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港町

街から出発して4日目に街道の交差点に立っている。


「南と北に分かれてるけど、ここから見える所に、どちらも西と東にも街道がある様に見える」


ここも十字路で北と南にも十字路が見える。沢山街道があるんだな。


「このまま、西に進もう。見にに行きたいので、荷物を置いて全力で走る、うぉ~」


周りは草原で今までと変わらない。


「見回してみたけど何も変わらない、西の街道は続いていて他も同じ分からない、全然わからない」


荷物の所に戻った僕は、干し肉をかじりどうするか考えた。


謎ではないかもしれないが、気になるので体力作りを兼ねて全力でこの辺を走って回ろう。


「全力だぞ~、用意ドン」


荷物を背をっているけど重くない。


色々と曲がったり、直進したりして街道がどうなっているのか確認してみたら、網と同じ様な感じで街道が作られていた。


「これから大きい街でも作る計画なのかな、歩いて確認してたら何日掛かるか分からない位、十字路があったな」


印を付けていた最初の場所に戻って来たので、ここから旅の続きをしよう。


冒険者として何をしたらいいか分からないが、気になったら確認していこう。


干し肉を食べて「4個目の十字路だな」


お水を飲んで「5個目の十字路だな」


「この先に何個の十字路があるのか、十字路だから10個に決定だ」


「ヒヒヒーン」


ジェシーは『ヒヒーン』だ、違う馬の鳴き声に後ろを振り返るがいない。


横を見ると隣の街道を馬に乗った騎士団が急いでいるのか馬の速度が速い。


「速く行かないと、まずいぞ」


「これ以上は、馬がもたない」


ここから見える馬の速度が騎士団の声と共に遅くなってきた。


騎士が15人位で、全ての馬が遅くなってしまった。


丁度十字路で真横に見える騎士団、急いでるなら装備外しては・・・・いけないのか、規律とかありそうだな。


気になるが、港町に向かおう。


十字路から少し歩いていると「パカンパカン」とこちらに近づいて来る様な馬の足を音が聞こえてきた。


「ユーリ、急ぐのだリリー様が危ない」


「え、」振り向いたら、フレディ子息が馬上から声をかけて来た。


「フレディ子息どうして」


「話している暇はない、全力で走ってリリー様を助けてくれ、隣の街道を西に行けば戦闘が行われている。直ぐに行ってくれ」


事情は分からにが急がないと。


「分かりました、隣の街道を西に向かいリリー嬢を助けます」


草原を斜めに走りたいが、街道があるなら道なりの方が速い。


右に曲がった先に遅くなった騎士団の人達が西に向かっているのが見えた。


十字路を左に曲がり前に見える騎士団に「道を開けて~、邪魔です~、急いでます~」


騎士団に避けて貰い、先を見るがまだ見えない。


「あの少年速い」「本当に速い」「でも、あの子が着いて何の役に」「俺達も急ぐぞ」




30分ぐらい走ると北西の草原に人影がありその先で戦闘がされてる様に見える。


横顔が見えるまで近づくとリリー嬢だと分かる、無事だ。戦闘している人達が大変?


「リリー嬢、お久しぶりです」


横から声をかけられて驚くリリー嬢。


「きゃ~、え、ユーリ君なの、何しているの?」


前を見て魔物が多いのに気づく。


「今は戦闘に集中しましょう。リリー嬢は合成魔法を魔物に狙って撃って下さい。どんどん」


「分かりました、沢山唱えます」


「練習です、無詠唱で頑張って下さい~、期待してます~」


「ええ~」


僕は戦闘地帯に入ると数で劣勢になっている所から魔物を倒していく。


リリー嬢の魔法がいい牽制になっている。


「味方の魔法に当たらない様に戦ってください。騎士団が味方の魔法に当たるなんて恥ずかしいですよ」


ここにいる、騎士団の皆さんが『なに』と言ってる様だが、今は忙しい。


リリー嬢の魔法が飛んできて、それが魔物の近くを通ると魔法に気を取られるので隙が出来る。


手柄を横取りみたいで悪いけど魔物の後ろから攻撃して仕留める。


魔物が減ってきたので、劣性が優勢になっている。


僕は手伝うのを止めてリリー嬢の所に向かう。


「どうですか、無詠唱は上手く行きましたか?」


「お役に立ちたくて頑張りました、どうして無詠唱の練習をしなければいけませんでしたの?」


「乱戦でしたので、魔法は当たりづらいので実戦で練習すればよい経験になると思いまして、実戦でも色々経験しないと、練習では出来るけど実戦では出来ないとかになるよりも今だと思いました」


「そうですか、実戦でもと」


「では、行きます。お怪我のないように十分に気お付けて下さい。フレディ子息が心配してましたよ」


「まあ、そうですか、でもお礼をしませんと助けて頂いたのに、街にご一緒しませんか?」


「急いで逃げないとダメなんです、騎士団の皆さんに暴言を言ってしまっているので、探さないで下さい」


元の場所に戻る為に走り出す。


「じゃね~、リリー嬢」


「ユーリ君、ありがとう」


自分のルール、走り出した場所まで戻る。途中に騎士団の人達とすれ違ったが『残念です』と伝えた。


そう残念だ、急いでも魔物はいない。


フレディ子息には『成長してます、リリー嬢は』とだけ伝えた。





ガーレラから5日後に村に着いた。フレディ子息とリリー嬢に会った時は魔物討伐の最中だった。


短い会話をして元の旅に戻ったが、魔物が数十体も出るなら野宿も危険だと思っていたら村に着いたので泊まる事にした。


「干し肉を大銅貨1枚分下さい」


「はいよ」


「港町はここから近いですか?」


「歩いて5日位掛かるよ」


「そうですか、ありがとう」


支払いを済ませて宿に戻った。


「ふふふ、後5日で港町、走れば1日で着ける。ふふふ、海がそこにある。お魚さんは食べれるのだろうか、マグロに似た味がいますように・・・・明日も早い、寝よう」





「見えてきた、港町・・・・町・・・・港街かな・・・大きいぞ港街、城壁もいままでの何処よりも高いぞ~、ローランドよりも高い城壁」


何であんなに高いんだ、あの高さは何のためだ。


門がある場所が橋がある高さより上だ。橋を渡った後に坂がある。


「君、この街に何しに来たのかな?」


「はい、海を渡りたくてカルテドから来ました。ギルドカードです」


門番さんは僕を見て「君は1人なんだね、西の大陸に渡るのか、やめときな生きては帰って来れないと噂されている」


生きて帰って来れないと噂されている、デマかな。誰が流しているんだその噂。


「行かないといけないんですよ、帰って来れない程危険があるのかもしれませんが、行かないと確認も出来ません」


西の大陸に渡りドラゴンを探すんだ。


「ほらカード、行くなら気を付けろよ」


「ありがとう」


門番さんにお礼を言って門を通って見た街は、お城が無い。城壁があんなに高いのにお城が無い。


門を通った時に城壁の幅が厚かった。


僕が見て来た、街とはここは違う様だ。


西門の近くから宿が多く並んでいて、その先が市場だ。


露店を色々見て回る事にした。


「安いよ、獲れたてだよ」「美味しいよ」「今が旬だ」


ここは声を出して良さをアピールしてお客を呼び込んでいる。


今が旬の露店を見て見るとエビが売られている。


特別思入れはないけど、エビフライは好きだった。


焼いてるエビが売っているので買い食いする。


「焼いてあるエビを1匹下さい」


「どうぞ」


支払いを済ませて食べる。


「美味しい、ぷりぷりで甘い。塩味が旨味を更に感じさせる」


このエビは当たりだ。魚も貝も売ってる。


サザエに見える貝も売っているので、サザエのつぼ焼きを探したが何処にもない。


観光気分で歩いていたら、冒険ギルドを見つけたので中に入る事にした。


掲示板には依頼が沢山貼ってある。


「どこも同じだな、ネズミの討伐クエは海に近いからないみたいだ」


3個ある掲示板を見て大洞窟の探索、大森林で魔物の討伐が受けてみたいクエだな~と思った。


海に近いけど、海の魔物の討伐依頼が無いのは攻撃手段が無いからなのか、それともいないからなのかどちらか分からない。


それよりも船だ、西の大陸に行く船を探さないと。


「すいません、お姉さん。お尋ねしたい事があります」


呼ばれてこちらに来てくれるギルドのお姉さん。


「はい、何でしょうか?」


「西の大陸に行きたいのですが、どうしたら行けますか?」


「そうね、西の大陸とは悪い関係でもなければ良い関係でも無いのよ。なので寄合馬車みたいに定期的に大陸を行き来している船は無いのよ。行きたい人が船を探すのよ、西の大陸に行く船は街の南の港に停泊している持ち主に聞くしかないわね」


西の大陸に行く船を自分で探さないとダメなのか。


「ありがとうございます、船を探してみます」


「気を付けてね」


ギルドを出て街の様子を見る。


「明日、西の大陸に行く船を探そう。今日は観光日和だ」


昨日は海の幸を沢山食べた。


城壁に登っていいらしいので、階段を登っている。


この世界で今のところ一番長い階段だ。


階段は10段登ると踊り場、10段登ると踊り場、この繰り返しで、落ちても踊り場で止まれるだろう。


振り返ると南に大きな門がある。その門は水の中まで落ちる様になっていて、ここからでは見えないが南の門から出に右に曲がると海に出れる様になっているだろう。


港が城壁に中にあるのがここから見える。


「あそこに後で聞きに行こう、先に城壁の上から海を見たい。それにしても長い階段だ、他に歩いてる人がいない」


長くて登らないだろう、この階段は何のためにあるんだろう。


「着いた、海の向こうの大陸は見えない~。西の大陸はどの位離れてるんだ、見えないと確認出来ないぞ」


怖いけど下を見て見ると、海からは離れている。50メートルはありそうだな、城壁が高いのは津波、魔物対策かな。


「南に歩いて見るか、海には船は浮かんでない。あの大きいのは亀か・・・・・・・異世界恐るべし、島が動いてるみたいだぞ、それが亀。友達になってくれないかな、『ユーリ、友達なんだから好きな所に送るよ』と言ってくれないかな」


亀か、空飛ぶか目で見たいな。異世界なんだから飛ぶかも、ドラゴンみたいに喋れれば友達決定だけど無理だよな。


クラーケンも見たいな、安全なここから見えたら・・・・前にもそんな事を考えた様な気がする。


「南の城壁から下を見ると~、船の通路が有って同じ高さの城壁が向こうにもある。海に出る所にも門がある。魔物がいなければ、こんなに高くて厳重な門はいらないよな」

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