表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/244

オークの討伐

ここからオークが見える3体だ。とりあえずロープで足を引っかかる様に、穴を掘り態勢が崩れるだけでいい。


「おお~い、オークさんこっちですよ」


気が付いてこちらにオークが来るが、先頭のオークは何も引っかからないで、僕の前に。


1対1になり、オークの攻撃をかわしながら剣をオークの足に斬りつける、態勢の悪くなった2体目の胸に突き刺す。


3体目が目の前に迫って来てとっさに横に飛ぶ。


こちらに反転した瞬間、下から顎に向けて剣を突き上げる。


刺さった剣を抜き、最初のオークが体をガクガク揺らして走ってくる。


動きが鈍くなったオークの攻撃を避けて、胸に思いっきり突き刺す。


「終わった~。罠が少し役立ったな。この森ならいろいろな戦術が試せるな」


「名刀のナイフで解体だ。右耳を切って持ち帰らないとな」


気持ち悪いよ。だいぶ慣れたけど、この気持ち悪いから大丈夫にはいつなれるんだ。




「この吊るした木をくらえ」


「ハズレ、次の木いけ、よろけた攻撃だ」


オークが1体なので試作品振り子の木を試してみた。なかなかいいな。


オークから剣を抜き、解体を始める。


「慣れてきたな戦闘に、まだ慣れないな解体」


オークの前の戦闘はコボルト5体で戦ったが苦戦する事なく倒す事が出来た。


この森の中でも速く走れるのが僕の強みで、更に速く走れるように戦闘に走りを加えてみた。


魔物に遭遇した時も呼び込んだ時も、どちらでも走って逃げる。魔物の追いかける速度は個体差があるのでオークの集団を縦長にする。


この作戦のいいところは、足を鍛えながら魔物の数を減らしながら戦える。


ソロの自分は対峙して戦うよりも、魔物を分断して戦う方がより優位にたてる。


悪いところもある、魔物が同じ速度で追いかけてきたら疲れるだけだ。


もっと自分らしさや、基礎体力を今のうちにつけたいと思う。


さっきまでは、足が引っかかる様に張ったロープをオークの腰の辺りに引いてみた。


「来た、2体だ。仕掛けたロープはどうなるかな」


おお、2体の突進に耐えたぞ、1体は反動で倒れて、もう1体は倒れなかったが態勢は崩れた。


すかさず攻撃を仕掛ける。まず倒れて起きあがってないオークに剣を突き立て抜く、この時点で止めがさせているか分からないが、態勢の崩れたオークがこちらに向かってくるので、倒れているオークを挟んだ形にしてチャンスを伺う。


倒れているオークを踏みつけてこちらに来るのでチャンスと思い剣を突く。足場がオークで態勢が悪いので踏ん張りが効かないオークに更に胸の辺りに剣を突き刺す。


よろけて倒れたオークとその前に倒れていたオークにも突きをいれる。


この作戦はあまり良くないな、1体だと凄くいいが、2体以上だと態勢が崩れない魔物もいるかもしれない。


直接倒せる罠も作れそうだが、魔物を引き込んで倒すには設置した罠が有効に機能するが、いちいち引き込むのが面倒だ。


移動しても簡単に設置出来る罠がいい。


条件付きだからいろいろ試して遊びたい。違う、いろいろ試して戦闘を有利にしたいだ。


前世の悪いところが出てきてる様だ。


いたずら好きで、変わり者、勉強嫌いだが考えるのが好き、一つの事に夢中になる。


今は、罠を作って試すのに夢中になっている。


「解体しないと名刀が泣く」


倒すことばかり考えていたけど、オーク肉は美味しいので解体しないといけないな。


「慣れた、ついに慣れたんだ~」


遂に、最初から最後までの間で気持ち悪くなる事がなかった。





オーク3体を罠なしで倒したぞ。


木に隠れて横を通りそうなタイミングで急所を突く。


隠れていた木を回り込んで、オークの首を突いて抜く。


後ろに回り込んだ事に気付いていないオークを後ろから蹴りを入れて態勢を崩して胸の急所に剣を突き立てる。


全てのオークをもう一度、死んでいるか確認する。


「木に隠れて回り込むのは微妙だ、2体目が反対から来たらタイミングがずれるし、自分からは1体目のタイミングしか計れない」


「まあ、問題点は沢山あるが、解体だ」


お昼頃だと思うので、オーク肉をリュックに詰めて戻る事にする。


帰りは目印に出来る崖が見えるので、迷子になる事はない。


降りて来た道は大変だったけど、上りだからそれなりに大変だけど、落ちたり滑る心配はしなくていい、広さのある足場がある。


登り切って、振り向くと高低差があって最初の道で登ったら大変だったと思う。上り下りが楽な道?を見つけてよかった。


干し肉をかじり、マルネ村に向かって歩き出す。




「すいません、オーク肉の買い取りをお願いします」


「はいよ、裏の解体所に向かってくれ」


「外から回ればいいんですか?」


「中から行ける様になってないんだ」


「分かりました、ありがとうございます」


村のギルドはこんな感じなのかな、例えるとこじんまりかな。


ギルドの裏に回ると倉庫の中に大きい解体台が真ん中にある。奥にギルドと同じカウンターがあるのが見える。


「買い取り、お願いします」


先ほどのおじさんがエプロンをしながら扉から出て来た。


「ここの台に乗せてくれるか?」


リュックから3体分のオーク肉を出して台の上に乗せる。


「解体は出来てるな状態もまあまあだ、以上でいいか」


最初のリュックと同じ量のオーク肉を2回台の上に載る。


「こんなにあるのか、どうやってこのオーク肉を手に入れたんだ?」


「ここから南西の崖の下の森でオークを倒したんです」


「お前さん一人で倒したのか?」


「はい、そうですね」


おじさんが、何か考え込んで。


「おい、ギルドカードは持ってるのか?持ってたら、確認したいので貸してくれ」


カードをポケットの中から出しておじさんに渡す。


「ちょっと待ってくれ、お~い、ここのオーク肉の処理をしてくれ」


おじさんの声に答えて作業服を着た男性二人がオーク肉を持って他の台の上に載せて計量をする。


ギルドの事務所から出て来たおじさんが。


「名前と出身地を言ってくれ」


何で聞かれてるんだろう。


「名前はユーリです。カルテド街で生まれました」


「あってるな、ごめんよ。オーク肉は高額で、ユーリと呼んでいいか?」


「はい」


「ユーリは、10歳だよな。オークを倒せると思えなくて確認をさせてもらった」


少し考えておじさんは、さらに話し出す。


「オークを一人で倒せるならCランク以上の冒険者だ。それなのにユーリのカードはFランクなんだ。通常、オークなどの討伐クエは受けれないはずなんだ。だから、オーク肉の持ち込みもオークを倒す事もFランクだと倒せないとみなされてる。何かユーリに秘密は無いのか?」


秘密か、そんなのあるのかな?確かに忘れてたけど、ワームの討伐クエは何で受けれたんだ。その後のオークの討伐クエも。最近で変わった事てなんだ。学園に入学した事以外何にもないよな。


「学園の生徒なんですけどそれは関係ありますか?」


「え、ユーリ、カルテドの学生なのかそんな風には見えないし、貴族にも見えないぞ」


「貴族ではありません、両親は冒険宿をしている平民です」


「なるほど、学生だとランクCまで受けれるからな」


学生にそんな特権があったのか。


「知りませんでした」


「学園もまさか冒険ギルドでクエを受けてる学生がいるとは思ってなくて説明してないのかもな」


確かに他の生徒が冒険の話をしたり、ギルドやクエの話をしてるのを聞いた事がないな。


「学生ならランクCまで受けれるんですか?」


「貴族用なんだと思う、貴族の10歳なら戦闘が出来る者もいるから学生にはランクCまで受けれる様にしてるのかもな、理由は知らないけど」


このままクエが受けれればいいからその辺の事情はどうでもいいかな。


「それで、オーク肉の買い取りはして貰えるんですか?」


「ああ、それは大丈夫だ。買い取りにはランクは関係ないしギルドに登録してなくても買い取りはして貰える」


よかった、まだまだオークを倒してオーク肉を売ってお金を貯めたい、それと、あの森で実戦を積みたいんだよね。


オーク肉の買取の数量の確認ができたようで、おじさんに話して作業の人は仕事に戻っていった。


「オーク肉の買値は、1体大銅貨5枚、9体分でいろをつけて銀貨5枚でどうだ?」


「いいんですか?僕は助かりますけど」


オーク肉は本当に高価なお肉だったんだな。


「よし決まりだ、また来てくれよ」


買取をして貰えて、お金を稼ぐ事が出来た。おじさんにお礼を言って、干し肉を買いに市場に向かう。





「いいぞ、刺さりやすいな。名刀より細身だから強度を心配したが問題ないな」


干し肉を買った後に、武器屋さんで剣を1本買った。


刺した後に抜かずに、次の魔物と戦うために。少しでも無駄な動作を省きたいもんね。


試し突きを数回して、この剣の強度ならオークとの連戦も大丈夫だと確認できた。


「リュックも一杯になったし、少し早いけど帰るか」






「まさか一日に2度来るとはな、金額は同じでいいか?」


「はい、それでお願いします」


「おお、そうだ。このマルネ村のギルドマスターをしているロードだ、よろしく。冒険者は、ギルマスと呼んでいるがな」


「ギルマスか、偉い人だったんですね」


おじさんはギルどマスターだったのか、名前はロードさんか。あれ・・・よく働くギルマスだよね。


「そうでもないぞ、皆の愚痴を聞いたり、面倒な仕事を振られたりと大変なんだ」


ギルマスは、僕みたいな子供に愚痴をこぼす。


話が長くなりそうなので、料金を貰ってギルドを出て宿を探す事にした。


野宿よりも村の宿屋の方が快適で魔物に襲われる心配もない、見張りもしなくて済む。


崖の下に行く距離がそんなに離れていないので、宿屋に泊まるのはあたり前だ。


宿を決め、宿のご主人に荷車を置いて貰う事が出来るか聞いてみたら、『その辺に置いとけ』と許可を貰えたので、その日のうちに持って来た。


久しぶりの暖かい食事に嬉しくなる、まあ干し肉以外なら何を食べても嬉しかったはずだけど。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ