おぢさま籠絡作戦!?
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くそぉ…またお漏らしさせられたよ…お風呂だからバレなかった…バレてても解らなかったフリをしてくれてるだけかもだけど…そっちの扉を開いて無いだけましかな?
その内討ち首とかになるぞ?大丈夫かユーリちゃん…
ワタシを見る目が怪しく光ってるんだよねぇ…切実に身の危険を感じるよ…おぢさまに相談を…口実に…むふふ…この、ザキヤミ商会で新たに作ったワンピースの出番かな?ブラ機能の着いた膝上丈の露出度高めの…コレで落ちなかったら…暫く間を開けなきゃね。
くそぉ…おじぃちゃんも、ぱぱも房中術を教えてくれなかったからなぁ…
って事で、夕食後、ワタシは策を実行する事にした。
「…って事で…ユーリちゃんに乙女の純潔を散らされる前に…おぢさまに…ね?」
「ね?とは?」
「んな!?美少女に全部言わせるつもりですか!?とんだどえすさんなんですか!?」
ワタシは頬を染めて身体を抱き締め、ウネウネしてみる。
「どえすと云うのは解らないが…女性からそんな事を言うのは感心しないぞ?」
「だから…おぢさまに行動してほしいのです。」
「ソレは立場上出来ないと何度も…」
「ソレは解ってます!!でも…今夜だけでも匿って下さい!!」
「匿う?」
「リンカさんは旦那さんと…メリダさんも…他の人の所だと変に誤解されますし…物理的にのし掛かられたら力では敵いませんし…アヤカ達と居たら夜這いをされたら二人も危ないかもだし…だからおぢさましか頼れなくて…」
少し泣き真似をする。美少女の涙に抗える男はいない!!特に好みだと言った相手なら尚更だ!!
「そぉか…使いを出すからカトシの元に帰るのが一番なんだが…」
「なんでそんなにワタシを遠ざけるんですか?」
「私の理性が保たないからだ。」
なんと!?簡単に認めやがった!!よし!!
「それは…ワタシも望んでる事ですよ?」
ワタシはおぢさまの腕に自分の腕を絡める。
「しかしだなぁ…」
「良いのですよ。ワタシはおぢさまに全てを委ねるつもりでいますし…なんの遠慮も要りませんのに…」
「でも…」
「日本ではワタシくらいの歳で生娘は殆ど居ないんですから…」
と、嘘も交えて籠絡作戦を実行した。
「解った。」
と、おぢさまはワタシをお姫様抱っこしてベッドに横たえて…おでこにキスしてくれた。
「これ以上は女王陛下の許可が出てからだな。」
って、アンタの精神力はダイヤモンドか何かで出来てんのか!?
「解りました。それまでワタシも待ちます。だから…ままから許可が降りたら…」
「約束しよぉ…」
よっしゃぁ!!ままに許可を貰いさえすれば…
さて、そぉと決まったら今夜は大人しく寝るか、この服は着たままだと寝づらいから脱いどこ。
おぢさまは朝までワタシに近付いてくれなかった…なんて強い精神力なんだ!?
確か、ぱぱとは旧知の仲だったっけ?確認しなきゃ!!
うん、おぢさまが御屋敷の人達に慕われている理由も良く解るよ。
翌朝、セルバンティスさんが…執事さんが起こしに来てくれた。
こんこんこん、
がちゃり!!
「旦那様、お目醒めのお時間です。」
って、部屋に入って一礼して、おぢさまが執務机で仕事していて、ベッドにはワタシが居る…
ワタシは目を擦りながら…
「あ、セルバンティスさん、おはよう御座います…」
って起き上がる。
「んなぁ!?」
って、普段からぢゃ想像も出来ない声を上げてそっぽを向く。
ソレに釣られておぢさまもワタシを見て…
「なんつぅ格好をしとるんだ!?」
って…釣られてワタシは自分の格好を確認…うんスッポンポンだね…あ…そっか…寝る時脱いだんだっけ?
セルバンティスさんはワタシに背を向けたまま、
「私は扉の前から旦那様を、お起こししただけで、本日はお部屋に入っておりません。何も見ておりません。」
と、言って外に出た。
うん、確実に勘違いしてるよね?
「おぢさま、おはよう御座います。」
って一糸纏わぬ格好を布団で隠しながら朝の挨拶をする。
「なんでそんな格好で…」
「服着てたら寝苦しくて…つい…」
「つい…ぢゃ無い!!まったく…早く服を着なさい。」
「はぁい…」
って魔法の袋からハンター服をとブラを取り出し、ハンター彩奈に変身する準備をする。おぢさまは…あっ!!チラ見してる!!
「おぢさま、もっとしっかり見て下さいよ。」
「んな!?ワシは見てない!!」
って必死に弁明してるけど…
「女にして貰えなかったから、せめて見ていて貰いたいんだけどなぁ…」
少し沈んだ声を発する。
「早く着なさい。」
「ちゃんと着れないといけないから見てて欲しいんだけどなぁ…」
更に沈んだ声を出す。コレで落ちるだろ。
「解った、見ててやるから早く着なさい。」
ふっ…男って…こぉ云う[楽車の術]には逆らえない生き物なんだよね。
あ…ちゃんと反応してくれてる!!
ちゃんとワタシを女として意識してくれてるみたいで安心するよ。しかし…あの大きさ、ワタシに入るかなぁ?
とか思ってたら着替え終わっちゃった…残念…
おぢさまも少し心残りがありそぉなんだけど…仕方無いよね?
ワタシは衝動的におぢさまのほっぺにちうをした。
「さ、おぢさま、ご飯に行きましょ。」
「う.うむ…」
おぢさまも、まんざらぢゃ無い様子で少し嬉しくなった。
おぢさまの部屋を出た所で、アヤカとアイリスちゃんとキキョーちゃんにバッタリ…
「お…お姉様?昨夜とお召し物が違いますわね…」
「そりゃぁ、朝から訓練だもん。」
「昨夜はお部屋に帰られませんでしたよね?」
「二人が寝てから戻って、起きる前に出て来たからね。」
「アヤナちゃんは帰って来てないよ?」
ってキキョーちゃん!?何を言ってるのかな!?
「キキョーちゃん?ソレは勘違いだよ?」
ワタシに睨まれたキキョーちゃんは、
「あ…うん!!ウチの勘違いだったよ!!アヤカちゃんと見た目も気配もそっくりだから間違ってたよ!!」
尻尾を丸め込んで、早口でワタシに合わせるけど…うん、めっちゃ不自然。
そぉこぉしていたら、おぢさまのおぢさまも落ち着いたのか、部屋を出て来る。
「男爵閣下、おはよう御座います。昨夜はお姉様がお世話になりました。」
って、カマ掛けしやがった!?ワタシの妹のクセに!!
「ん?アヤカ姫、おはよう御座います。アヤナ姫はユーリから避難して来てただけですよ。」
あっさり認めやがった…
「そぉなのですか?私はてっきりお姉様が閣下を誘惑しているとばかり…」
「はっはっは、そんな事が在れば私も男冥利に尽きるのですがね。」
って顔色一つ変えずにいけしゃぁしゃぁとまぁ…
「そぉですか…」
「そ…そぉよ、息子さんより若い女の子に欲情する程若く無いでしょ!?」
やべぇ…ワタシが焦るわ!!
「うん、そぉだね…アヤナちゃんに男爵の匂いが殆ど移って無いからホントだろね…」
って、キキョーちゃんの鼻恐るべし!!
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