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忍者が異世界転移したらこぉなった!?  作者: ちまき
第七幕 みんなで鍛錬!?
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クマさん襲来!?

彩奈のファーストキス!?

村に着いて、宿はギィシャさんに任せ、ワタシは男の子の案内である家に来た。

かなりの出血を思われる血痕が…もしかしてかなりの大怪我か!?


「とぉちゃん!!生きてるか!?」


って…なんつう呼びかけだよ?

男の子に続いて中に入ると、男の人一人に女性が二人…その奥に…横たわる人が…多分この子の父親だね?

って…かなりの血溜まり…ヤバいかも!!


「どいて!!」


ワタシは三人を押し退け横たわる人を診る…まだ息は有る!!

出血が大きい、お腹の服を引き裂く。

良く生きてるな…ワタシは回復魔法を発動させた!!

臓器、血管、モツ、筋肉、皮膚…回復魔法を全力で使い、何とか修復するけど…血液だけは…


「おい…ウソだろ!?」

「こんな早く正確な回復魔法とか…」

「もしかして…助かるの!?」

「うるさい!!黙ってて!!」


あ…呼吸して無い…まぢかよ!?

ワタシは心臓に耳を当てる…止まってんぢゃん!?ヤバいヤバい!!心臓マッサージ!!


ワタシは朧げな記憶を元に心臓マッサージを始める!!胸を何度も押して…心音、呼吸を確かめる…まだか!!仕方無い!!まうすとぅまうすだ!!気道を確保して、二回息を吹き込む…まだか!!

ワタシは手と口にも回復魔法を纏い、三回同じ事を繰り返した時…


「かはっ!!」


って血を吐き出し、呼吸を再開してくれた…何とか一命は取り留めたかな?

次第に呼吸も、心音も安定して来た。

ふぅ…なんとかなって良かったよ…


「とぉちゃん…とぉちゃん!!」

「リクぅ!!」


って、男の子と、女性が一人男の人に抱き着いて泣いている…助かって良かったよ…


「あ…ありがとう…親友を失わずに済んだよ。」


男に声をかけられる…なんだろ…今更怒りが込み上げて来た…


「何を考えてるやの!!あんな子供一人で薬草採りに行かせるとか!!」

「んな!?薬草!?」

「そぉよ!!森でうさぎさんに襲われてたのよ!!ワタシ達が通り掛かったから良かったモノの、一歩間違ってたらあの子まで死んでたわよ!!」

「うっ…あ…あの怪我だったから助からないと思って思考停止してた…」

「ワタシも、何をどぉして良いか解らず…」

「しかし…一人で薬草採りにか…全然気付かなかったよ…」


なるほど…一番冷静だったのがお子様で、それで薬草ってなった…でも…完全な冷静さは無かったって事か…そのおかげでワタシに会えたんだから怪我の巧妙かな?


「もっと大人がしっかりしないとね。あと、あの人は暫くは寝かせて安静にしてなきゃダメだよ。血が無くなってるから…いつまた死んでもおかしくないよ!!」

「わ…解った…」

「友達なら助けあってね。」

「あぁ、リクが命懸けでクマを追い払ってくれなかったらみんな死んでたからな…」

「クマさん?魔獣の!?」

「あぁ…木を切る為に持ってた斧で斬り付けて…追い払ってくれたけど…本人もあんな大怪我をして…元ハンターでもクマは一人ぢゃ無理だよな…しかも斧で追い払えただけでもめっけもんだ…」


ヤバいよ!!クマさんは執念深いらしいから…また狙われるかも…三毛別村事件みたいになったら大変だよ!!


「クマだぁ!!手負いのクマだぁ!!


って…思った矢先に…!!

ワタシは思わず飛び出していた。

肩に斧が着いたクマさん…恐らくあの人が追い払ったヤツだ!!手負いはちょっと厄介だけど…何とかしなきゃ!!既に村人にも被害が出てるけど死人は…無いっぽい!!よし!!

ワタシは茜ちゃんを抜きクマさんに向かって行く!!


「りゃぁ〜!!」


村人からワタシに注目を集める様に声を張り上げる!!クマさんもワタシに気付き、ワタシを標的にする。

クマさんはワタシに手の爪を振り回すけど、意味無いよ、そのくらいは余裕で見切れるモン!!

避けながらクマさんを村人から引き離す。


「今の内に負傷者を引き離して!!」


ワタシが叫ぶと何人かの人達で負傷者を退かしてくれた。

そぉこぉしてると、バルコーさんとギィシャさんが出て来て後ろから…ちっ!!クマさんが腕を振り回して二人を牽制した。

何とか二人も躱してるけど…油断してたらやられてたな…

確かクマさんは鼻が効くんだっけ?それで二人に気付いたんだな…

クマさんは二人に向きを変えるとお子様ケンカパンチの如く腕をクルクルして、ギィシャさんを標的にしている。


「ぶふぉおぉ〜!!」

「なんでこっちなんだぁ〜!?」


って…文句を言いながらもしっかり囮をしてくれてる。今ならヤレる!!

ワタシは茜ちゃんに風を纏わせて…[飛剣!!真空斬]を放つ!!

ざしゅっ!!

当たりはしたけど…致命傷には届かない!!更にワタシを標的にしやがった!!ワタシは試作品の癇癪玉をクマさんに投げ付ける!!

ぼかん!!

派手な音を立てて煙を上げる。ちゃんと煙玉としても機能してるぢゃん!!その隙を突き、バルコーさんの剣が突き刺さる!!


「ぶぶぉおぉ〜!!」


致命傷ぢゃ無いけどかなり効いたみたいだ。

今度はバルコーさんが標的に…って思ってたらヤリが飛んで来て、クマさんの右目に、

グサっ!!

って突き刺さる!!

コレはギィシャさんだな。しかし、惜しい!!もぉ少し強く刺されば脳味噌まで達していただろぉに…


「オレは武器が無くなったぞ!!」


って…アホかぁ!!剣とか予備とか持ってろよ!!

ワタシはスティレットを魔法ほ袋から取り出し、


「ギィシャさん!!」


って投げてあげる。

ソレを受け取り、ギィシャさんは走り、クマさんのお腹に…

ぶすっ!!

って刺して引き抜きながら距離を取る。

今!!ワタシは宿地で一気に距離を詰め、飛び上がり、クマさんの首筋を…

すぱっ!!

って斬り裂く!!頸椎の間、神経まで行った手応えが…

その瞬間、クマさんは暴れまくり、三十秒くらいして動かなくなった。

その隙に頸動脈を斬り、血抜きをした。

それから一分程して村は歓声に包まれた。

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

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