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魔物の討伐

皆には通路で待っていて貰って、作戦を実行する。


魔物は大岩の上の冒険者を狙っているので僕には気が付いていない。


僕は入口で大きく手を振る、冒険者に見える様に。


1人の人が倒れているけど動いているので、軽傷なのかもしれない。


立っている冒険者の一人が手を振る僕に気が付いてくれた。


「危ないぞ、ここには来るな」


作戦名大声、声を上げる事で魔物の気を引く作戦だ。


声に反応して更に大岩の冒険者を狙う魔物達。


「何をしているんだ」


僕は入口から大岩に僕のリュック投げる為に広場の中を移動している。


「やめろ~」


作戦名どんどん叫べ。


冒険者の後ろは切りだった壁、大岩はピッタリと壁に付いているから、ここからならリュックは確実に冒険者に届く。


声を上げて投げたいが我慢だ。投げたリュックは見事に壁に当たり冒険者の近くに落ちた。


急いで入口に戻り「干し肉と水、傷薬が入っています。魔物を討伐するつもりで30人の冒険者来ています、必ず助けますのでお待ちください。偶に大声で話すと陽動になるので頑張って下さい」


説明すると直ぐに通路に戻りそのまま走って行く。


後ろから「ありがとう」「分かった」と聞こえた。


追いかけて来るぞ、速い魔物が追いついて来る。


バッファがいるのか、それなら全力で走る。


「ユーリが来たぞ」


「バッファが来ます道を開けて下さい」


両脇に避けてくれた皆よりは前だけど、ここで反撃だ。バッファの急所に狙いを付けて攻撃だ。


慣れてきた伝説の弓、追いかけて来るバッファが全て倒せる様に自分の感を信じて連続で倒していく。狭い通路なので横に広がらない分だけ狙いが付け辛い。


目の前で倒したバッファが6体、その後ろには8体のバッファ。14体のバッファを倒した。


「急がないと、矢の回収だ」


ああ、折れてるよどうしてくれるんだよ簡単に作れるけど、仕方ないか、急いで使える矢を回収だ。回収が終わると8体の死骸をこれから来る魔物が歩き難い様に配置した。


魔物が向かって来ているけど、僕とバッファよりも遅いので距離が空いている。僕は少し後退して配置したバッファの近くまで来るのを待ってから攻撃した。急所がよく見えた、マリアさんの灯りがあって良かった。


残っている矢をここで使い果たした、これで少しは足も元が乱れてくれるはずだ。


「作戦通りです、お願いします」


「了解」


足元のバッファを魔物に投げる。当たらなくても良かったけど、離れていなので当たった。


「おお、こんな所に高級なお肉が、誰の仕業だ」


予定通り、2体のバッファの足を掴んで走り出す、目的地は他の冒険者がいる広場だ。


魔物が近くにいないのか、皆が寛いでいた。皆の無事が確認できたし、この後の事も気になるので、アルさんのところに戻ろう。




「減っているのか」


アルさんの横のバジルさんが感想を呟いている。


「倒しているんだ、減っているさ」


バジルさんの呟きに戦闘しながらルーベルが答えた。


「疲れるのが先か、魔物が居なくなるのが先か」


「考えるな」


2人の会話にリーダーらしく、アルさんが集中しろと言っている。


僕は後ろで見学中、マリアさんは灯り絶えず出している。


5人で横に並ぶ事が出来ないので、誰かが抜けて戦いを続けている。


暇だ、とても暇。忙しい皆には悪いけど魔法の練習をする。


無詠唱でバキューン、シューパ、バキューン、シューパ。物理の鉄砲の弾が飛んでいった、矢も沢山飛んでいった。


大岩の冒険者が大声をあげてくれていれば少しは減っているはずだ。


後退しながら戦っていたアルさん達の前に現れる魔物がペースが遅くなって来た。


「ほら、沢山いた魔物の間が空いてきましたよ」


「そうか、減っているのか」


戦闘が少し楽になってきたようだ、会話をする余裕も有るみたいだな。それは魔物がアルさん達の前に現れるペースが遅くなったからだな。


「どうしますか、少し休んでから続きをしますか?」


もう少しで後ろの広場だ、疲れているなら休んだほうがいい。


「どうだ皆、少し休むか。どの位倒せたのか分からないが?」


「私疲れた~」


「俺も疲れた」


ルルさんとウイントンさんは動きが重くなってきていた。


アルさんとルーベルさん、バジルさんはまだ大丈夫そうだ。


「広場に戻って、追いかけて来たのだけ倒そう、休憩だ」


皆が休憩するので僕はマリアさんと遊びに行く。





「ユーリ、大丈夫でしょうか?」


僕とマリアさんは休憩している広場から、大岩の上にいる冒険者の広場の近くまで来ている。


ここまでに来る間に魔物を積み上げて更に狭い通路にした。


崩れてしまいそうだが、それでいい。僕達が後退しながら戦えればいいだけだ。


「最強の魔法使いのマリアさん、後は貴方に掛かっています。今から魔物がこちら来これない様にします。好きなだけファイヤーアローを撃って下さい。角度は付けないで地面と平行に飛ばして下さい」


「好きなだけ、いい響きですね」


矢も回収したので、マリアさんに頑張ってもらう。


「ここから、小声で魔法を好きなだけ撃って下さい。僕はマリアさんの安全の為に待機しています」


「分かりました」


通路にいた魔物も倒して来たので、後ろには魔物が居ない、歩くにも邪魔にならない様に片付けて来た。


「ユーリ、撃ちます」


マリアさんが小声の「ファイヤーアロー」を何回も唱えている。


通路から飛来する魔法は魔物に気づかれないで魔物を貫通して進んで行く。


小声で「上手いです、冒険者の居る所だけ避けて攻撃して下さい」


「はい」


マリアさんは楽しそうだ、後退作戦では灯りを付けていただけ、今は主役なのだ。


この作戦で魔物が全て居なくなる可能性が出てきた。


ここから見えるかもしれないので手を振る。


「なんとかなっているぞ」


「久しぶりに食事が出来たぞ」


「ビリビリして痛かったぞ」


皆は元気そうだ。


「何しているんだ」


振り返るウイントンさんが居た。


「ユーリ、魔物がこちらに気が付きましたよ」


作戦は中断された。


「マリアさんとウイントンさんは直ぐに逃げて下さい、僕は作戦魔物崩れをしていきます」


「すまん、マリア行くぞ」


話している暇はないので、横の魔物を崩して次々と魔物崩れを起こして走る。


「ウイントンさんはアルさんを呼んで来て下さい、あと武器を貸して下さい。足止めします」


「気を付けろよ」


ウイントンさんは地面に武器を置いてマリアさんと走って行った。


松明を左に持ち右手に剣を持つ。


さて、頑張りますか。




懐かしい戦い方だ、魔物なら人間と違い倒し易いと考えた時に個体の速さバランス、本能による障害物を乗り越えて来る事を利用した戦い方。


「剣があればこの通路なら囲まれる事もない、静と動の動きのチェックも出来る」


静と動の静は静かに集中して相手を見る、動で的確に攻撃をする。


静と動の連続で更に静と動の熟練度がまして動きが良くなる。


バッファが3体来た、魔物の攻撃を静から動でかわす、静に戻らないでバッファのクビに攻撃。


静に戻り次のバッファの攻撃をかわして同じ様にクビを攻撃。


静から動に移行する時に体が素早く動く。貯まっていた力が開放される様な感じだ。


おそらく、一瞬の力と動作が少しだけ上がっているだけだろう、それでも個体と戦うならこの違いは相手には脅威だ。


回避もぎりぎりで避けれる、紙一重で避けている感じだ。うん、足を鍛えていたおかげで一瞬の動きが出来る様だ。


「凄いぞ、瞑想して頑張ったのが良かった、剣を持って練習しなかったけど」


早く動くのが好きな僕には静は難しかったが慣れてきた。


3体目も倒したので、邪魔になる様に積み上げる。


次はゴブリンだった、それも沢山だ。


よく考えると、コボルト、ゴブリンの攻撃は痛くも痒くもない。


「そんなに力強くないよな、だいたい異世界の魔物は武器を持って戦わないから力勝負か数の差だな、後は手の爪に牙」


独り言を言いながらゴブリンを倒す、魔物がどんどん来るのが見えるが、立ち止まって戦っているので僕の前は倒し魔物で一杯になってきた。


魔物は魔物を乗り越えて来る。


静と動の練習だ。


「待たせたな」


練習の終了を告げる声が聞こえた。


「アルさん、ウイントンさんは?」


「遅れて来る、転んで頭がいたいと言っていた」


「じゃ僕は戻りますね」


「ウイントンが来るまでいてくれ」


「そうだな、余裕で倒しているみたいだしな」


「了解です」


魔物は次々に来るが、魔物の山が大きくなり、こちらに来るのが遅い。


「山のお陰で楽だな」


「これだと疲れないかもな」


話す余裕もあるぐらいに魔物が遅い。


「崩れそうだぞ、次の所まで下がるぞ」


「分かったわ」「はーい」





ウイントンさんに武器を返して5人が揃ったので山を崩した。


アルさんが疲れも取れた、どんどん倒すぞと言ったので仕方ない。


怒られたが、どんどん倒すなら山は低いほうがいい。


「さあ、働くAランクの諸君、そこの君は剣の振りが甘いぞ、そこの女性はもう少し低い所を攻撃しなさい、ウイントンは腰が引けてるぞ、そこのリーダー避けすぎだ、そこの男性は足の運びが悪いぞ」


「うるせえよ」


「静かにしてほしければ無駄な動きを減らしないさ。こんなチャンスはないのだよ君たち」


「ユーリ、暇なのは分かるわ、でも気が散るのよ」


「何~、Aランクの冒険者がCランクと同じ事を言うのか」


「代わりたいのか?」


「いえ、教官の気分に浸ってました。お昼寝してきます」


よく頑張るアルさん達、暇な僕達。


広場に戻ってごろごろするか、暇なのだ。


マリアさんにドラゴンが出来るか試してもらおうと思ったが前線に出ていた。


忘れていたバッファを解体して皆で焼き肉をする事にした。


「焼けてます、どんどん取って下さい」


「高級なバッファが食べれる」


「すごい贅沢だ」


倒したらタダなのだ、高級感はなし。


「焦がさないで食べて下さい。煙が出ます」


どんどん焼いていく。ここに居る冒険者は30人・・・・あれ、6人帰ったから24人だ。僕は数に入れてない。


後でバッファを取りに行くかな、アルさん達も食べるのかな。


「食べたらどんどん載せて焼いて下さい」






バッファを2体引っ張っていると、バジルさんが来た。


「いい匂いがするけど何処から臭って来てるんだ」


「広場で焼き肉を食べているのでその匂いだと思いますよ」


「そうか、広場で・・・・何でだ、俺達が一生懸命に戦っているのに」


「お昼ですよ、お腹が空いたら戦は出来ないと言いますから、それで焼き肉にしました」


「俺も食べていいか、お腹が空いた」


仕方ないので、手を出すと武器を貸してくれた。


「食べ終わったら来て下さい、それまで代わりに戦ています」


「よろしく」


運ぼうと思ていたけど、前線に行こう、後でバッファを回収しよう。

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