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忍者が異世界転移したらこぉなった!?  作者: ちまき
第九幕 公式会談に向けて
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会談に向けて!?

さて、会談はどぉなる事やら…

朝、叔父様が、


「帰るのなら馬車を貸そぉ、今度来る時に乗って来てくれれば良いから。」


と、気前良く貸してくれた。ソレは良い、良いんだけど…叔父様を警戒し過ぎてちょっと寝不足かな?

ワタシは馬車に乗ってイタオオの街中を過ぎた辺りから寝入ってしまった。

気が付くと夜だった…かなり寝入ってたみたい。


「すみません、昨夜は寝れなくてつい…」

「仕方無かろぉ…あの御仁相手にはな…」

「油断ならない人ですからねぇ…姫様に取っては…ですけど。」

「ワタシに取っては?」

「はい、隙有らば愛でよぉとするでしょぉね。ま、貞操の危機は無いですが…」

「無いの?」

「無いですが、隅々まで愛でられるでしょぉね。」


ギィシャさんは調理しながら教えてくれた。なんだろ…背筋が寒くなるんだけど…


「所で…その格好で居るつもりか?」


ん?ワタシは自分の格好を見て納得する。未だに動き難いドレス姿だ。寝ちゃってたからなぁ…


「そだね。着替えて来る…覗かないでよ?」


ニッコリ微笑む二人に見送られ、ワタシは馬車に乗り、いそいそと着替えた。

おぱんつを穿かない生活にも完全に慣れたなぁ…今おぱんつを穿くと気持ち悪く感じるかも…なんて考えてる内に着替え終わった。けど…髪も伸びて来たなぁ…

あれ?ワタシ、お昼ご飯食べて無いや。ま、いっか。

外に出るとギィシャさんが料理が乗った皿をくれた。


「ほい、姫様も食べるだろ?」

「ありがとうございます。」


ワタシは匂いを嗅いでみた…ん〜ん、良い匂いだなぁ…


「ふわぁ…美味しそぉ!!」

「お口に合えば良いけど…」

「絶対にお口に合うわ!!」

「あぁ、昼も食べたがかなり美味いぞ。」

「そんな褒めないでくださいよ、ただの趣味なんだから…」

「うわっ!?めっちゃ意外ですよ!!」

「意外って…」

「それではいただきます。」


はぐっ…

なんぢゃぁこりゃぁ!?

はぐはぐはぐ…

んぐ…

はぐはぐはぐ…ごっこん…はっ!?気付いたら一皿食べちゃってる!?何これ!?


「ギィシャさん!!コレって!?」

「山菜や木の実や魔獣の肉を炒めただけですよ?」

「うそっ!?それだけでこんな深い味わいが!?」

「そこに塩を少し入れただけですよ。」

「それだけですか?何か秘密とか無いですか!?」

「はぁ…入れてる山菜と木の実の相性ですかね?」

「天然素材!!スゴい!!ワタシの知らない木の実や山菜とお塩でこんなになるとか…明日教えて下さい!!」

「そりゃ構わねぇけど…姫様って料理するのか?」

「そりゃぁ…普通に料理くらいしますよ!!実家に居た時は毎日してましたもん!!」

「へぇ…そいつぁ今度食べてみたいなぁ…」

「ちゃんとした調味料さえ有ればお二人に作りますよ。」

「解りました。明日の昼に町に寄りますから仕入れましょう。ソレと木の実と山菜の事もお教えします。」


と、約束を取り付けた。コレでまたレパートリー増えるぞ!!

ソレから五日、王都に帰って来たけど…なんか物々しく無い?

お城に着いたら騎士団さんが猛練習してるんだけど…あ、ホフマンさんだ。


「ホフマンさん、なんか雰囲気が物々しいんですけど、何かありましたか?」


ワタシが声をかけると、幽霊でも見る様な目でワタシを見て、


「アヤナ姫様!?ご無事でしたか!!」


って泣き出しそぉなんだけど…


「はぁ…めっちゃ元気ですよ?」

「でしたらお早く女王陛下の下へお急ぎ下さい!!」

「えっ!?ままの所!?ままに何かあったんですか!?」


ワタシは慌ててままの執務室目掛けて駆け出した!!

まま無事で居て!!


「な!?アヤナ姫様!?」


ままの執務室前の兵士さんが慌ててるけど知らない!!扉を乱暴に蹴り開けて中に飛び込む!!


「まま!!大丈夫!?」


って…あれ?鎧を着たままが羽交い締めになってて…あ、羽交い締めにしてるの治療班の隊長さん!?アヤカとアイリスちゃんがままを止めてる?なになに!?何がどぉなってるの!?


「あ、アヤナ姫様!?」

「えっ!?彩奈ちゃん!?」

「お姉様!?」

「おねぇちゃん!?」


えっ!?なにこの状況?


「えと…何がどぉなってるの?」


その後、全員で落ち着いて…


「いやぁ…彩奈ちゃんの帰りが遅くて魔人と揉めて怪我でもしてるんぢゃ無いかって思ったら、居ても立っても居られなくて…」

「何も無かったから。向こうは礼儀正しく船に居て、少し話して出直すって言ってたよ?」

「出直す?」

「陛下さん連れて来るって、十五日後って言ってたよ。あ、ここまでで六日経ってるからあと九日かな?」

「何ですって!?そんなに早く!?」

「出来るだけ早く条約を結びたいのかもね。」

「そぉ…解ったわ。二日以内に要求を纏めて会談に行きましょぉ!!ソレまでは一人にさせてね?」

「解ったよ。」

「解りましたわお母様。」

「はい!!」


って事で、ソレから二日…なんでなの?カノンさんに引き摺られてお勉強とか…二日間みっちり歴史のお勉強とか…

もっとこぉ、航空力学とかそんなのを勉強したいかな?この文化圏ぢゃ無理かな?

後は…強くなる方法かな?

そして、オタオイ公爵に会場設営や警護を頼んだって教えたら…


「彩奈ちゃん!!何もされなかった!?イヤな思いとかしなかった!?」


って、ままに心配された…


「うん、なんとか無事だったよ。」


ままは本気でほっとした表情をしている。

ま、あの人だからなぁ…

今回もアヤカはお留守番なんだよね。何かあった時の保険なんだって…王族って世知辛いなぁ…

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

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