闇と水の魔法の応用!?
今回は真面目に話を進めます。
「ギィシャさんの目隠し魔法って一人にだけなんですか?」
気になってた事を聞いてみた。
「ん〜…座標さえ把握出来て、魔法力さえ在れば幾つか可能ですね。」
「座標?」
「どの位置に発動させるか…コレを視認して確認すれば…ですね。ためしたら五つくらい作れましたよ。」
「動いても大丈夫なんですか?」
「相手の眉間を座標にしますからね。」
「おぉ…便利な…」
闇に関しては、目眩し以外に思い当たらなかったんだよね…物理的な攻撃力とか無いらしいから…
「ま、闇は目隠し魔法って云われてるくらいだから、応用もクソも無いんですよ。」
との事らしい…
「耳に魔法をかけたら音を遮断とか出来ないんでしょぉか?」
って…アイリスちゃんが聞いていた。
「どぉだろ?試した事無いけどしてみよぉか?」
って、アイリスちゃんの耳を闇が覆った…
「アイリスちゃん?聞こえますか?」
アヤカが呼びかけるも反応が無い。
「何か聞こえる?」
ワタシの呼びかけにも反応しない…
「わぁ〜!!」
ってバルコーさんが大声を出すが、これにも反応が無い。
ギィシャさんが魔法を解除する。
「何か聞こえてた?」
「私からは皆さんの口がパクパクしてただけでした。」
「と云う事は…音も遮断するって事か…」
「だったら、ワタシの身体を顔だけ残して闇に包んでみて下さい!!」
「ん?良いですけど…」
って、ワタシの身体が闇に包まれた瞬間、手足の感覚が無くなった。
動いても動いても…って云うか…動いてるつもりでも動かない…動けないのだ!!コレはスゴいぞ!!
「全く身体の感覚が無くなりましたよ!!動いてるつもりでも動けません!!」
「何ですって!?解除します!!」
って、ワタシの身体が現れた瞬間、感覚が戻った。
「コレは…最早恐怖しか無いですね…」
「なぁ、あの大きさの闇はいくつ出せる?」
「試してみないと…」
って、五個も出せている。
目隠しも五個って言ってたから、大きさに関係なく五個なのかも知れないし、鍛えたら増えるかも知れない…多分後者だね。
大きさもそんなにまでは大きくは出来ないと思われるけど…
「闇の魔法は恐怖の象徴ですか!?」
「そぉですね…私は耳でしたけど、完全に恐怖でしたよ。」
「まぁ、二人がそぉ感じたのならそぉなんだろぉな…」
「私のはこの位ですかね?」
って、ギィシャさんは言っているけど…何か思い付いたら話してみよ。
「水はどぉなんでしょう?」
ってアヤカが目を輝かせてる!?
ま、恋に恋してる乙女なら仕方無いかな?
「ふっふっふっ…ワタシは一つすんごい嫌がらせな方法を思い付いてますよ!!」
「ほぉ…どんな感じなんだ?」
「耳の中に水を流し込む感じです!!」
その言葉にみんな顔を顰める。この嫌がらせはスゴくイヤそぉだな…
「なんて卑劣な!?」
ん?ギィシャさん?
「我が姉ながら恐ろしい…」
アヤカ!?
「イヤ過ぎます!!」
アイリスちゃん!?
「悪魔の所業だぞ!?」
うおい!!バルコーさん!!
なんでみんなドン引きなんだよ!?
「しかし…不可能だな…」
「なんでですか!?」
「動いてる最中に、そんな小さな標的を狙うのは流石にな…」
「むぅ…良い案だと思ったのに…」
「それに…そんな人でなしな事、出来てもしたくない…」
人でなしとまで言うか!?
「だったら…水で剣を作るとかはどぉだ?」
って、それは出来ても威力が出ないと思うんだけど…
「こんな感じだろ?コレは維持が難しいし、斬れないんだ…」
「そぉか…」
ギィシャさんの落胆が良く解る。
「でしたら、凍らせる事は出来ないんですか?それか、熱湯とか…」
「リンカ殿曰く、それはまた違う魔法の系統になるそぉだ。」
やっぱ考えてたんだね。
「ぬるぬるな感じの粘液とかは作れないですか?」
「粘液な感じか…それでどぉするんだ?」
「相手の足元に撒いて、踏ん張れなくしたり…ですね。」
「なるほど…だが、水とは違う感じになるな…」
と、思案しながら試してみてる…どぉかな?
十分程経つと、
「こんな感じか?」
と、ギィシャさんの足元に大量に撒かれる。
「また私が実験台ですか…」
と、諦めた様に立ち上がり、歩いてみるとコケはしないけど…
「なるほど…地味に動けないですね…でも…攻撃もし難いのでは?」
「あ…盲点だったよ…」
「しかし、水でしたら回復も出来ますよね!?」
ってアヤカが目を輝かせる。
「それは帰ってから救護班の人に習わないとね。」
「そぉですか…」
って、アヤカはあからさまにがっかりしている。
「まぁ、水で溺れさせるって方法が一番良いかもしれないですね。」
「あぁ、魔法力も余り使わないで最大の効果を発揮するからな。」
「あれ?相手の体から水を絞るとか出来ませんか?」
「身体から水をか?」
「はい、確か生物の七割くらいが水分だと聞いた事があります!!相手の身体から水分を抜ければ…と思いまして…ほらバルコーさんは吸血種だから相手から血とか抜けませんか!?」
「それは…狩りに行って試さないとなんとも…」
「では昼から実験をしましょぉ!!」
って事で、最後にアイリスちゃんの番だね。
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