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食べますか?

「サラちゃん、ありがとう」


朝の食事の後にユーリの籠で馬車の横を走っていたけど、籠から降りてサラちゃんと一緒に走っていたミアちゃん、ミアちゃんに合わせてサラちゃんも走っていた。


この頃、ミアちゃんが少しの距離だが走る様になった。


疲れたミアちゃんを乗せて馬車の横を走るサラちゃん、僕も走っているけど疲れる事はない。


「お疲れ、ミアちゃん」


「はい、頑張りました」


「ミア、無理はいけませんよ」


馬車の中からアメリアさんが顔を出して手を振っている。


「大丈夫、少ししか走らないから」


「そうだ、少しでも運動はした方がいい、アメリアも出産が終わって体調が戻ったら、一緒に歩くといいな」


南西に向かって進んでいる、この後に街道は左にカーブして南の向かう事になる、後3日位で着く予定だ。






朝はミアちゃんが馬車の横を走った。お昼を皆が食べ終わって片付けが終わると。


「さあ始めようか、ユーリ、お願いすます」


ロードさん達が剣の稽古をする事にした、その稽古を僕の指導でしたいとロードさん達に頼まれた。


「では、ベルンさんとヒューラさんから始めたいと思います」


「はい」


僕が作った木刀と盾を持って2人は対峙する、2人は盾を使った戦闘経験はないので、どこかぎこちない。盾を使って戦闘を僕もした事が無い。でも目をつぶってイメージすればどう動けばいいのか分かる。そう目を開けているよりも閉じている方がイメージがし易い。


「先ずは、盾を出して構える、左の肩の方が少し前になる様に構えて下さい」


「こうかな」


「手の高さはどの位が良いのかな?」


2人は盾を前に出して構えたが、初めてなので手がぎこちない。


「基本は胸の高さと同じ位がいいですね。ヒューラさん、足が逆なので動きづらくなりますよ」


逆になっているので攻撃を受けた時に力押しされてしまう。


「これでいいのかな?」


「はい、今のが基本の構えです。攻撃を弾く、攻撃を止める、攻撃を吸収する。この練習をしましょう。先ずはベルンさんがヒューラさんの盾に攻撃して下さい、今言った三種類の動作を覚えて下さい。動きを覚えたらヒューラさんが攻撃にベルンさんが盾に代わって同じ様に練習して下さい」


2人に説明していたのを聞いていたロードさんが僕を相手に同じ事をする事になった。ベルンさん達を見ると僕が言った事が実行されていたので、理解できたようだ。それならロードさんと同じ事をして動きを覚えて貰おう。


「「お願いします」」


僕の攻撃を盾を使って、弾く、止める、吸収するを何回も練習するロードさん。


第1回ユーリの稽古を受けてみようが終わった。


「第1回の稽古の要点は、盾の使い方でした。盾で攻撃をどう受けるかで次の動作が決まります。今日はどう受けるかだけをしました。次回の第2回の稽古は盾で受けた後の動作を練習します」


「「「ありがとうございました」」」


盾の使い方が上手くなれば、盾で防ぐのか回避の方が良いのか魔物で試せる、戦い方は自分で決めないといけないので安全に練習が出来ればと思う。





「ベルン、盾で受けてみろ」


「分かっているけど難しいんだ」


グール1体とベルンさんが戦っている。いつもの様に剣で攻撃は出来るけど、左手に持っている盾をを上手く使う練習をしているが、つい回避してしまう。


「それなら俺と代わってくれ」


「ああ」


ヒューラさんは盾を持った時の基本の姿勢が出来たいるので簡単にグールの攻撃を盾で受けてみせた。


「バーン」


盾で受けた後に剣で攻撃してグールに命中すると直ぐに間合いを開けて盾を有効的に構える。グールの攻撃を盾で流して、懐に入って突きの攻撃をする、その時も盾でグールを押すようにして元の姿勢に戻る。


「ヒューラ、上手いな。今の動きが参考になった」


動きの遅くなったグールとベルンさんが対峙してヒューラさんの動きを真似る。


動きを見て真似る事でベルンさんも盾の使い方が分かった様だ。


カイトまで魔物に遭遇すると数を減らした後は、ロードさん達が戦闘して魔物とどう戦うかを実戦で練習した。


予定よりも進む速度が遅くなったので、後3日で着く予定だったが、5日後にカイトに着いた。





「ふふふふ」


「ふふふふ」


カイトの学園の裏口から理事長先生の部屋に来ている、勿論私服だ。


ミアちゃんが隣に座っていて、僕達の前には理事長先生が座っている。


「本当に良いのですか?」


「はい、やはり材料代はお返ししようと思います。販売させて貰い儲かったのに材料代をお返ししないのは商いをするものとしていけない事です。それに小麦粉を減らす事が出来たのでお礼が言いたいのはこちらの方です。ありがとうございました」


「そうですね、材料代は受け取ります。ありがとう」


商人カードを渡して材料代を支払う。


「では、その時に使った材料代を経理の者が計算してカードから支払いをさせて頂きます。その間、学園を好きな様に見学して下さい」


「ありがとうございます」


「ありがとうございます」


ミアちゃんもお礼を言って、厨房に向かう。






「少し、コネコネコネ」


材料代を払ってハンバーグを作っている。


遊びに来た学園で、お昼時になったので、食べてから少し見学をしていくつもりだ。


ミアちゃんは少ない量だがお肉を捏ねている。捏ね終わったお肉に野菜を入れて混ぜれば焼くだけだ。


食堂には長蛇の列が出来ていた。


授業が終わって、学生が来たばかりなので厨房では販売する人と料理する人は大忙しだ。


「炒め物を載せる皿が出てないわよ」


「直ぐに並べます」


料理を盛るお皿をテーブルに並べるのが遅れている様だ。他にも料理が進まない様で大変そうだ。


「シチューとパンとサラダ、お願いします」


「私も同じので、お願いします」


「は~い」


直ぐに出せる料理だと食堂の人は助かる。


「野菜炒めとスープとパン、後サラダ、お願いします」


販売員は20人位いるので、注文が一斉に入る、それを厨房で受けた順にトレイに載せていく。


「1番と2番、準備出来ました」


「今取りに行きます」


番号で呼ばれる様になったのか、前に来た時はそんな事していなかった。


番号が増えていくみたいだ、その方が分かり易い。


「ミアちゃん、出来ました」


ミアちゃんの前に焼けたハンバーグのお皿を置く。


「はい、いただきます」


「いただきます」


厨房の隅をお借りして、お昼を食べる。


メニューはハンバーグ、野菜炒め、スープ、パン。


「今日は何にしようかな」


聞こえてきた声はアヤ嬢だ。


「ゴホン、ゴホン」


わざと咳ばらいをする、横目にアヤ嬢がいるのが見える。


「ゴホン、ゴホン」


「あ、ミアちゃん」


僕の咳払いでミアちゃんに気が付いた様だ。


「私、ちょっと用が出来たの先にテーブルに行っていて」


「うん、行っとくね。ステーキにサラダ、後パンにサラダをお願いします」






「どうしてこちらに?」


「極秘任務で、アヤ嬢にハンバーグのお届けです」


厨房の隅まで来たアヤ嬢は、テーブルの上に載っている第三のハンバーグのお皿を見た。喜びに溢れた顔をして「いいのですか?」


「極秘任務です、お受け取り下さい」


「ありがとう、ユーリお兄様」


僕はハンバーグ以外の料理のお皿もトレイに載せて「お友達がお待ちです、行って下さい」


「はい、ありがとう。ミアちゃん、また今度ね」


「はい、また今度、会いましょう」


アヤ嬢はトレイを持って友達の所に向かった。


任務完了だ、どうせならと第三のハンバーグも焼いておいたのだ。渡せなくてもいいと思っていたが、渡す事が出来た。


カイトでは、2.3日のんびりするとロードさんが言っていたので、あそこに行くつもりだ。





エナジー村に続いている街道を走っている。


「ユーリ、ジグザクしているね」


急斜面を上り易くしているカーブの多い道をユーリの籠をして走っている。


「急な斜面を緩くする為に、こんな道になっているんだよ」


「馬車は大変だね」


「僕の方が大変だよ、酔いそうだよ」


道なりに走っているので、カーブが直ぐ来るので頭を振って走っている様だ。


このカーブを曲がればエナジー村だ。




神殿に見える建物が見えてきた。


「変な建物だね」


「一応、神殿なのかな」


2人で神殿の前に立って建物を眺める。ミアちゃんは変なのと言うけど・・・変だな。人の住んでいる建物、仕事なの工房、お店等とこの神殿は全然違う、用途の分からない建物だ。


横にある住居の方に行こう、神殿には居ない筈だ。


「トントン、リアさん~」


家の中で物音がする。


「ちょっと待って、部屋片しているから」


部屋を片す?


ドアが開いてリアさんが出て来た。


「なんだ、ユーリか、何しに来たのよ」


「恋人が来るんですか?」


「お父さんよ、こんなに早く来れるはずないわよね」


僕の要件を済ませよう。


「光の雫を取りに来ました」


「そうなの、ありがとう。洋服を買いに行けるわね」


買い物に行く予定が出来た様だ、顔が浮かれている。


「その女の子は?」


「僕の友達のミアちゃんです、神殿の光の雫を一緒に見に来ました」


「はじめまして、ミアです」


「私はリアよ。宜しくね」


リアさんは家の中に戻りカギを取って来た。


「さあ、行きましょう」




「浮いて綺麗に光ってる」


沢山の光が一か所に集まっている、こないだ来た時と何も変わっていない。


ミアちゃんは感激している、女の子は好きだよね、男の僕にはわからに感情だな。浮いていれば手で触れたくなる、ミアちゃんが手を伸ばして取ろうとするけど取れなかった。数々の奇跡を起こしてきたが、奇跡の少女ミアは光の雫が取れなかった。


「あれ~、取れない」


静かに見ているリアさんも試いしてみる。


「やっぱり駄目なのね」


光の雫を取れなくて残念そうだ、諦めたリアさんは手を戻した。


「バ~ン」


凄い音がして、神殿のドアが開いた。


「その結婚待った~」


振り返って神殿の入り口を見ると、小太りのおじさんがドアを開けた勢いのままの姿勢で怒鳴った様だ。


「婚約者さんですか?」


リアさんに質問すると軽いチョップを頂いた。リアさんは笑顔だ。


「私の父よ」


「許さんぞ、いかがわしい事をしていたんじゃないだろうな」


「リアさんのお父さんですね」


似た者親子なんだろう、エロエロ一家、嫌ねネーミングだな。



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― 新着の感想 ―
[良い点] あまりガチすぎない旅 [気になる点] 主人公が、矢を撃っている場面でシューパンと擬音で一発とカウントすると、あきらかに20発以上撃っていることがある。 あまり補充したり、回収したりする場…
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