表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
忍者が異世界転移したらこぉなった!?  作者: ちまき
第八幕 全面戦争!?
158/729

予想外の展開!?

お話してみます。

さて、この陛下ってヤツが独り言の様な人物なら良いんだけど…帰ってアヤカに相談してみるか…

ワタシは宙に舞い上がり、アヤカ達を待たせている場所に戻った。


「…って事みたいで…」

「そぉなんですね…ソレで、聞き間違いは無いのですか?」

「ん?ドコの事?」

「人間百人のトコですわ。」

「あぁ…ソレはワタシも引っかかってたよ。書状も届いて無いし、二百を要求されてたし…」

「ソコなんですよね、先程の話に出ていた海兵隊の事も気になるし…」

「アヤカの名前で手紙書いてみる?ワタシがちゃんと届けるから。」

「そぉですわね…お姉様の聞いて来た情報との相違とか、色々書いてみます。ま、非公式の手紙になりますけど…」

「ソレで充分だよ。」


月明かりで明るいからか、アヤカは直ぐに書く気満々だけど…


「書く道具はお姉様はお持ちですか?」

「あ…ワタシ持ってない…」

「オレが持ってるが?」


って、後ろからバルコーさんが声を上げる。


「お貸し願えますか?」


バルコーさんはアヤカの声に魔法の袋から筆記用具を出して渡す。

アヤカはソレを受け取り、何やら書き始める。

で、ギィシャさん、ホフマンさん、ミルキーさんはまだここに着いて無いんだよね…

フルマラソンのペースで二日走り続けたんだから仕方無いよね…

話し合いとかになったら最悪は、三人は置いてけぼりでワタシ達だけで臨むしか無いかな?

なんて思ってたら、


「お姉様!!ぼぉっとしない!!」

「ん?あ、はい…」

「では、その陛下って人にこの手紙を届けてみて下さい。」

「ん、解った!!」


アヤカが書いた手紙を懐に入れて、また宙に舞い、さっきの場所に向かう。

屋根に降りると、また声が聞こえて来た。


「…と、乗り込んで来たのは一人、しかも人間では無いかとの事です。」

「人間一人に町が落とされたのか!?」

「はい…その様に報告が有りました。」

「そんなバカな…人間一人に…何故カオナガが狙われたのだ?」

「ソレも解りません…」

「どぉなっている?…知能が芽生えても人間の力では魔人には敵わんだろぉに…早急に調べてくれ!!出来るならカオナガを襲った理由を聞いてみてくれ。」

「畏まりました。」


一人が出て行く。


「一体何が起きている…」


と、陛下と呼ばれていた男が一人になったのを確認してワタシは室内に入る。


「ホント、何が起きてるんだろね?」


手近にあった椅子に座ってワタシは声音を変えて、声をかけた。陛下さんは驚いて振り返る。おっ?なかなかのナイスミドルぢゃん!!


「な?何者だ!?」

「さて…どぉ云えば良いのかなぁ?今は郵便配達人かな?」

「郵便配達人?」

「あら?騒がないのね。」

「騒いで事態が好転するならいくらでも騒ぐさ。」

「冷静なのは良い事よ?余計なお仕事が増えないからね。ワタシの今回の用事はコレよ。」


言ってワタシは懐から手紙を出して直接手渡しした。


「ふむ…差出人も無いが、内容を見れば解るのかな?」

「そぉね、差出人は西大陸、シュウキュウ王国の王女様よ。」

「なに!?」


陛下さんは慌てて中身を確認し出した。


「この内容は、本当なのか?」

「いや…聞かれても…ワタシは内容とか知らないし…」

「そ…そぉか…ならば聞こぉ、西大陸から送り出された人間が二百、要求も二百だったのは本当か?」

「えぇ、本当よ。」

「この東大陸にも少数だが知識の有る人間が居るのは?」

「事実よ?」

「ワシの命を取ろうと思えば取れると云うのは?」

「造作もない事ね。」

「この手紙を持って来た者が無事に帰らなかったら魔人は滅ぶ…とも書かれているが…」

「ワタシにどうこう出来るならやってみたら?死体の山を築きたいなら止めないわ。」


陛下さんは暫く考える。


「もし、話し合いに応じると伝えればどおなる?」

「どぉもならないわよ。いや…貴方に対する信頼が大きくなるわね。」

「そぉか…ワシは西大陸とは対等の付き合いを望む。そぉ王女に伝えてはくれまいか?」

「ならソレを手紙にしてもらえないかしら?言葉だけでは…ね?」

「解った。」


と、陛下さんは返事を書き出した。その時、

こんこんこん、

がちゃり


「失礼します!!陛下、湯浴みの準備が出来ました。」


と、一人の美女が入って来た。

ワタシは近付く気配を感じて部屋の外に出ているんだけど…陛下さんの慌て様に笑いそぉになる。


「う…うむ、仕事が終わったら行く、暫し外で待て。」

「畏まりました。」


と、美女は外に出た。


「ふふふ…何を慌てているのかな?」


真横でワタシが声をかけると更に慌てている。


「んな!?…ど…どぉやって消えていたのだ!?」


あ、ワタシが消えてたと思ってるんだ…手品の種明かしはしない方が良いよね?


「教えるワケ無いでしょ?状況次第ぢゃ暗殺もするんだから…」


陛下さんは冷や汗を流しながら、


「そ…そぉか…ワシが標的にならぬ事を祈るぞ?」

「ソレは貴方の出方次第ですわよ。」


陛下さんから返事の手紙を貰い、


「願わくば貴方が標的に成りません様に。あ、カオナガって云ったっけ?襲われた町はワタシ達とは関係無いから。何の情報も無いので悪しからず。」

「わ…解った。信じよぉ…」

「では…」


ワタシは手近に有った布を宙に舞わせ陛下さんの目を隠した瞬間、窓から外に出て宙に舞い上がる。

陛下さんは窓から顔を出しキョロキョロしていた。


「また消えたか…ワシを殺そぉと思ったら簡単にヤれるとの意思表示か?いや…わざわざそんな事をしなくても…警戒するだけ無駄だな…ふっ…少し間違うと国が滅ぶか…」


陛下さんはそのまま部屋を出て行った。

ちゃんと解って貰えたみたいだね。ワタシは返事の手紙を持ってアヤカ達の所に戻った。

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ