表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法の道は科学から  作者: たぬき
1/3

第1話

はじめての投稿で緊張しています。

時間かけてでも投稿していきたいなと考えています。

色々とつたない所もあると思いますが、よろしくお願いします。

遠い昔、この地には小さいながらも高度な科学技術をもとに発展した古代文明:メタリカ


高度な文明として栄えたメタリカだったが突如としてその存在が技術と共に消えることとなる


メタリカの消滅と同時期に世界に大きな変化が起きた


それは”魔法”と呼ばれる新たな力である



___________________________



魔法学校編


トレック王国


ここ数十年で領地を拡大し100万の人民が住むこの国には、近隣の国の中で最大の都市アンティラと世界的に見ても珍しい魔法学校があるが、トレック王国をここまで大きな国にしたのはダンジョンの存在によるものだ


もともとトレック王国は小さな領地に農業で生計を立てる田舎の小国だったのだが、数十年前に大規模ダンジョンが王国近隣で発見されたことによって冒険者ギルドが立ち上がると、そこに多くの冒険者が集まり国は大きく栄えた





ベルモンドが家を飛び出してこの大都市アンティアに来たのは7年前、当時は王国の僻地にある田舎の村の農民の子だった

とにかく親の農業を継ぐのが嫌で一獲千金の夢を見て、冒険者の都市アンティラに着いたベルモンドだが


そこで待っていたのは、万年草むしりの底辺冒険者生活だった

それもそのはず、いきなり田舎から出てきた子供ができることはたかが知れている


子供の力で魔物を倒すことはできない、できることと言えば薬草を見分けるくらいだろう


食べるために薬草を採取し、それが終わったら路地裏で少ない報酬で買ったパンに齧りつき眠りにつく


毎日この生活を繰り返すうちに、当初抱いていた夢も冒険者になれると信じていたプライドも生きるために捨てていった




そんな抜け殻になって4年が過ぎようとしていた頃、とあるうわさを聞き付けた


前の国王が崩御し、新たな国王の政策で魔法開発に力を入れ始めたというのだ


もともと魔法はそこまで便利なものではなかった、魔法で風を起こすにしても実際に仰いだ方が楽で効率がいい

何年も魔法に費やした魔法使いがようやく同じレベルで使えるくらいだ

長い時間費やして手を使わずに仰げるくらいなら、手で仰いだ方がすぐに済む話


だから魔法の開発に他国の多くは手を付けなかったのだが、現国王が魔法学校に関係があるのか否かは知らないが、おかげで政策によって魔力のあるものは国のお金で魔法学校に通うことができるようになった


学校に無償で通えるようにはなったものの、そもそも魔法学校を卒業したところで大した仕事に就くことはできないため、あまり多くの学生は集まらなかった


しかし、このまま草むしりを続けるよりかは学校を卒業すればまともな職を見つけることができるかもしれないと思い、魔法学校に入学することを決めた



魔法学校に入って3年が経ち、俺は4年生から研究の手伝いとして研究室に配属される予定だったのだが…


「…はぁ」


「おいおいどうしたよベル、もうすぐ4年生になって研究室に入るってのによ~そんな葬式みたいな顔して

 あっ!もしかしてお前、留年でもしたかぁwww」


落ち込んでいた俺を冷やかしに来たこいつはアルフレッド、俺の入学当初からの友人だ

こいつとは生活費を稼ぐためによく一緒に草むしりをしている


「はっ!冗談はよせよアル、そんなことで悩んでいるわけでは無いのは知ってるだろ

 俺もお前もギリギリで単位は取ったんだからな」


生活費を稼ぐのに忙しかった俺たちは、勉強する暇が無くなかなかにひどい成績だったのだが

何とか留年だけは避けた、留年をするとせっかく無償で受けれていた授業も授業料を払わなければいけなくなり、日々の生活でも苦しい俺たちが留年なんてしちまうと授業料を払えなくなって退学することになる

ここまで3年もかかったのに退学なんてするわけにもいかなかった

だから進級は一つの問題ではだったが、それも無事単位が取れたためその心配はない

だから俺のため息には別の問題があった


「ははは、悪かったよベル

 でもなんでお前が落ち込んでるか知っているぜ、科学研究室の学生さんww」


「くそっ!でもいいよなアルは、魔法陣の開発研究…だったか?何にしても魔法開発の研究室に入れたんだから…

 それに比べて俺は…何で科学研究なんだ!ここは魔法学校だぜ⁉何が悲しくて科学なんてやらなきゃならないんだ‼」


そう、魔法の勉強をしかしてこなかった俺が配属された研究室は今まで触れたことのない科学分野の研究所だった


読んでくださりありがとうございます。

何話続くかわかりませんが、できるだけ頑張ってみます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ