ジウリア卿の運命!?
おじぃちゃんのおぢさまへの印象は!?
その日の日暮れ…ワタシ達はおぢさまのお屋敷に着いた。
「ほぉ…昨夜のデカい屋敷は悪趣味ぢゃったがコレは趣きが有って趣味の良さが解るのぉ…」
第一印象は良いかな?
「あら?もしかして気が合うかも知れないわね。」
と、話してると、門番さんが中に走り、少しして出て来た。
何やら御者さんと話して馬車は中に入る。おぢさまが既に門扉の前で待ち構えてる。
そして門扉の前にワタシ達の馬車が止まると、ホフマンさんとギィシャさんがワタシ達が降りるのをエスコートする。先ずはカノンさん、次いでおじぃちゃん、ワタシ、ままの順で降りる。
「女王陛下並びにアヤナ殿下にお客様、ようこそおいで下さいました。当家主、ジウリア・タキリーと申します。」
綺麗な礼をしながら迎えてくれた。
「おっ?コレはコレは御丁寧に。ワシは桐生文七と申す。ソコの彩奈の祖父ぢゃ。よろしくな。」
と、右手を差し出す。
「お祖父様、こちらに握手の習慣は無いですよ。」
「おっ?そぉかそぉか。こりゃすまん。」
と手を引っ込める。
「ん?アヤナ姫は天涯孤独だと最初に聞いていたのだが?」
「あ、それは話すと複雑なんですけど…ノコヤミの両親にもお話ししたいのですけど…」
「そぉか、使いを出して全員呼ぼう。」
と、早速指示をしている。仕事の出来る男だなぁ…
「両親?彩愛ちゃんぢゃイヤなのか?」
「そぉぢゃ無くて…ワタシがコッチに来た時にお世話してくれた家族なんだよ。」
「ほっ?彩奈に取っての恩人か…ソレは挨拶せねばならんな。」
と、おじぃちゃんも納得してくれた。
ソレからおじぃちゃんとおぢさまが雑談していると、執事さんが入って来て、それに続いてパパとママとおねぇたんが…
「彩奈ちゃん!!この前ぶりね!!」
「元気してたぁ!?」
って、ママとおねえたんに抱き付かれる。
「うん、ワタシは元気だよ。」
「そぉか、そぉか…で…何故ココに女王陛下まで?」
パパの視線の先にはままが…
「「えっ!?女王陛下!?」」
ってママとおねぇたんが驚きパパの視線を辿り、土下座してしまう。
「「ははぁ〜!!」」
って水戸黄門か!?
「頭を上げて下さい。ココには家族しか居りませんでしょ?」
ままは膝を折りママとおねぇたんの手を取り立ち上がらせる。
「か…家族ですか?」
「えぇ。」
「私達と女王陛下がですか!?」
「彩奈ちゃんと云う同じ娘を愛する母親同士ではありませんか。」
ってワタシ中心かい!?
「確かに彩奈ちゃんは我が家では次女として接してましたけど…」
「でしたら問題有りません。私達は家族です。」
ってままが断言してこの場では家族として接する事になったみたい。ま、おねぇたんが下手な事しなきゃ問題無いでしょ…って目敏くホフマンさん見付けて話してるし!!
パパもおぢさまとおじぃちゃんと話してるし!?何この混沌とした場は!?
「彩奈!!こっちに来なさい!!」
っておじぃちゃんに引き摺られる。
「ちょっ!?何!?なんなのよ?」
って引き摺られておぢさまの隣に立たされる。
「ふむ…ちと歳が離れ過ぎている以外は問題無いな…」
って…ワタシのお婿さんは早いとか言ってたのにこの変わり様はなんなの!?
「おじぃちゃん!!いきなりなんなのよ!?」
「ん?おぉ、この男なかなかに骨がある様ぢゃからな、お前の旦那になっても問題無いと感じたんぢゃ。しかし、いささか歳を取り過ぎとるからなぁ…早めに入籍をするんぢゃぞ?」
「ちょ!?いきなりなに言ってるのよ!?」
なんか話が飛んでて付いてけないよぉ〜!!
「まぁそぉ言うな。お前の目に狂いが無かったから良いのぢゃよ。」
ワケ解んないけどおじぃちゃんもおぢさまを気に入ってくれたみたいで良かったよ…
「さて、みんな揃った事ですし食事など如何ですかな?」
と、おぢさまの音頭で食堂に移動して夕食に有り付く。
夕食後はお風呂!!ままはカノンさんに、ワタシは久々にリンカさんに洗われ、ママとおねぇたんは洗いっこしてる。ワタシもあっちが良いなぁ…メリダさんはユーリちゃんの監視で二人はココには居ない。まぁ、女湯はこんな感じなんだけど…男湯でどんな話がなされてるか…結構気になるんだけど…
身体を洗われ、みんなで湯船に浸かる。
「ホントにウチの娘がお世話になって…皆様の事は彩奈ちゃんから聞き及んでいましたが、こぉして直接お礼が言えるなんて…」
って!?ままはなんで涙ぐんでるのよ!?」
「いえ、こちらこそ知らずとは云え王女殿下と過ごせた事、誇りに思っておりますので…」
って、ママも嬉しそぉだし…二人共手を握り合ってるし…
「ねぇ、おねぇたん…アレはアレで良いのかなぁ?」
「ん〜…女王陛下が良いって思ってくれてるなら良いんだけど…」
「案ずるより産むが易しですわ。お二人もまるで姉妹の様ではありませんか…」
ってリンカさんが優しい声で言ってくれる。
「そぉですか?」
「アレ程穏やかな表情をされる陛下は久しく見てませんでしたよ。」
ワタシの問いにカノンさんが答えてくれた。
「そっか…ままも、ママも良い感じなんだね。」
それからお風呂を上がり、おねぇたんとカノンさんに挟まれてベッドに入った。
変化は翌日にあった…ままがママをお姉様って呼んでたよ…あれってどぉなったんだろ?聞くのが怖い…
おぢさまはおぢさまで、おじぃちゃんを父とか言ってたし…何この状況!?ぱぱぁ〜!!教えてよぉ〜!!
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