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忍者が異世界転移したらこぉなった!?  作者: ちまき
第六幕 アヤカの秘め事!?
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普通だよね!?

普通なワケ無いよね?

ざっざっざっざっざっ…

一人の男が歩いて来ているんだけど…熊さんの首持ってるし…

只者ぢゃ無いのは見る前から解ってたけど…気配が…あのおばぁちゃんにそっくりなんだよね…下手したらあのおばぁちゃんより強くない?

勘弁してよ。こんなトコで魔人とか…


「アナタ達はどのくらい強いの?」


ワタシは三人組に問いかけた。


「三人でもバルコーさんに敵わないくらいだよ。」

「だったら馬を連れて退がってて!!邪魔だから。」

「おいおい、邪魔って…」

「死にたいなら止めないけど、見捨てるわよ。アナタ達に構ってて死にたく無いからね。」

「ぢゃぁ、お嬢ちゃんはどぉなんだよ!?」


三人組の問いに答えたのは御者さんだった。


「彼女は君達三人を瞬きする間に五回ずつ殺せるくらいには強いよ。オレでもでも二回くらいなら楽勝でイケるよ?」

「なにぃ!?」

「止めておけ、ホントに死ぬぞ。」


バルコーさんの一言に三人は押し黙る。


「二人だけでイケそぉ?」

「悔しいけどムリですね。」

「アレをヤれるのはバケモノだけだな…」

「だったら最初から全力かな…」


コッチの作戦ぢゃ無い作戦は決まったけど…


「ねぇ、熊さん、ヤっちゃったの?」

「そぉだね。肩慣らしにもならなかったけどね。」

「普通は逃げなきゃならない対象なんだけどねぇ…流石だね。」

「お褒めに預かり光栄だね。」


話しながらワタシ達は距離を詰めて行く。


「ワタシ達の獲物だったんだけどね。」

「そりゃぁ、横取りして悪かったね。残ってるのは首だけなんだけど…要る?」

「いや、食べても良いわよ、待っててあげる。」

「そりゃ有難い。」


がぶっ!!ゴリゴリ、ガリガリ、じゅるじゅる、ごっくん…


「いやいや、こっちの生き物はやっぱりなかなか美味しいね。キミとか小ぶりだけど味は…期待出来そぉだな…」

「あら?ワタシを食べたいの?お仲間はワタシが屠ったけど?」

「どんなヤツだい?」

「おばぁちゃんだったかな?」

「アルマ婆か?」

「さぁ?名前は聞いてないよ。」

「そぉかそぉか…でも、多分そぉだろな…昔ならいざ知らず、今ならボクのが強いから気を付けてね?」

「ワタシをいたぶるの?」

「まさか、いたぶっては味が損われる、苦しまず、一撃で…」


ワタシに向けて刃が…伸びた!?

それを驚きを隠しながら…右にほんの少しだけ躱した。なんか魔人て短気なんだね…


「危ないなぁ…こんなモノ持ってるとか…コレくれないかなぁ?」


ワタシは魔人の持つ剣?を指差して聞いた。


「ダメですよ。どぉしてもと言うならボクの死体から奪いなよ?」

「えぇ!?それってめっちゃ苦労しそぉなんですけど?」

「その程度で済めばぁ!?」


ワタシは抜き足で一気に近付き、居合いに乗せて、飛剣、真空斬を放った。後ろに躱しても真空斬が追う様にしてたんだけど…イナバウアーか!?


そのまま後ろに回転して完全に避けてみせた。やっぱムリかぁ…


「コワいお嬢さんだね。一撃が躱されてもその後まで見据えた必殺の一撃かぁ…しかも、近付くのが目の前に来るまで解らなかったよ…」

「あら?アナタこ伸びる剣よりは普通でしょ?」

「然り然り、しかし、この二人よりは普通からかけ離れてますよね?」


がききん!!


魔人の左右から御者さんとバルコーさんが斬りかかっているけど、余裕で止められてる。

しゃっ!!

腹と喉に棒手裏剣が刺さる!!


「そぉかなぁ?ワタシも充分普通だよぉ〜?」

「こんな飛び道具…普通に持ち歩くかなぁ?」


んな!?なんとも無いだと!?痩せ我慢…ぢゃないみたいだよね?


「あら?痛く無いの?」

「こんな普通の武器ぢゃね。」


御者さんとバルコーさんの攻撃は止まないけど、殆ど意に介してない…

まさかとは思うけど…あの口振りからして…


「何か特別な武器ぢゃ無いと避けるまでも無いって事?」

「そぉだよ?後は魔法かな?キミの風の魔法はその中でも厄介極まり無いよ…」

「警戒するのはワタシだけなの?」

「そぉ聞こえなかった?」


二人の攻撃を捌きながらも余裕で答えている。ソレが命取りだよ!!

ワタシは正面から居合いを縦に、下から上に、飛剣、真空斬を纏わせ放つ。剣を躱しても、真空斬は躱せないよ!!


「そぉ聞こえたから聞いたのよ!!」


ワタシの居合いを後ろに退がり躱し、真空斬は右に避ける。にゃろ、なんとかしなきゃあの面白剣が手に入らない!!

御者さんとバルコーさんはワタシの少し後ろに来る。


「ありゃぁ、やっぱ普通ぢゃねぇなぁ…」

「普通の武具ぢゃ擦り傷一つ着きませんねぇ。」

「やっぱりアレを狩れるのはワタシだけみたいね…」

「その剣か?」

「鍛冶師さんの話だと、神剣や霊剣や聖剣のたぐいになったみたいだってさ。」

「そりゃすげぇな…」

「その鍛冶師、紹介して欲しいですが、今はこっちですね。」

「二人共魔法は?」

「使えるってくらいだな…」

「私も一つ二つくらいなら…」

「剣に魔法を纏わせられる?」

「ぶっつけ本番だな…」

「出来るか解りませんよ?」

「出来なかったら身体に魔力を纏わせての肉弾戦よ?」

「頑張ります。」


ワタシの言葉に御者さんが顔を引き締めた。

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