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まだ続くの

朝は野菜スープの野菜少なめとサンドイッチにした。


野菜サンド、メンチカツサンド、タマゴサンドだ。夜にガッチリと食べているのでサンドイッチは小さめにした。


調理長の仕事を終えたので、コロシアムに行くまでの時間を有意義に使う事にした。


「無実なんだ、目の前で転がっている野菜は、僕が盗った物じゃないんだ。指紋を調べてくれれば分かる筈だ、そんな目で見ても僕は犯人じゃないんだ、そこのおじさんが犯人だ。布で地面を拭いているのは証拠を消すためなんだ」


「仕事だから仕方ないだろ」


「まずいぞ、犯人は仕事だと言って証拠を消している」


「ユーリお兄様、面白いですか?」


「はい、お城の牢屋はこんなふうに無罪の僕を閉じ込めているんだ」


「ユーリ、いつもこんな事をして遊んでいるのか?」


「遊びたいのですが、ここに来れるのは悪い事をして時か、間違えて連れてこられた時ぐらいです。いつもは出来ません」


「でも、見ていて面白いです。国王様を退治する続きがみたいです」


「それは駄目だぞ、退治されてしまうぞ、ユーリならやりそうだ」


「ところで、ユーデット様達はここに何しに来たんですか?」


「僕達も暇なんだよ、ユーリなら何か面白い事が思いつくと思って」


「そうです、何かありませんか?」


ユーデット様達に言われて何か考える事にした。難しいぞ、自分だけが楽しむ遊びは沢山有るけど皆で出来る事となると。


掃除のおじさんにお礼を言って牢屋からユーデット様の部屋に向かう。






「先程開いた数字は6だったな」


「お兄様、5でしよう」


「3でしたよ」


何も思いつかないので、トランプの神経衰弱をする事にした。


ルールは簡単だし、木の板に書くだけで出来るので簡単だ。


娯楽を広めるつもりはないけれど、これなら大丈夫だろうと考えた。


王族の皆さんなら他に広まる事もないだろう。


「違います、3でしたよ」


僕もアヤ嬢の嘘に付き合う。遊びの嘘は仕方ない。


「そうかな、ならここか」


ユーデット様が開いたのは6と8だった。


「私の番です」


カリン嬢は8を開き、ユーデット様が出した8で8が揃った。


「揃いました、次も私の番です」


カリン嬢は3と5だった。


「お姉様、ありがとう。私は6と6です」


ユーデット様が取れたはずの6をめくった。


「まあ、忘れてました」


「次も当てますよ」


トントン・・・・・ガチャ


ノックの後に顔を出したのは、シーラさんだった。


「ユーリ、コロシアムに行く時間よ。皆もよ」


「「「「は~い」」」」





恐ろしく暇な時間をどう過ごすか考えていたら、大事な事を思い出した。それで、ノーラさんに頼まれたお祭りの出し物を考える事にした。


頼み事は何してもいいと解釈したけど、いつも通り何をしていいのか分からない。


何か売る事を考えると自分だけで出来ない、協力者が必要だが先ずは何をするのか決めないと誰にも協力を頼めない。


出来るか分からにないけど作って見るかな・・・・・お祭りはいつからなの?。


材料が沢山必要だな、木材屋さんに注文しないと、材料が少ないと小さくて面白くない。


コロシアムの大会が終わったら忙しくなるぞ。


「ユーリ選手、試合の時間です」






「冒険者キリト対雑用ユーリ・・・・・始め」


今回選んだ武器は盾に片手剣だ、騎士団長が見ているので有効性を見て貰おうと思う。


「ほら、死ねよ」


この防具では死ぬことが出来ない、死亡判定の光った後も攻撃を受け付けないので、学園の時の様な先生が頑張る必要がない、無駄に続けて攻撃すれば騎士団が止めに入るだろう。


「お前の父ちゃん出べそ、お前の母ちゃん出べそ、お前の弟はお前の好きな人と結婚したぞ」


怒らせて攻撃の回数を増やす作戦だ、騎士団長に見せる為の挑発だ。


「何で弟の事を知っているんだ、そうだよ、好きだった幼馴染の女の子は俺の弟と結婚したよ」


怒りに任せた攻撃を盾で受け直ぐに攻撃、防いで攻撃を何回も繰り返す。


「ちくしょう~、当たれ」


「すいません、辛い思いをしたんですね」


「そうだ」


盾で防いで、剣の攻撃が当たると防具が光った。


「勝者・・・雑用ユーリ」


昨日は1試合しか出場する事がなかったが、今日は2回出場しないといけない。


「ユーリ~」


呼ばれたので見ると、ミアちゃんが手を振ってる。


呼ばれたので、ミヤちゃん達のいる客席の近くに行こう。


レイさん達も今日は居るみたいだ。


「ユーリ、今から私も出たい。頼んで~」


「私は出たくないから、頼まないで」


「早く帰って来ないと、面白い事が出来ないぞ」


「冷えたビールは美味しい、しかしつまみがあるともっと美味しい」


「ミアちゃん、今日も差し入れがあるから楽しみにしていてね」


笑顔のミアちゃんの隣にはアメリアさんも居た。


「はい、昨日の料理は美味しかったです、ありがとう」


「私達には無かったわよ。どうしてなのよ」


「それじゃ行きます」


皆に合う事が出来たし、控室に戻るかな。


「私の出場はどうなったの~~」






3回戦も盾と剣で戦った。騎士団長に見せるつもりで盾で弾いて相手の姿勢を崩すところを見せた。


しかし、勝った後に気が付いた。僕はこのチャンスに静と動の練習をすると決めていた事を。


明日は両手剣で静と動を練習するぞ。


試合が終わると、差し入れの料理を作る為に厨房に来た。今夜は不味く作るのが難しい定番の美味しい料理にした。


「すいません、届けて下さい」


「はい、昨日の宿でいいんですね」


「お願いします」


今日は、コロッケとイカリングを揚げた、レイさん達も喜ぶだろう。ビールには油ぽい料理が合う。


肉の好きなミアちゃんが喜ぶであろう、串カツも揚げた。


差し入れが出来たので、国王様達の食事の時間だ。説明があるので食堂に行こう。





「「「「「「「しゃぶしゃぶ、しゃぶしゃぶ」」」」」」」


「どうぞ、小皿のタレに付けて食べて下さい」


新鮮なオーク肉があればしゃぶしゃぶだ。


ポン酢のタレに少し辛味を加えた、大人の味だ。


「ユーリお兄様、美味しいです」


「お肉の甘みでしょうか、よく感じますね」


「お肉は1枚づつ自分でしゃぶしゃぶして下さい。野菜は火が通っているのでいつでも食べられます」


「しゃぶしゃぶ、しゃぶしゃぶ」


妹達は連続しゃぶしゃぶしている、大人は色々な食材を楽しんでいる様だ。


「面白い食べ方だな、目の前で調理して食べれば温かいのが食べれる」


国王様が喜んでいる、冷えた料理ばかり食べてそうだからな、更に美味しく感じるはずだ。


「お姉様、ユーリに任せると美味しい料理が食べれるんです」


「シーラ、よく分かっています、本当に美味しい。お兄様、皆に振るわれたオーク肉はどんな食べ方をしたんですか?」


国王様は口に運んでいた野菜をよく噛んでいる。


「・・・焼肉だ、他に思い付かなかった」


一番簡単なのが焼肉だ、お城の皆ならどんどん焼いて、次々にお皿に盛って食べて貰えばいいけど、お城には何人の人がいるんだろう。


「お母様、お城の人達は凄い人数です、焼き肉しか食べ方がありません」


「そうね、それしかないかもしれませんね」


1人1個の温まるんです、お城に何個あるんだろうな。


「中のお湯が少なくなったら、横に置いてあるだし汁を足して下さい」


「「「は~い」」」


僕も自分の夕飯を食べに厨房に行こう。





「今日は、3試合に出場だ、呼びに来るまで待っている様に」


今日の予定を説明しておじさんは出て行った。


控室には、最初に居た人数の半分以下になっている。部屋割はどうなっているのか分からない、チャンピオンのおじさんとは初日しか会っていない。


待つ間は、お祭りの事を考えよう。


お祭りの食べ物を思い浮かべる・・・・いつもの食べ物しか思いつかない。


同じ食べ物でもいいのだが、今から食材を買うと高くつきそうだ。それでなくても王都だと割高だ。


面白いのは白い雲とポンポンだけど、ポンポンに適しているトウモロコシがガーベラに有るのか分からない、有ってもポンポン出来る状態にしないとダメなのでポンポンを作る事は出来ない。


白い雲は人気が出そうだが、売り子が大変だ。それに売り子だけだとレイさん達に頼みづらい、面白い事がないと飽きるだろう。


お祭りは何日あるんだ、いつも聞くのを忘れる、大事な事なのに。


「おじさん、ガーベラのお祭りは何日ありますか?」


控室で素振りをしていたおじさんに聞いてみた。


「ああ、10日間だよ。王都だからな、一番長い」


「ありがとう」


この大会は怪我をする可能性が少ないので、最初の日の様にピリピリとした雰囲気にならない。勝つ為に頑張るけど怪我がないので控室は和やかだ。


「冒険者ユーリ、会場に来て下さい」


「はい」


あれ~、登録の職業が変わっている、誰が変えたのかな。





コロシアムの客席は今日も満員だ。


選手が出て来る所が、何箇所もあるので対戦相手が何処から現れるのか分からない。


「今日こそは、貴様に勝ってやる」


なにも同じ所から、会場入りしなくてもいいのに。


「今日から本気なので頑張って下さい」


「こないだも生意気だったが、負けて俺に許しを請え」


「おじさん、キャラ変わってないですか?」


「俺は鍛えてきたんだ、ダリューンの北にある、アスレチックとやらでな」


僕とおじさんは会話をしながら会場の真ん中に向かっている。右におじさんが行き、左に僕が向かう。試合開始の場所に辿り着いた。


「コロシアムの元優勝者ボルト対冒険者ユーリ」


「ユーリ、負けたら許さないわよ」


「そうだ、お前に賭けている」


「ウイントンの分も勝つぞ」


アルさん達か、最後のは声援ではないな、ウイントンさんの為にアルさんが賭けているんだな。


「ユーリ、逃げるが勝ちが見たいわ」


「そうだ、俺も見たいぞ。元優勝者が疲れるところを」


今度はレイさん達か。


「始め~」


片手剣を両手に持って、静と動だ。


ボルトさんの攻撃を紙一重で躱す、どちらの剣も盾として使わないで静で集中して避ける、剣先が目の前を通るけど、よく見えているので無駄な動きがない。


連続で攻撃しているボルトさんの方が息が荒くなり攻撃も雑になってきた。


「もう疲れてきたんですね、アルさん達やレイさんた達よりも体力はないし強くもないようだ」


「誰だよ、そいつら」


左横からの攻撃を左で防いで、踏み込んで心臓に向けて突きを入れる。


ボルトさんの鎧が光ったが、ボルトさんは攻撃を止めないので、腹を蹴った。


僕の蹴りで3m先に吹っ飛んだ。


「勝者は冒険者ユーリ」


僕はお辞儀して、控室向かった。僕を応援してくれている皆の声が聞こえる。


「ユーリ、いいぞ。次も頼むぞ」


「ありがとう、ユーリ」


いいのだろうか、お金持ちが数人出来てしまう。



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