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忍者が異世界転移したらこぉなった!?  作者: ちまき
第八幕 全面戦争!?
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お仕事完了!?

陛下さんのおかげで助かったよ…

預かったお手紙を懐にワタシは外に出て壁沿いに歩いて、空に浮かぶ。ふぅ…気合いを入れなきゃ落っこちそぉなんだけど…

ふよふよしながらあの洞窟を目指す。


「たらいまぁ…ばたん!!」


どさっ…

ワタシは自分で擬音を発しながら倒れ込んだ。


「おかえりなさい…っておねぇちゃんどぉしたの!?」


アイリスちゃんの声にみんなが心配そぉに見て来る。


「がなりづがれだぁ…おじぃちゃん連れてくべきだったよぉ〜!!」

「ほぉ?ワシが必要なくらい疲れたのか?」

「そぉだよ!!ヤバいかなぁって思った時身体がワタシの意志とは関係無しに動いたんだけど!?ぱぱもだけど、おじぃちゃんもワタシをどぉ育てたのよさ!!」

「なんぢゃ?しっかり兵器として育ったぢゃ無いか!!ワシの育て方は間違って無かったの!!」

「間違いだらけだよ!!こぉんな美少女があんな自然に最善手を選んで勝手に動いて血の海作るとか!!有り得ないんだからね!!」


ワタシは肩で息をしながらおじぃちゃんの胸倉を両手で掴みがっくんがっくん揺さ振る。


「これこれ、止めなさい。ちゃんと育ってておじぃちゃんは嬉しいんぢゃから。」

「何が嬉しいの!?」

「ここ一番でしっかり身体が動いてる証拠ぢゃて、自分の意志と違うと感じるのは、自分で身体を動かせない状況下でも生き延びる最善手を自ずと見つけ出せるって事ぢゃからな。ワシも現役時代にソレで生き残れたんぢゃぞ。」

「ぢゃぁ何!?アレは命の危険だったの!?」

「一概には言えんが…極度の緊張とか…そんなのもあるぞ?」

「…にしても暗歩を何分間もとか…後が無いぢゃん…」

「ふむ…しかし…大丈夫と無意識に判断しとった証拠ぢゃな。」

「そんなもんなの?」

「冷静に判断しとるんぢゃよ。」

「うにゅぅ…」

「はっはっは…本当はそんな状況は無いに越した事は無いけどの。」

「ホントソレだよぉ〜!!」

「で、仕事はどぉだったんぢゃ?」

「あっ…これ!!陛下さんからのお手紙。」


ってアヤカに預かってたお手紙を渡す。

アヤカはそのお手紙を読み出した。

どんな内容なんだろ?


「お姉様?」

「はい!!」

「何がどぉなったらこんな内容の返事が来るのですか!?」

「へっ?内容知らないし…どんな内容?」

「こっちの要望は丸呑み。その上でこの大陸の人間も保護区を作ってそこでの人間への攻撃は禁止、保護区での国設立に協力。西大陸への人間の移住も協力。これらは一年を目処にするって…ほぼ共生関係ね。それに死刑囚の引き渡し要求もあるわね。但し、ちゃんとした死刑要項を満たした者だけ。自我が芽生えて、言葉を話せる様になった人は保護区に引き渡す。死者も出来るだけ引き渡して欲しい…ま、これは食事ですわね。更に、今回の事件に関わった全ての魔人の処刑に海兵隊の解体、新たに貿易用の部署設立…」

「…なんか要求より多い気がするんだけど…」

「そこです!!なんでこんな内容になってるんですか!?」

「いや…ワタシに聞かれても…」


そぉ…聞かれても解ん無いよ…


「ま、まぁまぁ、良い方向に話が進んでるんだから良いのでは無いですか?」


と、ギィシャさんが慌て出した。


「ですな、当初の思惑とは違う方向ですが、良い報告が出来そぉで何よりですよ。」

「うむ、悪い方向に事が進まず、良い方向に進んだのだから文句は無いだろぉ。」


と、ホフマンさんとバルコーさんも賛同している。


「ねぇ、何か問題があったの?」

「ん〜…条件が良すぎた事が引っかかるのかなぁ?」

「それが問題なんですね?」

「みたいかな?政治は解らないから…」

「おねぇちゃん達はどぉなんだろ?」

「アヤカ姫様は大丈夫でしょぉけど…」

「ワタシにはさっぱりだよぉ〜?」


ワタシの突然の乱入にミルキーさんとアイリスちゃんは少しビックリしてるけど…


「ふむ…その辺は教えなんだなぁ…」


っておじぃちゃんが反省してるし…


「その辺は出来る人に丸投げで良いでしょ?」

「ソレもそぉぢゃな、松岡の家とは違うからの。アソコは古くは大名の血筋らしいからな。」

「ふぅ〜ん…ま、ワタシにはほぼカンケー無いかな?」

「そぉぢゃの。ぢゃが、業の継承はしとかにゃの。」

「ソレはおじぃちゃんに任せるよ。」

「んな!?なんでぢゃ?」

「子供出来たって言ってたぢゃん!?」

「確かに居るが…」

「ならその子に任せるよ!!」

「ダメぢゃ!!お前もしっかり教えるんぢゃ!!」

「えぇ〜…」


って、ワタシも子供が出来たらって事で強制的に決まった…くそっ!!


「お姉様!!コレを陛下に届けて下さいまし。コレで私達の仕事も終わりますから。」

「ん〜…解ん無いけど解った。」


って事で、またお城に向かって飛んで行った。

今回は静かな感じだ…陛下さんは…あ、居た!!

他に人は居ないかな?うん、居ないかな?よし!!


「はぁ〜い、さっきぶりね。」

「のわぁ〜!?」


耳元で囁くと嬉しいくらいのビックリ反応…ありがとぉ御座います!!


「あはははっ!!ビックリし過ぎだよ!!」


あまりの反応に笑い転げちゃったよ。


「今度はどぉしたのだ?」


少し顔を赤らめて訊ねて来た。

ワタシは懐からアヤカのお手紙を出して渡した。


「はい、コレが王女殿下からのお手紙ですよ。」

「ふむ…何か問題でもあったのか?」

「はて…?なんでこぉなった!?みたいには言ってたけど…」

「そぉかそぉか!!ならば重畳!!今回の話が上手く行けば、中央大陸や北大陸にも進出出来る可能性が出て来るんだぞ!!コレからの世は互いに憎しみ合うのでは無く共に手を取り合う必要があるんぢゃ!!」


とか力強く語り出した…

なるほど…魔人は新天地を求めてるんだね。


「それで…各大陸で争いを起こすつもりかしら?」

「そんなワケ無かろぉ?ソレ等についてもしっかり決めてからにするに決まっとろ?その為にもいずれは正式に会談の場を設けたい所だ。」

「あくまでも将来の事を考えてるのね?」

「勿論だよ。」


なら良いのかも…

って話してる間もアヤカのお手紙を読んで、返事を書き出した。


「ふむ、こんなもんかな…いずれはコチラから正式に使者を送るが…コレを王女殿下に渡してくれ。」

「解ったわ。何かこっちに不都合が有ったら…魔人は絶滅させるわよ。」

「脅しぢゃ無いのが怖いな…でも大丈夫だ、多分不都合は無いだろぉから。」


なんだろ?この自信は…ま、アヤカにお手紙を渡せば解るかな?

と、ワタシはまた目眩しをかけてから外に出る。


「まったく…神出鬼没…敵に回せば恐ろしいだけぢゃな…」


ってな独り言が聞こえて来た。そぉ思ってくれてるなら大丈夫かな?

ふよふよと飛んでまた洞穴に戻る。


「ふいぃ〜…今日はもぉげんかいだよぉ〜…」


ってお手紙をアヤカに渡して堪らずキキョーちゃんに寄り掛かる。

そしてそのまま眠ってしまった…やっぱりあの暗歩が悪かったね。

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

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