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屋敷訪問

「ユーリ、起きてくれ」


そんなに叩かないでよ。


「後5分は寝かせて下さい」


「そんなにミアの横で寝たいのかね」


そんなまた来たのか、仕方ない起きるかミアちゃんは・・・・・いませんね。


「ビックリする嘘はいけませんよ、ロード。あなたも大人なだから見なさい、ユーリ君が驚いているわよ」


「ユーリ、お袋の真似は止めてくれ」


「それで何の用なんですか?」


ベットに座り話を聞く事にした。


「ネズミだよ、捕れたんだよ。凄い数のネズミが大樽の中にいたんだよ、何匹いたと思う?」


聞かれて分かる人がいるのか、僕も聞くか。


「大樽4個を足した数ですか?それとも大樽1個ですか?」


「大樽1個で何匹だと思いう?」


この話を嬉しそうに話すなんて、ネズミを数えたおじさんを思い出すな。


「仕方ありません、僕は数字には強い方です。ネズミが捕れた数は317です」


「凄いな、315匹だったよ」


外れたか、315・・・最後か、317・・・さいなら。もうネズミはいいのだ、見たくないのだ。


「どうですか、これでロードさんの心配事が減りましたね」


「知っていたのか、この街の事情を」


「知りませんよ、作物の被害を減らしたいと言っていたのでネズミがいなくなれば来年は良くなりますね」


「ありがとう、皆が大喜びだよ」


皆・・・・もう設置したのか、ロードさんも自分の街だから頑張ったんだな。





ロードさんは言いました『故郷だし、ミア達ものんびりさせたい、君達も疲れただろう。20日位休んじゃわない』


最後の方は少し子供の様な発想だったような気がする。


アルさん達は長期休暇だと喜んでいた。喜んだ人達は、何処かの宿屋に泊まっている。


僕はロードさんに偶に泊まりに来ますと行って家を出た。


長い休みなので街の周りで遊ぶつもりだ。


おじさんに東の街道から南にある遺跡の事を聞いた。


『私もよく知らないが、毎年風が強くなるらしくその時だけ南の街道が分かる。遺跡の近くに小さい村が有ったらしいが、今はないのかもしれない。私は、一度だけ遺跡に行って事はあるんだよ』


遺跡の事をロードさんは知らなかった、行けたのは偶然だった。





「南西の森、岩の多い森だな。ミノスは何処に居るんだろう・・・・・ミノス王国?」


森まで走って来た。街道が無いので、ここには誰も来ない。僕の足で2時間だからストーンセナから約80キロ位ある。


先ずは魔物の観察からだ、頭に角。角を持って行くと依頼が完了する、角を持って行く依頼だ。


角は何個でもいいらしいので沢山倒す予定だ。


魔物の顔は牛だね。友達が動物図鑑と違う図鑑を持って来て『魔物図鑑だよ、見たいでしょ』と言って見せてくれた。『見たいかと言れると微妙としか言えません、誰かが作った、架空の生き物ですよね』『そこが良いんだよ、僕達の世界では常識なんだよ』『皆さんが、よく読んでいる本の事ですよね』『そうだよ。今度貸すね』


あの図鑑の魔物に似ている、僕がやった事のあるゲームの魔物よりは図鑑の方が似ている。


「ミノタウロスだよな名前は」


ミノタウロスと違うのは武器を持っていない。ゲームでは凄い武器を持っていて誰が生産したのか気になった。


こちらには、気が付いてないのでどうするか考えよう。


魔物が多く岩も多いが、森だから木も沢山ある。


「なるほど、ここを僕の王国にするか、異国の王がストーセナの領土の一角をお借りする」


取り敢えず、お借りするは大声で言った。大声で言えば魔物が気が付く。


「なるほど、ミノスは耳がいい。軽く30体はいますね」


カッコつけているが、いつもの逃げる作戦を実行する。


「付いて来れるかな~」


正面突破だ。





「ミノス王国だった、意外に速いが後ろを見ると疲れたミノスが沢山倒れている」


楽しかった。テレビで見た、鬼ごっこの様だ。鬼が多いのも触れられたら負けなのも一緒だ、テレビと違うのは鬼が疲れるまで走らされた事だろう。


テレビに出て鬼を疲れさせたいと思ったが、放送されなだろうし違う企画物になってしまう。


「今度寝ていたら、仕留めちゃうからね。鍛えておくように」


疲れていないミノスを森の入口、ストーンセナの方で探す。





「やっと見つけたよ、ミノス君」


元気なミノスを見つける事が出来ので攻撃する。


矢は20本しかない、ミノスは1体なので急所らしき所を狙う、先ずは胸からだ。


「パシィ」


胸に刺さったが、向かって来るので次は眉間に。


「パシィ」


効き目あり、ミノスが倒れた。少し待つ事にする、魔物の生命力が分からないので近づかない。


5分位待ったが、動く気配がない。


倒れたミノスは死んでいた。


解体用のナイフで解体だ。ロードさんから貰ったのだ、アメリアさん達を街まで運んだお礼に。


「自分のナイフ・・・さあ、解体だ」


ミノスのお肉は赤みが多い、借りてきたリュックに入れて森の入口に向かう。





便利丸を周りにセットしたので、少しは安全だ。


森から離れた所で、お肉をボールに入れて漬け込んでいる。


火を起こすのには慣れたのでミノスのステーキを焼いて食べる事にした。


「普通の牛肉だ。歯ごたえのある食感だ」


まだお昼なのでこの後どうする考える・・・・・・ミノスを倒してお肉をリュック一杯して、街に帰ろう。


森に戻るとミノスと遭遇した。


「パシィ、パシィ、パシィ、、パシィ、パシィ」


音は5連、実際には3連と2連の攻撃だ。胸の前に10本の矢が入る布、背中の布にも10本入っている。


タスキ掛けの様な作りだ、背中は布は20本入る。


最初に倒したミノス、その解体で心臓らしき臓器を発見。人間・・・・元の世界の人間と同じ位の場所に、そこを狙って攻撃した。


見事にミノスを倒す事が出来た、魔物の弱点を狙える伝説の弓は凄い。


感動ばかりしていられないので解体を手早く済めせてミノスを探す。


タンは上タンしか食べたくないので、ミノスのは持って帰らない。




僕のお借りしている部屋にミアちゃんが遊びに来た。


始めは人見知りで『はい』しか話してくれなかったが今では。


「コネコネ」


僕がミノスのお肉を持って来たのを知ったのだろう。


「しますか?」


「はい」


アメリアさんがここにはいない、台所でコネコネの用意をしてくれていた。


「ありがとうございます」


「今日の夕食はハンバーグですね」


「はい」


僕よりも先にミアちゃんが返事をした。




「美味しいのね、作っているところを見たけど、遊んでいる様に見えたのよね」


おばさんの感想は遊んでいる。


「いや~、美味しくて食べやすい、毎日でも食べれるな」


ウイントンさん達と同じ感想だ。あの人達は肉食だからな。


「ロード、ユーリ君には話してくれたのか」


「まだです、夕食後に話そうと思ってました」


ハンバーグを食べるのを止めてロードさん達を見る。


「分かりました、旅に出てきます。探さないで下さい」


「ユーリが居なくなったら探せないよ、父さんから頼まれたんだよ。お祭りに何かしたいと」


毎食ハンバーグではなかった。旅に出なくて良かった・・・・お祭り、春の豊作を願うお祭り。


「その、何をすればいいのでしょう」


「うちは市場とかに場所を借りる事が出来ないから、1階のお店の中で何かしたいらしい」


「お客様にお願いするのも変ですが、息子が『ユーリに任せましょう』と言ったんだ」


それはおとうさん、おじさんのお願いをロードさんが僕にお願いしている事になる様な、ならない様な。


「お店の中で出来る事を何か考えればいいんですね」


「「「「お願いします」」」」


ロードさんの家族全員にお願いされた。


「いつお祭りはあるんですか?あとお祭りは何日間ですか?」


ここが大事だ。


「いつですかお父さん」


「15日後で3日間だよ」


「簡単な物でいいですか?」


「何も思いつかないんだ、お任せします」





何も思いつかない僕は、鍛冶工房に来ている。


「親方、図面通りに出来ますか?」


「君の説明と図面で理解できた、作るのに時間は掛かるがそんなに難しくない」


親方が出来ると言ってくれた。ローランドより魔物が多いので鍛冶屋さんの腕もいいのだろう。


「依頼が来たらお願いします」


「注文が来るといいな」


何とか頼んで来ますと言って、屋敷に向かう。


スートンセナは街の広さは他の街とそんなに変わらない。凄く広い、でも建物の数が少ない、道の幅が広いで建物が少ない。


見えて来たお城、屋敷はいつも通りだ。


橋を歩いていると後ろから声を掛けらた。


「ユーデット様、こんな辺境に来られるとはどうかされたんですか?」


「君は?」


若い騎士様だ。


「お忘れですか、ネイトです」


「ネイト卿ですか?」


「何か偉くなった気分になりますね、その呼び方。どうしてこちらに」


「領主様にお手紙を読んでほしくてこれから作戦を」


「分かりました、お伝えしてきます」


ああ、説明を最後まで聞かないで走りだしたよ。僕は平民なんだから呼び止めずらいのに。


門の所で何か話して、中に入って行ったぞ。




お城からラッパみたいな音がする。


「沢山の人が手を振っているけど、僕にだよね。あの歓迎を表しているラッパも」


案内しますと言われて付いて来たけど誤解はいつ解けばいいのだ。


あの若い騎士のネイト卿も手を振っている。


仕方ない小さく手をあげるか、サービスですよ・・偽物ですが。


歓声が上がっている、帰りはひっそりと帰りたい。




「はじめまして、ユーリです」


伯爵様が話し出す前に名乗る。


「ユーデット様?」


頷いて「僕は、ユーデット様に似ているんです。門番さんにお手紙を届けて下しさいと、お願いする前に間違われしまったんです」


「ハァ~」


困ってしまった伯爵様に説明をしよう・・・今のうちに。


「ユーデット様の家族全員と知り合いにはなりました。今日はこのトゲトゲ改の図面をお持ちしました」


「図面ですか?」


テーブル上に図面を広げていく。作り方、使い方、戦う時のコツ、応用、使う人に合わせた使い方。


「はい、この武器はワームとの戦いに適した構造になっています。僕の経験から騎士団の皆さんの様に統率の執れた戦い方に適した、武器の使い方です。慣れてきたら自分達の戦い方を考えて下さい」


「何故これを?」


「ワームは兵糧攻めをしました、干し肉がどんどん減りました。しかし、美味しい干し肉は作ればいくらでもできます。でも人命は戻って来ません、ワームが減れば輸送の安全性も上がります。騎士団の被害も減るでしょう。少しでも安全になればこの街の食料事情も改善されます。その指揮を執れるのは貴族様、伯爵様しかありません。どうぞお受け取り下さい」


「ありがとう、ユーデット様」


まあ、いいか。もう会う事もない。


「では、ユーデット様の影武者ユーリは帰ります。迷子になと困るので庭まで誰か送って下さい」


「誰か、ユーリ様をお庭までお連れしてくれ」


様は要らないのに。ここまで送ってくれた人が庭まで送ってくれた。





「何とか逃げだす事が出来た。しかし、お城をやめてお屋敷に建て直してくれないかな、迷子になるよ」


ワームの武器、トゲトゲは新しく改良した。でも使い易い形や大きさは経験者が変えていくだろう。僕は1回しか使った事がない。


自動ワーム討伐マシンを考えたけど、それはいけないと考えるのをやめた。


さあ、お祭りの準備だ。

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