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沢山いますね

広場に集まった冒険者たちは情報交換をした。


3組の冒険者パーティが話していると1番のパーティーも広場に現れた。


4番のパーティーが村に帰ったとしたらそれ以外の全てのパーティーが広場に集合した事になる。


時間の感覚がずれていたが、皆で野営する事になった。


「これだけの人数だ、料理が大変だな」


「そんなに変わりませんよ、お肉は各自が持っていましたので一遍に料理しているだけです」


久しぶりの一遍だ。


冒険者の一人に話し掛けられて調理の事を話している。


「洞窟の中で作りたてが食べれるのは嬉しいな」


「そうですね、火を起こすのも大変ですし、魔物が寄ってこないか心配ですよね」


「そうだな、火魔法が使える人が居ると便利だな」


その便利な火魔法を使える人は、コンロの様に魔法で鍋の下から火力調整をしてくれている。


うふふふの人は、戦闘でも活躍したので最高の気分で火の番をしてくれている。


話している人が居なくなると他の話し声が聞こえてきた。


「起きたら全員の周りにオーク肉が置いてあったんだ。人型だぞ、この大洞窟は呪われているのかもしれない」


「そうか、それは災難だったな」


バジルさんが僕を見ている。


「ああ、先に進むと昨日倒したオークが全て解体されていたんだ。それも綺麗にな、君達の方は変な事はないのか?」


「俺達は順調に先に進む事が出来ていた、冒険者が発見できていないが」


驚いてくれたのか流石冒険者だ、しかし、この世界で初めて聞いたな呪い。


その呪いの根拠を聞いてみたい、不思議話が少ないのだ。


テレビも心霊物が無くなった、合成が簡単になりテレビ局が後からそれ合成だよと言われると困るので放送しなくなったと聞いた事がある。


テレビ局が収録中にリアルタイムで幽霊の出る家をタレントに行かせたが全部やらせで、リアルタイムで合成した動画を放送日に見た僕は、何でも出来るんだ、それを見せちゃうんだと思った。


マリアさんに教えた火魔法でお化け屋敷をやりたいが、お化けはこの世界で認識されているのかな。


『何この人、火傷ですか?』とこの世界の人なら言いそう、『薬ありますよ』とも言いそう。


「そうか、霊的な魔物を探す旅がしてみたいな、あ、聞いた方が早いか」


つまらないな、聞いたら終わる、希望の幽霊。


仕方ない、美味しい料理を作ったら旅に出よう、先行した冒険者が居れば特別依頼は終わる。






旅に出たかったが、アルさん達が3個の通路を偵察に行ってしまった。


『まだ寝るには早い、皆は休んでいていいぞ』


何故か僕は選ばれなかった、仕方ないので片付けをする。


僕達以外のパーティーは疲れている様なのでアルさんが休んでいいと指示を出した。


呪いの話を聞きたいが、誰なのか忘れた。


「人が多すぎる、名前で呼び合っている、あの人達は異世界人だ。出来れば名前は2文字が良いな、アルさんは合格だ、ルルさんもか」


「君独り言が多いね、少し静かにしてくれ」


「すいません」


そうだ、冒険者は他の冒険者が寝ている時は静かにしないといけないルールだ。物音がすると眠れないのだ野営では。


寝よう起きていると悪い人になりそうだ。





「皆が寝ている間に偵察に行ったのは知っていると思うが、その報告をします。今まで通って来た通路は、この広場に繋がっている様です。入口から色々な分岐がありましたが、この広場に来ないとこの先に進めない、何処を進んでもこの広場が入口からの最奥、最奥からあの通路を通らないと中でウロチョロするだけの様です」


説明を聞いてた皆がこの広場に来てあそこの通路を通らないと次に進めないのだと理解した。


皆の視線の先はあそこの通路。


「あそこの通路が長い様なので、皆で行く事にする。俺達の後に番号順で付いて来て下さい」


「通路の先は見て来たのか?」


「長いので引き返して来ました」


「分かった」


皆がアルさん達の後に続いて行く。


僕は最後尾を歩く事にした。最後から付いて行くのが好きなので。





「1年も探したが誰も見つける事が出来ない、仲間は何人も逸れてしまった。道は続く仲間は減る、後ろを見ても誰もいない、皆は何処に」


「皆は前に居るよ」


楽しんでいたのに邪魔された。


「最後に僕1人になった、でも先に進まないと、冒険者を発見しないと、痛い」


「俺も痛いぞ」


前を見ていたが、いきなり止まられたので前の人にぶつかった。


「どうしたんですか?」


「前の方が止まったんだろ」


「僕が文句を言って来てあげましょうか?」


「ん、文句はないぞ」


広い通路だけど隊列は大事なので前には行かない。


でも行きたいんだよね。


「僕を呼んでいる様な、呼んでいるのかな。確認してこないと」


「気になるなら行ってこい」


「おじさんがそう言うなら仕方ないな行くか」


「俺はまだ23だよ」


「失礼しました」


僕は横にズレて前を目指した。ゴツゴツした通路の風景は見飽きた、洞窟探検隊のような色々な地形が無いので、岩とかがゴロゴロしているトンネルだな。前の方逢見えてきたな。


縦に並んだ冒険者を何人も追い抜いて来たけど、人の列は30mはあっただろうな。


アルさん達と数名が何か話し込んでいるぞ。




「どうする、数が多すぎる」


「ガーベラの大森林より少ないが」


「洞窟だから密度が違う、絶対に囲まれる」


「マリアの魔法はどうだ」


「ユーリから、魔物の先に誰かいないか安全を確認できない時には魔法を使わない様に言われてます」


何の話だろう、呼ばれていない僕はそのままルーベルさんとウイントンさんがいる所に視線を向けた、2人は隠れる様にして前方を見ている。


何か発見したんだな、スキル忍び足。


誰かの手が肩に、振り返るとアルさんが口に指を立てている。


静かにしろか、催眠術を掛けるつもりかどちらかだろう。


頷いて同じ真似をする。


アルさんも頷いて話の輪に戻った。


静かにルーベルさんの所に行く。


「何で来たんだ、気づかれるだろ」


「仕方ないだろ、子供なんだから」


何故皆は子供と付けて話すんだ、これだけ一緒に行動しているの。


ダメな大人の見本ですね、ウイントンさんは。


あれ、仕方ないと言ったのは庇っている事になるのか、本当に子供だから仕方ないと思っているのかどちらだ。


ウイントンさんの方が前を見れる様なので近づく。


ウイントンさんの後ろから前を見ると、コンサートの立ち見状態だった。


会場の舞台には5人の冒険者が沢山の魔物を見降ろしていた。


「凄い度胸だ、僕には恥ずかしくて出来ない」


凄いけど魔物はどの位居るのだろう。


あの5人が先行している冒険者なのか、遠くからしか見えないけど、おじさん以上おじいさん未満に見える。


肩を叩かれたので振り返るとアルさんだ、話は終わったのかな。


コンサートを見ていた僕達をアルさんが後ろに来いと手で合図した。


魔物に気づかれない様に会場からだいぶ離れた所に戻って来た。


「いいか作戦が思いつかない、誘い出すにしてもあの数だ勝ち目があるとは思えない、冒険者には悪いが少し考える時間が必要だ」


「そうだな、あの数だと全部が向かって来たら逃げるしかない」


Aランクの冒険者のアルさん達は作戦を思いつかなかった。


しかし、僕は作戦を思いついたのだ。誰でも気が付く作戦その名は魔物だよね。


しかし、この作戦は非常に面倒だ、長い通路で倒す作戦だが参加できる人数が限られている。


通路の広さに並べる人数だけだ。


「作戦名アルさんは何処まで頑張れるの、これしかありません」


「俺だけが頑張るのか、俺にあの数の魔物にどう立ち向かえと言うんだよ」


アルさんらしくない『よ』が付いているがそこは言わないであげる。


「ユーリ、いつもの様に遊びながら相手にできる数じゃないぞ」


確かに遊びながらでも倒せるが、僕はサーポートに回ろうAランクの皆に任せればいい。


「アルさん達以外の人は後ろの広場で待機、ここの通路以外から魔物が来ないか見張りに討伐をお願いします。アルさん達は後退しながら戦う作戦です。僕が最初に見せましょう」


カッコつけて話しているとウイントンさんが僕の頭を叩いた、ついでにルルさんも。


「分かり易く説明しなさいよ」


「僕の経験だと魔物の数が多くても討伐はそんなに難しくありません。冒険者のいた大岩は魔物が登れない様なので、僕達が倒すだけです。先ずは僕が誘い込み通路で魔物を倒します、その後はアルさん達の出番です、この時僕は奇跡の少年になって頑張りますので、その後がアルさん達の出番です。魔物の行動を魔物が遅くするんです、倒した魔物が邪魔で先頭は近づいて来るけど後ろは前が動かなければ前にこれません倒せば倒すほど魔物は歩きずらくなる」


「本当にそれで上手くいくのか?」


「分かりません、時間が掛り過ぎてアルさん達が疲れたらこの作戦は終わりです、最悪は後ろの広場で乱戦っです」


「だいたい分かった。倒し続けて歩き難くする、後退を続けただけ魔物を倒す事になる。最後の交戦ラインが広場の出口、これでいいのかユーリ?」


「はい、そうです。最初に僕が20体を倒します。それで歩き難くなった魔物をアルさん達が攻撃して倒す。その場で戦えれば後退はしなくてもいいです。魔物が動きにくい所で戦う」


説明が終わったので、アルさんは自分達以外の冒険に作戦の事を説明した。


魔物の数が多い事を知った冒険者は驚きと不安になったが自分達がする作戦の事を聞いて安心した。


全員が広場に戻り、アルさん達と僕は長い通路を歩いて行く。


「本当に上手くいくのかな」


「やるしかありませんわ」


「マリアは広場に居てもいいんだぞ」


「ユーリが、灯りが少しでも無いと危険だから、お願いされたのです」


「危なければユーリが、運んでくれるさ」


「この辺でいいのか、ユーリ」


まだ広場の入口には遠いいけど、入口付近だと後ろの魔物に押されて足元の障害物を乗り越えてしまう恐れがある、それに魔物が通路に一杯になったら後ろは僕達を諦めるか、意識から外れるかもしれない。


少しでも安全に戦える可能性を残そう。


「はい、準備はいいですか?」


「皆危なくなったら、直ぐに後退だ、安全に戦える所まで戻るんだ」


「「「「了解」」」」


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