ゴヒで晩ごはん!?
帰りは何も無いよね?ん?これってフラグってヤツ!?
翌日、ワタシはパパさん達に、
「うおおぉ〜ん!!アヤナちゃん!!行かないでくれぇ!!」
って、泣き着かれていた…ドサクサ紛れにお尻触るなし!!
「離して下さい!!今のワタシは女王陛下の勅命で動いてるんですよ!!その妨げになったら皆さんが、女王陛下に反意有りってされますよ!!」
「それはイヤだが、アヤナちゃんが居なくなるのもイヤぢゃぁ!!」
なんだこのおっちゃん!?ワガママ過ぎるぞ!?
「オヤジ、いい加減にしろ、アヤナに嫌われるゾ?」
「ソレは一番イヤぢゃ!!」
「なら素直に送り出せよ…」
「むぅ…仕方無い…」
って…握り拳から血が流れてるぞ!?血の涙まで流してるし…コワいんだけど!?
ワタシとバルコーさんはおっちゃん達に渋々見送られた…旅立ちって普通こんなだったっけ?
変な気分のまま、馬車付き場に来た。
「よぉ、二人共、待ってたゾ?」
「いやぁ…ちょっと色々あって…」
「オレの家族が…まぁ良いか、また世話になるよ。」
「おぉ、任せときな。」
その日の同乗者は湯治客だったらしく、ハンター風の男の人が三人、女の人が二人だった。ケタタ地方の人達らしい。いやらしい視線も無く、快適な旅路だった…血祭りの話題が出なければ…バルコーさんのアホぉ!!
「ケタタ地方からか!?血祭りってハンターについて何か知ってるか?」
「血祭り?あぁ…なんでもあの猛超犯党をたった一人で壊滅に追いやったとか…」
「ノココエの子爵邸をたった一人で襲って死体の山を築いて、被害者の女性達を救い出したとか…」
「たった一人でハンターとして活動してるとか…」
「毎日、何頭もの魔獣を狩ってるとか…」
「逆らったりしたら完膚なきまで叩きのめすとか…逸話には事欠きませんよ?」
なんなんですか!?その恐ろしいバケモンは!?
「女って聞いてるんだが…?」
「あぁ、オレ達もそぉ聞いてる。」
「そんな女ってどんなだ!?」
「なんでも、あの八つ裂きと勝負をして互角だったって聞いたぞ。」
「八つ裂きってあの、犯罪者がケタタ地方から居なくなった原因とか云われてる?」
「あぁ、歴代最強のハンターだな。」
「ソレと互角か…とんでもねぇな…」
「最近はノコヤミから王都に引っ越したとか聞いたな…」
「名前、名前は聞いて無いか?」
「確か…アカナだったっけ?」
おっ!?名前はあんまり流れて無いみたいかな!?
「女のハンターでアカナか…アヤナは聞いた事無いか?」
なにワタシに話振ってんだ!?このコワモテイケメンは!?
「わ…ワタシは…ちょっと知らないかなぁ?」
「ノコヤミで話は聞かなかったのか?」
「あ…あんまりお話ししなかったから…男の人ばっかりだったし…」
うおぉ〜!!冷や汗出まくりだよ!?そして御者!!含み笑いすな!!
「そぉか…他に女性は居なかったか?」
「ワタシと組んでた二人くらいだけど…」
「そぉか…入れ違いって事もあるかもな…」
「そぉですね…ワタシが本格的にノコヤミで活動してたのって十日間くらいだし…」
「そぉか…まぁ、知らなくても責められる問題でも無いよな…」
ワタシでぇす!!なんて言えるかっての!!
「そ…そぉだよ、そのアカナさん?聞いた事無い名前だし…」
「王都のハンター組合で聞いてみるか。」
「オレ達も帰ったら噂を拾ってみるかな?」
止めてくれさい…あ…思考で噛んぢゃった…
そんな調子でボロを出さない様にゴヒまで「血祭りアカナ」の話題が…知らない話もあってびっくりしたよ…アヤカの護衛とか暗殺とかの話が出なくて助かったよ…って…御者さんは大笑いしそぉな雰囲気だったし…ニャロ…今度蹴ってやる!!
ゴヒに着き、五人のハンターとお別れかぁ…明日はイタオオ行きの馬車だそぉで、夕飯を一緒にと誘われて、宿は前のトコを使うから、そこを教えると同じ宿にするとの事だった。
ワタシはまず、バイコー商会に行き餡内餅を大量に仕入れた。
「アヤナちゃん、そんなに買うの!?」
「うん、いっぱい御土産だよ!!叔母様の御家族と王都の家族に。」
「アヤナちゃんの御家族って…聞いて良い?」
「ん〜聞いても面白く無いと思うから…」
「そっか…ま、詮索しないのが常識よね。」
「そぉだよ。」
何故か一緒だった女性達が着いて来ていた…二人は…うん、容姿に関しては言わないのが仲良くなる秘訣だな。ワタシと比べたらダメ!!絶対ダメ!!おっぱいは…比べないでよ!!アレ、絶対Fとかあるから!!おねぇたんと一緒だよ!!凶器だからね!!
お宿は一人が良かったけど…三人部屋が一つ空いてるだけだった…仕方無いなぁ…
もぉ大分遅いから先にご飯にする事になった。宿では無く、外に行くらしい…王鳥?どんなお店かなぁ?
居酒屋風のお店で鶏肉料理が中心かぁ…コーンバターみたいな料理も有るんだ!?あとは…焼き鳥かぁ…
「いただきまぁす!!」
「いただきます。」
ワタシとバルコーさんが同じ事をしているのが不思議らしい。
それでも気にせず、みんなで美味しくいただきましたよ!!男連中はかなり出来上がってますなぁ…
ワタシと…あ、まだ名前も書いてない女性二人は恋バナに突入してしまっていた…なんでこぉなった!?
「…でも、ホントにアヤナちゃんとバルコーさんとは何も関係無いの?」
「無いですよ?バルコーさんはワタシの好みにはならない感じがしますから…」
「アヤナちゃんの好みってどんな感じなの?おねぇさん知りたいわ。」
「私も知りたいなぁ…」
「聞いても面白く無いですよ?」
「それでもだよ!!」
「ま、在り来たりなのは…カッコ良くて優しい人とかだからねぇ…」
「そぉいった人はキライですよ。普通にモテるから女を道具扱いしそぉですもん!!」
「おっ!?良く解ってるぢゃん!!」
「弄ばれた事有るのかな?」
「そんな事されてませんよ!!まだ生娘です!!」
「ぢゃぁ、どんな人が良いのよ?」
「ワタシは…ロマンスグレーのナイスミドルぢゃ無きゃイヤなんです!!」
「ま…まさかのオヂサン趣味!?」
「何そのギャップ!?見た目幼女っぽいのにオヂサン好きとか!?アヤナちゃんみたいな娘に惚れるオヂサン…甘やかされるよ?」
「だよねぇ!!アヤナちゃん、家事も出来ないダメダメ奥さんになるよ!?」
「ふふん!!コレでも家事は得意なのですよ!!」
「ウソ!?ホントに!?」
「こんな美少女で家事が得意とか…ワタシのお嫁さんにならない!?」
なんてアホな話題で盛り上がって、第二回戦はお風呂でとなったのだった…
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