁい!!みなさん!!五人組を作ってくださぁい!!」
ワタシの言葉にみんなは従い、五人組が二十組出来た。
「はぁい!!ではコレからワタシに対しての切り込みですよぉ〜!!はぁい、順番ですよぉ〜。転んだ人は脱落だかんねぇ!!」
と、五対一の追いかけっこが始まった。時間は数分ずつ…
早いチームで一分以内に脱落していく。ま、全員足をかけて転がすだけなんだよね。
半分終わって未だにワタシは木刀の一振りもしていない。
「ほらほら、そんなんぢゃワタシには届かないわよぉ〜?」
ソレから約三十分。
「もぉ最後の一組?ワタシの息が上がるくらい出来ないの?」
「でしたらその期待にお応え致しましょう!!」
って勇ましく出て来たのはリキータさんだ。
「期待外れだったら次からはもっと厳しく行きますよ?」
「はい!!」
って、今までちゃんと観てた節は見受けられるけど…振り方は大振りだし、連携もちゃんと出来てないし…個人技のみの重ね技かぁ…つまんないなぁ…って、アリストさんの影から斬りかかるの!?
なるほど、命の危険が無いから出来る戦法だね。でも…
どさどさっ!!二人纏めて寝てて下さいな!!そして…
「リキータさん、アリストさんの影から攻撃はよく考えました。」
ワタシの言葉に表情が明るくなるけど…
「ワタシに言わせれば愚策中の愚策です!!仲間を何だと思ってるのですか!!」
ワタシは怒りを込めて怒鳴り付ける。
すると身体を縮み上がらせワタシを見る。
「今回はワタシからの攻撃がほぼ無いとは云え、実戦だったら間違い無くアリストさんは死んでますよ!?そんな無駄死にを出す戦法ではすぐに隊は瓦解して全滅の憂き目に会いますよ!!他の皆さんもしっかり考えて下さい!!皆さんは隊の損耗を最小限にして最大限の成果を上げる事が使命です!!その為の方法を考えて行動して下さい!!」
ワタシの怒りを間近で感じたリキータさんをはじめ、みんな震え上がっていた。
そりゃね…息一つ乱さずに全員をこかした相手に憤るより己の不甲斐無さを恥じてるんだよね。
「「「「「はいっ!!」」」」」
と、大きな返事が返って来る。
「解れば良いのです。今日の稽古はここまで!!解散!!」
「「「「「ありがとうございました!!」」」」」
と解散した後ワタシに不意打ちを仕掛ける剣が…背後から振り下ろされるけど…うん、知ってたよ?
ワタシは左に回転しながら剣を躱し左手で相手の左手を取り右手を取った左腕の下から差し込み肘を折りながら裏背負いをし、相手を地面に叩き付けそのまま左肩を踏み抜く。本来なら首を踏み折るんだけどね。
「何ですか貴方は?少女を後ろから襲うとか恥知らずですか?」
って罵ったら、
「親父ぃ!!」
ってどっかのバカ息子が駆けて来てワタシを睨み付ける。
なんかイラっと来たから蹴ろぉとしたけど…他の人が蹴りを入れた。ありゃ?誰だろ?ってオタオイ公爵!?なんでココに!?
「貴様等?練兵場で真剣を抜くとかどぉ云う了見だ!?詳しく話を聞こうぢゃないか…」
なんだコレ!?すんごい威圧感なんだけど!?今の今までワタシに気取らせなかったとか…かなり強いぞ!?
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