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忍者が異世界転移したらこぉなった!?  作者: ちまき
第八幕 全面戦争!?
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小舟の調達!?

正面衝突とか馬鹿げてるよね?

ワタシはココまでの話で一つの案を出した。


「ねぇまま、なんであんな事言ったの?」

「あんな事?」

「戦争も辞さないって…」

「二百人も差し出せってのを呑んだら、また来るわよ?」

「それは解ってるよ!!今回は死刑囚を差し出して、こっちから奇襲を仕掛けるってのが一番だと思ったんだけど…」

「んな!?彩奈ちゃん!!なんで先に言わないの!!」


ままは慌てて外に出て、さっきの騎士さんを呼び戻した。


「あの…如何されましたでしょうか?」

「さっきの話ですが、今回だけ死刑囚の放出で凌ぎましょう。」

「えっ!?はい、解りました。」


って、騎士さんが出て行こうとした時、ワタシは閃いた事を話す。


「ちょっと待って下さい。」

「彩奈ちゃん?どぉしたの?」

「バルコーさんとギィシャさんとワタシとアイリスちゃんが囚人さん達を引き連れて行くとか…囚人と偽って腕利きの問題の有るハンターを連れて行くとか…どぉかなってね?」

「彩奈ちゃん?なんでそんな事思い付くのよ!?…紋次郎さんの教育?文七さんの教育?」

「んとね…有利に事を運ぶ為の事はしっかり考えなさいって、ぱぱもおじぃちゃんも言ってたから。」

「にしても…普通は思い付かないわよ?」

「ままが優しい、良い女王様だからぢゃ無い?」

「そぉお?…そんな感じなの?」

「うん、周りの人達の態度でも解るよ。」

「そぉ…ありがと。でも時には厳しい判断も必要なのよ?」

「うん、解ってるよ。」


そぉ、優しい女王様ぢゃ奇策は思い付かないんだろぉね…ままは戦争とか経験して無いだろぉし、想定もし得ないんだね。さてと、話を進めるか…


「で、ままはどぉしたら良いと思う?」

「そぉね…死刑囚を送って半日後、少数精鋭を送り出す…ソレでどぉかな?」

「ままが良いなら良いけど…」


その後、クマさんの魔獣を一人で倒せる人だけの少数精鋭ってもワタシ、アイリスちゃん、キキョーちゃん、バルコーさん、ギィシャさん、なんでかアヤカも来るとか、ホントになんで?

更に騎士団から、ホフマンさんとあの水の回復魔法の使い手の…ミルキーさんって云うのか…が加わって、七人と一柱。

ハンターの中には一人でクマさんを倒せる人は居なかった…やっぱりクマさんは強敵なんだねぇ…

その日の内に二百人の死刑囚をイタオオの海岸から送り出す準備が始まり、凶悪犯、強姦魔達が二百人集められて、牢馬車で各方面から集められた二百人は檻付きの船に押し込められる。

海岸には三人の魔人が来ていた…情報に因るとだいたい二日で大陸を移動出来るとの事らしい…ワタシ達は半日後…つまりは夜になったら出発…か…

方向修正はホフマンさん、索敵と方向指示はキキョーちゃん。ご飯はワタシの魔法の袋に入っている。

って事で…二日間男三人と一緒なんだけど…


「アヤカ、ミルキーさん、アイリスちゃん、重大な相談があります!!」


そぉ、ホントに大事な要件だった…死活問題だ!!


「お姉様?何か問題が?」

「有りまくりなの!!ワタシ達が乗る予定の船なんだけど…」

「アヤナ姫?船がどぉかしましたか?」

「無かったのよ!!あれとアレが!!」

「おねぇちゃん?あれとアレって?」

「おトイレとお風呂よ!!」


向こうの大陸に着いたらトイレの仕様が違うかも…ってハンター御用達の柔らかい紙も大量に用意してるし、着替えも用意済み。ただ…船旅の中で、トイレとお風呂が無いのはかなり恐ろしい…

男三人に見られながらの排泄行為…おぢさまにその趣味が有るなら付き合うけど…それ以外で見られるのは…うん、死刑宣告だよね?


「「「んな!?」」」


三人とも美女、美少女、がしちゃダメな感じの表情かおで青褪めている…


「早急に小さくても、トイレだけでも付いてる船を調達しませんと!!」

「はい!!死活問題です!!」

「私も行き遅れてるのに更に…」

「人間て複雑なんだねぇ…」

「「「「狐は黙れ!!」」」」


見事にハモった…そしてキキョーちゃんは少し拗ねた。四人からのツッコミは流石に堪えたみたいだ…ごめんね。

ワタシ達は漁船を見て回ったけどトイレ付きの船は見当たらなかった…うみゅ…なんとかしなきゃ!!


「ごめんくださぁい!!」


ワタシ達は一軒の船大工さんを訪れた。


「あいよぉ、何の用だい?」

「おトイレ付きの小舟とか無いですか?」

「トイレ付きで小舟か?そんなん何処にも無いと思うぞ?」

「だったら作って!!今すぐに!!」

「いや…今すぐって…」

「死ぬか死ぬかの瀬戸際なんですよ!!」

「死ぬか死ぬかって…」

「簡易のトイレで構いません。無理を承知で頼みます。十人乗り程度の小舟に小屋を付けて、トイレ用の穴を開けて下さい。夜中までに!!コレは王家からの依頼です。」


ワタシの説明をアヤカが引き継ぎ、アヤカの王家の紋章を提示した。

その効果は絶大で、おぢさんはその場で平伏し、


「畏まりました!!今すぐに取り掛からせて頂きます!!」


って頭を地面に擦り付けていた。

コレで船でのおトイレ問題は解決したかな?

あとは、出来栄えだけか…あの三人なら覗きは…ギィシャさんなら有り得ない事も無さそぉな感じだよね?

気を付けなきゃ…

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罵詈雑言でも構いません。

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