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魔法で攻撃

行きも馬車、帰りも馬車。移動時間の短縮が出来て夕方には冒険ギルド前の着いた。


「私達は冒険クエストを完了しました。カードです」


ギルドのお姉さんに嬉しさがにじみ出ているエミリー嬢が、みんなのカードを渡す。


「ご苦労様です、みなさん」


やけに丁寧だけど、貴族の子供だと分かってるのか。


クエストの討伐部位を入れた鞄をカウンターに載せる。


オークの討伐数は26体で、食べれるオーク肉は11体分位だ。


手加減を出来なくて食べれなくなったオーク肉は恐らく15体分ぐらいだ。


食べられなくなったオーク肉は多いが、みんなが喜んでいるのでこれでいいと思う。


「はい、カードです。みなさんはオークを討伐出来たのでCランクに昇格しました。気を付けて帰り下さい」


「まあ、ありがとうございます。嬉しいですわ」


ギルドカードを渡され、馬車の前で別れようとすると手を掴まれて。


「ユーリ、お食事を作りましょう、今日は初めてのクエストを完了したお祝いをしないといけませんわよ」


「そうですね、エミリー様の言うとおりです。お祝いしないといけません」


「そうです、みんなで協力して達成したお祝いをしましょう」


「僕もオーク肉でお祝いをした方がいいと思います」


掴んだ手は離されているがみんなの目が僕を見てる。


「分かりましたお祝いをしましょう」


僕の話が終わるとみんなは馬車に乗り込んだ。


アンバー嬢のお屋敷に馬車は向かった。




みんなの前にハンバーグ、ポテトフライ、サラダが置かれている。


パンは後でメイドさんが配るみたいだ。


「みなさん、ユーリがお祝いの為に作ってくれた料理を食べましょう」


エミリー嬢の音頭でお祝いの食事会が始まる。


「まあ、ステーキではありませんね。不思議な感じの切れ方です」


「中から何かの汁が出てきました」


「美味しい、オーク肉にこんな料理があるのか、ユーリ凄いぞ」


「なんでしょう、口の中に広がる旨味でしょうかとても美味しいですね」


「お口に合ってよかったです」


僕は自分のハンバーグを口に入れて、みんなの皿を見る。


僕はオーク肉なら沢山食べるポール子息には特大のハンバーグにしてある。


令嬢達の皿には小さめのハンバーグを3個載せてある。見た目は少なく見えるが、ポール子息と同じ量だ。


流石に特大のハンバーグは失礼だと思い見た目で誤魔化した。


僕は皆より少なめにしてサラダを多めにしてある。


「ユーリ、このお芋美味しいぞ。今度教えてくれないか、父さん達にも食べて貰いたい」


「はい、それなら調理方法を書いたレシピをお渡しします。読んでいただければ作れると思います」


後でレシピを書いて渡そう。


「私もこの料理のレシピを教えて欲しいですわ、とても美味しいので屋敷の調理長に覚えて貰いたいですわ」


「ユーリ、私にもお教えください」


「それでしたら、レシピをみなさんにお渡しします。アンバー嬢の調理人が見てましたがレシピを先に渡しときます」


「まあ、どうしてですか?」


「ここが、アンバー嬢のご自宅なので先に渡します。他の皆さんは帰る時までに渡します」


「アンバー様、先に知っていればいつでも食べれますわ。それにユーリの教えてくれた料理を作るのに必要があるかと」


「エミリー様、そうですね。早く慣れて、美味しい物を作って頂かないといけませんよね」


「私、家の方にレシピを送りたいですね」


スカーレット嬢は慣れるには早い方がとレシピを送りたいと言っているが。


「スカーレット嬢、休みはそんなに長くありません、レシピが届く前にスカーレット嬢が家に着く方が早いかも知れません。お帰りの時にお持ちになってもそんなに変わらないかも知れません」


「はい、それなら自分で持って帰ります」


スカーレット嬢に食後にレシピを書いて渡して、みんなには帰る前までに渡す事になった。


アンバー嬢の屋敷から帰る時に明日も同じ様にギルドでクエを受けて崖の下に行く事に決定した。




「ユーリ、リュックにオーク肉が一杯になったぞ」


僕が解体している横でオーク肉を詰めてくれてるポール子息がもう入らないと言っている。


どうすればいいんだ、みんなが強くなりすぎて、来てから1時間も経っていない。


ポール子息に面白い事を教えたら、それから戦術を変えてしまった。


僕の一言は「足を凍らして動きを止めてみたらどうですか」


ポール子息は「面白そうだね」


ポール子息が魔法攻撃をした魔物は全て動けなくなった。それも倒れない状態で凍るから魔物は的扱いになっていた。


どうなんだ、これはこれでいいのか?僕には分からない。


みんなが安全ならいいと思おう。


「エミリー嬢、どうしますか。予定よりも早く一杯になりましたが、お帰りになりますか?」


エミリー嬢は考えこむ、ぱあっと笑顔になり「マルネ村で買い取って貰いしましょう」


「いいのですか、この後もオークが現れるか分かりませんけど」


「その時はその時です。ユーリ、1人で行って来て下さい、私達はこのまま魔物を探します」


大丈夫だよな、みんなに近づいて来れる魔物は今のところいない。


「分かりました、気をつけて下さい。、魔物が多い場合は動けない様にする事を心がけて下さい。行ってきます」


リュックを背負い前にも持って走り出す。


「早く帰って来て下さいね」


スカーレット嬢が急いで行きなさいと後ろから声をかけてくる。




「ギルマス、買取を早くしなさい」


解体台をバンバン叩く。


「ユーリ、今度はなんだよその態度は」


僕はバンバンをやめて。


「急がないと貴族様たちが危ないんだよ、ピンチにもなっているかもしれない。急いで買取をして下さい」


ギルマスも慌てだす。


「そうか、急いだほうがいいな。カードを貸してくれ急いで入れてくる。何体分だ?」


走り出したギルマスに「10体分~」


「こないだと同じか」


カードを返してもらい、お礼を言う。


「ありがとう、また来るかもしれないけどその時はよろしく」


走り出した僕に、ギルマスが「そんなに危ないなら俺も行こうか?」


「大丈夫だよ、倒しすぎて解体が出来なくてピンチになっているだけだからおそらく」


ギルマスの「え・・」が聞こえたが急いで崖下に向かう。





「もう倒してしまわれたのですか?」


「この魔物たちは襲ってきたのです。私達が楽しく雑談をしてましたのに」


「そうです、お昼にいただくオーク肉のシチューがとても良く出来てると」


「そうなんです、お昼にはまだ早いので、どんなに楽しみか話していたのです」


ポール子息を見ると「僕はまだ、お腹は減ってない」と言って横を向く。


みんなはお腹が減ってしまったのか、それなら食事にすればいいか。


「僕はお腹が減りましたので食事にしたいと思いますが、みなさんもご一緒にいかがですか?」


エミリー嬢は顔を傾けてどうしましょうかと呟く。


アンバー嬢は「そうですね、ユーリとご一緒しますわ」


スカーレット嬢は「少し早いですが食事にしたいですね」


僕は周りを見てよさそうな場所を見つけた。


崖の方に戻るが、戻れば魔物を討伐してきた場所なので遭遇する事があまりない。


みんなにこの場所で食べていてもらい。解体しに戻る。


「みんな食べるの好きだよな、ここに来たのもオーク肉を食べたいからだろうな」


解体しながらみんなの事を考える。


魔法は上達しているが、剣は使えないだろうな。ポール子息も剣は向いてないと自分で言っていたな。


あれ僕はここ来て解体しかしてない、一度も剣で魔物に攻撃してない。


しょうがないか、歩く殺傷マシンの4人がいれば僕が魔物の前に立つまでに倒されている。


解体が終わったのでみんなの所に戻って僕もお昼にする。


干し肉を出してかじる。冒険者は干し肉だ。


かじればかじる程、疲れるな干し肉は。オーク肉干してみるかな。それとも燻製にして食べる。


「ユーリ、宜しければ私少しならお譲りしますよ、食事を」


僕のかじっている干し肉を見て優しく言ってくれるが、悲しそうな顔をしているエミリー嬢。


「僕は旅は干し肉と決めてるのでこれでいいのです。心遣いありがとうございます」


「そうですか、それは良かったです」


嬉しそうに食事を食べるエミリー嬢、僕が下さいと言ったらどうなったのかな。


失礼な事は考えてはいけない。


母さんの心得になかったかもしれないが、追加しよう。




食事が終わり、急いでマルネ村で買い取りをして貰う。小さい鞄に入れたオーク肉は見張りのおじさんにあげた。


「いつ来たんだ?」


「ボラジュに泊まっていて、朝に崖の下に行ってるんだ。みんなが強いからオーク肉を買い取りして貰うのにマルネ村に来てるだけなんだ」


「マルネ村には泊まってないのか」


「買い取って貰う、ついでにおじさん達の分も持って来たんだよ」


「それは、ありがとう。強くても気をつけろよ」


「ありがとう、行くね」


おじさんに手を振りみんなの所に急ぐ。




崖の下の森を南に進んでいる。相変わらず魔法でどんどん倒していくみんな、コボルト、ゴブリン、オーク、犬?狼?の大きいサイズの魔物、ベアが生息しているみたいだ。他にもいるかもしれないが、この5種類の魔物が遭遇した魔物だ。崖の近くはオークが多くて、南に進むとコボルト、ゴブリンに遭遇した。


狼の大きいサイズとベアはそんなにいない。


崖からだいぶ離れたが、今も無敵魔法団は僕の前を無詠唱で魔物と戦っている。


「ユーリ、オークがいません、このままでは一杯になりませんよ」


話しながら魔法攻撃をしているエミリー嬢。


「引き返しますか、崖の近くの方がオークの生息地みたいです」


「エミリー様、崖の方がいいとユーリが言ってますが、どうしますか?」


「そうですね、戻りましょう」


スカーレット嬢が指を差して。


「何か建物が見えます、近いです」


みんなが引き返そうとした時にスカーレット嬢が遺跡を発見した。


あ、遺跡の近くまで来ていたのか、まずいものを見られてしまった。


「近いな、あの建物は遺跡ですね。ユーリが行った事があると言っていた」


みんなに話したかな、シュラさんに話したのは覚えてるけど、ポール子息が知っているなら話したのかも。


「あの近くにはオークはいないから崖に戻りましょう」


「そうですね、まだリュックは一杯になっておりません。崖の下に戻りましょう」


僕の言葉に同意して、エミリー嬢が崖の下に戻ると言ってくれた。



オークを倒して、リュックが一杯になったのでボラジュに戻った。


ギルドのお姉さんは丁寧な対応で。


「お疲れ様です。お怪我がなくて良かったです」


ギルドカードが返されてエミリー嬢が、ギルド内のテーブルで話があると言うので、みんなは席につく。


この時間はギルドに報告に来る人ばかりで、受付で用が済めば帰って行く。


僕達がいるテーブル以外には誰もいない。


「みなさん、お疲れさまです」


「「「「お疲れさまです」」」」


「私達の目的は冒険クエを受けてオークの討伐でしたが、明日から遺跡の探索をしたいと思います。ユーリの話だと途中で帰って来たので最奥まで確認してないと言っておりました。私達で最奥を確認しましょう」


「私、遺跡の中が気になります」


エミリー嬢とスカーレット嬢が遺跡に行きたいと言っている。


エミリー嬢が言い出した時点で決まりだった。


「荷物はどのような物を持って行きますか?」


みんなが考え込む。


「大洞窟の時の様に中で野営をする事になると思います。お水と温まるんです、それに調味料です。後は野営に必要な物でしょう」


「敷物は忘れてはいけませんよ、ユーリ」


僕の名前が出ましたけどどうしてかな?


「そうです、水は多めにお持ちになって下さい」


あれと考えようとした時、僕の肩を叩き小声で「頑張れ」とポール子息が言った。


なるほど、令嬢たちは自分達の分も用意して持って来いと言ってるんだな。


「分かりました、みなさんは着替え等をお持ちください。温まるんですは、僕が用意します。急いで明日の用意をしますので帰ります。どこに集合しますか?」


「ギルド前にしましょう、オークの討伐クエは受けていきましょう」


「では、今日と同じで朝ギルド前に来ます」


オーク肉の入ったリュック1個をアンバー嬢の屋敷に、もう1個は猫の宿に持って行くことになった。



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