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面白い依頼?

掲示板から傷薬の素材依頼を剥がす。


遂にポーター以外の仕事をする時が来た。


沢山ある傷薬の素材依頼を全部剥がす、一遍だ。


薬師さんは自分で取りに行くので、この依頼の素材は少量を納品すればいいのだ。


少量なので沢山受けても持てたい程にならない。


「レティさん、傷薬の依頼を受けます。処理をお願いします」


ギルドカードを渡す。


「まあ、素材を受けるのね。大丈夫なの、種類とか何処に生えているか分かるの?」


「はい、勉強中ですが、傷薬なら覚えたので場所も薬師さん達に教えて貰いました」


レティさんからカードを返されて、市場に干し肉を買いに行く。





「干し肉を1日分下さい」


この世界は不思議なのだ。1日分で売ってくれる、1日分が単位なんだ。


「はい、どうぞ」


カードで支払いを済ませる。


「遂に自分のお金で干し肉を買ったぞ~」


周りの人が笑っているがいいのだ、ここは感動するところだ。


1日分の干し肉が銅貨1枚・・・・高いけど船で運んで来る事を考えれば安い。


干し肉を買うと市場の食材が身近な物に感じる。


さあ、依頼をしに行こう、そこに素材がある。





北門を出てパチンコの練習をしながら歩く。


「しかし、干し肉を買える様になっても剣が買える日が来るのかな」


歩きながらのパチンコもほぼ当たる。


「命中率も良くなったから早歩きで当ててやる」





大きい鞄が無いので、今作っている。


「早歩きで来て良かった、鞄を作る予定だったんだ。夜までには帰らないと」


歩きながら紐を作ったので今は編んでいる。


「見た目は悪いけど使えればいい。お金が溜まったら次はリュックが欲しいな。荷物の無い旅人・・・最初のポーターの時も何の荷物も持っていなかったな」


お昼を食べながら作った鞄を見る。


「これが鞄か、ネットに見えるな。荷物は入るけどネット、穴がもう少し大きいと投網に見えるな」





沢山生えているな、薬師さんに教えて貰って良かった。


「傷薬以外の火傷の素材もある、覚えると周りが薬だらけに見える」


自分の練習用にも持って行こう。


鞄?に一杯になったので街に戻る。




「うさぎ美味しいかの山~、歩く邪魔は良くないよ~」


目の前に魔物のうさぎが3体いる。


魔法を避けてうさぎを観察する。


火の魔法が飛んで来た、氷の魔法も飛んで来る。避ける、もう1体の攻撃は何処からだ。


「水魔法は上からですか、危うく濡れるところだったよ」


みんな同じ色の体をしている、特別に違うところがない。


軽くステップをして回避、次の魔法が飛んで来そうだな。


「あれれ。目の色が変わるのか、君は火を使うファイヤーウサギだな、すると君は氷・・・水か。水魔法と氷は同じ色か」


パチンコで氷魔法のうさぎの目に当ててみる。


「怒っても無駄だ、涙を出しても僕は手加減は出来ないぞ。全力で街に帰らないと間に合わない」


うさぎと遊んでいたので、急いでいたのを忘れていた。


走ってはいけないルールだったが、破るのも楽しい。


「ルールは破る為にあると子供はよく言います~」


門が見えてきた。


「間に合いましたか?」


「ああ、大丈夫だよ。ほらまだ明るいだろ」


指でさされた遙向こうの空を見て、向こうは明るいけどここは暗いのにと思った。





薬の素材依頼が上手くいって、薬の調合の練習している。自分で取って来れば無料だな。


「ユーリ、グルグルは昼間してよ、うるさくて寝れない」


下からノーラさんの声が聞こえてきた。


「子供は寝る時間ですね」


梯子を上って来る音がしたので入口に乗る。もう開かない。


「どきなさい。聞こえたわよ。私は大人なのよ、静かにしてよね。お客さんも要るんだから」


屋根裏部屋のドアを叩いた大きな音が聞こえた、そうか忘れていた宿屋だった。


「静かにします」


「もう~、頭に落とせなかった」


チョップの準備をしていたんだな。しかし、悪ガキは感がいいのだ。


明日はマリサさんに本を返しに行こう。


「ほぼ覚えた、基礎と秘伝薬は紙に書いたので復習は出来る」


傷薬は完璧だ。沢山調合したしたし、素材の量も見た目で分かるようになった。





「こんにちは、お借りしてた秘蔵の本を返しに来ました」


「早いのね、もう覚えたの?」


「グルグル~、グル~グル~」


調合をしている、いつもしているがやけに嬉しそうだな。


「はい、ほぼ完ぺきに本は覚えました。やはり変身薬はありませんでした」


「ないと言ったじゃない。楽しいわね新素材で研究は」


「どんな新素材が手に入ったんですか?」


「それは秘密よ、誰にも言えないのよ」


そんなに山積の新素材を秘密と言われても見えてるけど隠すつもりは無いのか。


「3種類の鱗を1個ずつ返して下さい。後はあげますよ」


自分でうんうん頷いているので手を出すと3個の鱗を返してくれた。


「いいの、ホントにいいの高価なのよ、ドラゴンの鱗と牙は」


「タダだし、友達なのでお願いすればいいだけなので、どうぞ、研究の材料に使って下さい。シーラさんに頼んだんですね」


「うん、ユーリが取りに行けばて言ってくれたからシーラ様にお願いしたのよ。シーラ様はカルテドに買い物があるから」


嬉しいのだろう、調合の動きが変だ。容器もグルグルしている。


「どんなのが出来るんですか?」


「それは秘密よ、秘伝の秘伝の秘伝のレシピを試しているのよ」


秘伝が3回、本当は初めてなんだろうな。


「では、僕は帰りますね」


「待って、傷薬の調合のテストをします。私の前で調合をして下さい」


「試験ですか、どうして?」


「私が教えたんだから使える薬が作れるか、材料の配合が合っているかを試験して薬師の認定書を発行します」


何を言っているんだ。薬師の認定書をどうしてマリサさんが発行するんだ。


「マリサさんにどんな権利があるんですか?」


「私は薬師商館、薬師ギルドの会長なの、自分の判断で許可書を発行できるのよ、勿論試験はするわ、私が認めた場合だけね」


会長に見えない、博士か助手にしか見えない。


「面倒なのでいりません、帰ります」


いきなり僕の手を掴むマリサさんは続きを話す。


「お願いよ、試験を受けて合格してよ。毎年何もしてないと言われるのよ、前会長は毎年一人は自分で教えて。その人が合格していたのよ。だからこんなチャンスはないのよ、お願いします」


会長にお願いされました。あって困らないのが資格だ。


テレビで資格試験を受ける人の特集が合ったな。


試験を受けて沢山資格がある人が試験を受ける為に急いで移動しているのを見たな。試験日が重なっているとかだったな、そんなに色々な資格試験を受けるお金があるのかと感心したな。


「頑張りますよ、本を借りたお礼に合格します」


「材料は自分で探してね、それも試験だから」


「分かりました、傷薬でいいんですか?」


「そうよ、試験は傷薬」


マリサさんの材料を置いてる棚から4種類の材料を取り出す。


「凄い、私でも覚えた事が無いのに」


「僕は、覚えてました」


どうやって、材料を見付けているんだ。まあいいか、今はグルグルしよう。


「覚えていたの」


「ええ、傷薬しか出来なのでそれ以外の場所は知りませんけどね」


「まあいいは、さあ調合よ」


「終わりました、どうぞ」


料理よりも簡単、4種類を1個ずつグルグルする、別の容器に入れた後に適量を配合すれば出来上がりだ。この時に配合を変えると、面白い事になりそうだけど止めておこう。


「もう終わったの?」


「傷薬は完璧なのです」


出来た傷薬をマリサさんの前に差し出す。


「出来てる、完璧よ。やった~、私は頑張った」


いいのだろうか、会長が浮かれている。


「はい、許可書よ」


渡された許可書なる物を見ると。


『私が認めました、マリサ』


「ビリビリビリ」


「偽造はいけませんよ、マリサさん」


「今のでいいのに、もう一度書くからいい」


あれでいいのか、人に見せられない許可書だな。


「それなら、薬師の試験に合格と書き足して下さい」


「そうね、書き足しとく」


ここで会長以外の薬師さんに誓う、僕は傷薬を怖いので販売しない。


自分か困っている人限定だ。この許可書を信じてはいけない。絶対に偽物だ。


ちゃんと調合の練習をしよう、他の薬も危険がないように。




ギルドの掲示板に面白い依頼を発見した。


「期間の分からない長い旅、護衛&雑用の募集」


勿論雑用枠だけど、長い旅かどこまで行くのかな。


僕の計画に丁度いいな、ドラゴンの事は後でもいいけど、この大陸の地理を覚えたい。


出来れば今度は何か書き留めて地図が作りたいな。自分用に。


冒険者は自分の中に地図があるけど、紙に書いたものなら他の人にも見せれるし間違いを直すことも出来る。


「面接ありか、この大陸の常識がなくても受かるかな、行きたい凄く行きたい」


ワクワクが止まらないので大声で「行くぞ~新大陸」


「どこに新大陸が有るんだ、行き方を教えてくれ」


僕の大声に皆が集まってしまった。


「すいません、東の大陸から来たので僕的に新大陸だと表現したんです」


「知っていたさ」


「新大陸、響きがいいな」


「俺も新大陸に行きてえ」


謝ると皆は元の場所に戻って行った。


新大陸は有るだろうな、この世界が東と西だけだと狭い世界だ。


「レティさん、長い旅の雑用はもう決まってしまってますか?」


「大丈夫よ、長い旅だし雑用に応募するのはユーリぐらいよ」


「僕ぐらい?」


何でだろう。


「親切な私が説明するわね、長い旅の護衛は冒険者のパーティが受けるのよ。長い旅だから気心の知れた仲間の方が連携も取れる、後知らない者同士だと喧嘩になる事もあるでしょう。依頼者もパーティを選ぶのよ。でも雑用は1人ぐらい、何か理由がなければ住んでいる地域から出ないから、ユーリみたいに冒険者を目指している子供くらいしか雑用の募集を受けることはないのよ」


そうか、住んでいる街からそんなに遠くに行かないもんな、面接で受かるといいな。


「面接を受けたいのですが、どこに行けばいいんですか?」


「西門の近くの宿屋で、アリサの宿ね」


「ありがとうございます、行ってみます」


お礼を言ってアリサの宿に向うためにドアに向かって歩いて行くと。


「ふふふ、まだ話があるのよ」


ドアの前にレティさんが息が荒い。


「僕に話ですか、お断りします。まだ14歳です、結婚には早いです」


「結婚はしなくていいから、ツナサンドを作ってよ。お願い」


君のツナサンドが食べたい・・・・プロポーズ。


結婚はしなくていからツナサンドを作ってよ・・・・・パン屋さん。


「どうして僕に頼むんですか?」


「だってユーリが作ったんでしょ、私は新しい料理を食べるのが大好きなのよ。お祭りの時もギルドにいたから食べてないのよ、はい私のカード、好きなだけ使っていいから食べさせてね」


カードを受け取り考える。沢山ツナサンドが食べたいのかな、好きなだけ使うとカードのお金はからになるよね。


質問をしようと思ったがもう居ない。


何か作ろう、面接を受けて受かったら。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 行き当たりばったりのように活動する主人公のアクティブさが読んでて楽しいです。 [気になる点] >干し肉は買えるようになったけど、 というそれ以前に、高価であろう船やコレクションのドラゴン…
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