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友達との再会

静かに崖を上ろう、反対側には見張りがいる、見付かっては意味がない。


夜は見回りをしないだとうと思う、松明を持たないと周りを見る事が出来ない、運悪く光を見られたら怪しまれる。それにこの世界で視線の高さに光が見えたら、人工物がある証拠だ。


しかし、よくこんな所を見つけたよな、子供なら喜んで秘密基地にして遊ぶけど、大人が見つけると悪い事に使うんだな。


「崖の頂上に着いた、静かに登るのは大変だった。急いで作戦を決行しよう」


僕はいつもの様に小さい声で呟くとロープを繋いで長いロープにした。そのロープを崖の上に生えている木に結ぶ。取れないよな。


ロープを崖の上から洞窟ある海の方に垂らした。


「いい感じだ。ハリソン、僕もやるよロープを使って下に下りる」


初めての経験だが下は海だ落ちても・・・・・・30メートルだと落ちたら危ない。


下を見て高さを確認したけど、暗くてよく見えない、誰か明かりを高さを確認出来るだけの光を下さい。


「30メートルはないよ、うん絶対にないはずだ。でもありそうな感じもするな」


そうか、僕が落ちる筈だない、握力があると落ちれないのだ、残念だ。


「今なら握力100位は有るはずだ、高校の時でも68だったからこの世界で鍛えてるんだからそれくらいはある。ロープの方が心配だな」


高いのも怖くないので降りていく、船が見えてターザンの様に船の上に行けないか挑戦したが無理だった。


この作戦は僕よりもロープが船に届かないといけないんだ。


「ロープが長いから最初に船の上に登った時と同じ様に海から登ろう」


ぶら下っているロープだから持っていても泳ぎやすいな。それにこんなに長くロープを作ったのは正解だった。長いは短いを兼ねるだな。


錨付いたロープを登ればそこは甲板だ、船の舳先に上から垂れている僕の持って来たロープを取れない様に結ぶ。


「出来ました、急いで戻ろう」






崖の頂上に戻って来たので次の作戦を実行しよう。


「学園でロープと綱引きを浜辺で地引網をした。本気で綱をまだ引いてない、今回は本気です」


そうなのだ、今まで本気を出している様で本気でなかった。


学生だと『あの子本気よ、こんなのに本気を出してるわ』と言われたくないので皆は手を抜く。


僕の場合は面倒だからだけど、まあ本気を出してないところは同じだ。


木に結んだロープを外して本気で引っ張る。


「見えないけど、ロープが少しでも引ければ船は動いた事になる、頑張るぞ」


ピーンと張ったロープが少し自分の方に引く事が出来たのが分かる。


「動き出した筈、崖の上から見てみたいけど途中で止まると困るので、ここは更に頑張るべし」


急に引き易くなったので、引っ張りながら崖の先に行く。


「まだ洞窟から出て来てない・・・・おお、舳先が見えてきた。第二作戦、船を洞窟から出すは成功だ、今の勢いで大丈夫だろう」


第三作戦の為に大岩を崖の先に持って来る、大岩をどんどん運んでくる。


「これくらいあれば大丈夫だよな、さあ落としますか。ここからは急がないとダメだ」


持って来た大岩をどんどん落とす。


「バシャ、ドボーン、バシャ、ドボーン、バシャ、ドボーン、バシャ、ドボーン、バシャ、ドボーン、バシャ、ドボーン」




「何だ、何か海に落ちているのか、あれ、俺達の船が海に出ているぞ、誰か乗っているのか、知らせないと」


「バシャ、ドボーン、バシャ、ドボーン、バシャ、ドボーン、バシャ、ドボーン、バシャ、ドボーン、バシャ、ドボーン」


「これくらいで大丈夫だ、見張りの人はどうしたかな」


崖の上から入口を見ると誰もいない。


それなら、第四作戦を開始する。


「入口も大岩攻撃だ、誰にも当たりませんようにイケーゴロゴロ」


「ゴロゴロドカーン」


「急ごう音が聞こえてるはずだ」


「ゴロゴロドカーン、ゴロゴロドカーン、ゴロゴロドカーン、ゴロゴロドカーン、ゴロゴロドカーン、ゴロゴロドカーン、ゴロゴロドカーン、ゴロゴロドカーン、ゴロゴロドカーン、ゴロゴロドカーン、ゴロゴロドカーン、ゴロゴロドカーン」


多すぎたかな、元入口に向かおう。


「塞がった、炭鉱もこんな感じだったな。次の作戦だ」


石を置く、大きすぎないで、小さすぎないで、読みやすい大きさを考えて置いて行く。


『←元入口  海賊の拠点  中に海賊がいるかも』


「こんな感じでいいな、第五作戦は船に乗り込んでカルテアに向うだ」


崖の北側に戻り荷物を持って僕は海に飛び込んだ。


「頑張れ僕、船はそんなに遠くない、それに速くもないぞ」





泳いで30分位で船にたどり着けた。舳先に繋いであるロープを見付けたので、船に乗り込む為に登って行く。


「何とか食料の載った船を海に出せたな」


まだ日は昇ってこないな。


「もう少し明かりがないと、遠くが見えないな。寝よう暗くては何も出来ない」





「海は広くて大きいな、船は何処にいくのかな~。風任せ~波任せ~流れに乗って~何処までも」


何処かに向かって航海中だ。


「船長歌など歌っている場合ではありません、風がありません。それに船員が一人また一人いなくなってます」


「それは困る、僕は船の事は海に浮かんで何処かに連れて行ってくれる位の認識しかない。すぐに探すのだ、船員がいなければ目的地に着かない・・・・・君も消えたのか」


今は風がなくて船は動いていない。動いていれば航行していると言えばいいのかな。


舵を切って遊んでいたけど、好きな方に行けるわけでもないので甲板に出て帆の向きを変えたりしていたが、風を上手く帆に当てるのが難しい。一人だから舵と帆の動作が同時に出来ない、行ったり来たりしているだけで、進みたい方向には行けてない。それに僕のしている事は合っているかな。


「海で何も目印がない時はどうするんだ・・・・ドラゴンの居る方向を見つければいいのか、やりたくないが仕方ない。目印も陸も見えないのだから」


近くに棒らしき物が無いのでエアー棒だ。


この広い甲板で回転だ。


「棒が無い方が気持ち悪くなるのが早いな」


5分は回らないと効果がないのでそれよりも多く回ろう、高速回転だ。


「倒れたけど起き上がれない、船がその方向に行けない。この作戦は失敗した、それに立ち上がれないとどの方か全く分かりません」





「亀亀が見えるぞ、亀亀~。久しぶりだね、僕の流している食事は食べてくれてるかい~」


亀亀との距離は離れたいるけど大きいから見える。


亀亀の向こうにも大きい動くものがいるけど、亀亀の方が大きいのでちらちらとしか見えないので正体が分からない。


「あれはもしやドラゴンか・・・・・青色をしているけど見えてきた形はクラーケンだな、僕の乗っていた船を沈めた奴か。戦う時が来た~」


伝説のパチンコを取り出した、玉がないのでコーンで我慢する。


「伝説のパチンコをくらえ~」


沢山有るコーンをどんどん打つが、効くはずもないのは分かっていた。届いてもいないけど。


「スッキリした~。名刀お姉さんは今も海の底」


楽しんだので、船の方向を変えたいが無理だ。


亀亀はこちらを向いていたが、後ろのクラーケンに向いた。


日の光に亀亀の口の当たりが光った、任せとけ俺は強いと僕には見えた。


「おお、振り向いてクラーケンの手が切れたぞ。凄いぞ亀亀、やっけろ~」


亀亀とクラーケンの戦いはすぐに終わった。


手が切れてクラーケンが逃げ様としたところを、海から飛んだ様な感じで頭の方をクラーケンにぶち当てた。


「おお、クラーケンから血が出てるぞ・・・・あれは倒したな。流石亀亀だ。ありがとう~」


手を振って喜んだが、亀亀の頭の方が海面に当たると、大波が来た。


「亀亀、大波だよ。ああ~方向が変わる左に。亀亀がどこかに行くぞ~、また会おう亀亀~」


久しぶりに会えた亀亀に喜んでいたが、状況は何も変わってない。いや、変わった、奴は亀亀に倒されて・・・・・・海の世界が平和になった。流石亀亀だ、僕が名刀お姉さんを落とした後に敵を取ってくれた。あれ、落とす前に倒してくれても良かったんだよ。まあいいか。




「コーンも残り少なくなってきたな。積荷に干し肉が無いのは、ゴールドルルに売られたからだな」


普段から食べる量が少ないけど、意外とコーンはもった方だ。楽しいのだが、話す相手も居ないし陸は見えないので飽きるのだ。


船の上で出来る事は魔法の練習だが、飽きてきた。


舳先で前を見て「どこに向かっているんだ~」と叫んでみた。


船内に入ろうと操舵室の後ろに回りこんでドアに向かう時に船の後に船が見えた。


「おお、船だ。どこに向かっているのかな、ツナサンドかなそれともカルテアか、それ以外もあるかもしれないな」


向いてる方向が違うので追いかけたいけど無理だ。


「残念無念また来週~」


船内に入り食べられる食料を探そう。


湿気ているパリパリを木箱から発見した。


「パリパリしないけどパリパリだ」


誰が作ったんだ、メメルさん、メシルさん、リカちゃん・・・・凄いぞ、海を渡るパリパリ。


ポンポンは半日も美味しさを保てないので海を渡れない。


木箱のパリパリを持って甲板に戻って、船が見えた方向に視線を向けたけど。


「斜め後ろにいた船が見えなくなったな」


「パ~~~~~~リ」


音がなった、微かに。


「そこの君、他に誰かいないのか?」


パリパリして、左の方を見ていたので斜め右後ろを振り返る。


「おお、中型船が近くにいる」


「誰かいないのか?」


感動していたので返事を忘れたいた。


「いませんよ、そちらの船はどこに向かってるんですか?」


「いないのか、カルテアだ。遠くから甲板を見ていたんだが誰もいなかったので近づいてみたんだ。そしたら子供が出て来たから驚いたんだ。誰もいないから、立派な難破船だと思ったんだ」


「すいませんが、カルテアの方向を教えて貰えませんか?」


「同じ目的地か・・・・・1人でどうやって行くつもりだ~」


「方向が分かれば何とかなりますよ」


「カルテア南東だが、海流がカルテイアの近くで変わるので1人では無理だぞ。うちの船員を貸してもいいが人が足りない」


「何人で操作するものですか?」


「そうだな、最低6人は欲しいな。海が荒れなければ4人もいれば大丈夫だ」


南東にカルテアあり、もう少し南なのかな・・・・・船がいなくなってたらまた方角が分からなくなる。


「船を引くことは出来ますか?」


「俺の腕次第だな。引いてみるか。副長、隣の船に乗り舵を任せた俺は上手く引くように気をつける」


「分かりました、では移ります。おお~い、接舷用の板~」


「すぐにお持ちします~」


引いてくれるなら舳先のロープを投げ込むかな。


垂らしたままのロープを甲板の上に引き上げよう、役に立つかも。


「丁度いいな、太さも有るから大丈夫だな、繋ぎ目の確認をする」


ビックリした、もう、副船長が乗り込んでくれていた。すぐにロープを確認してくいる、さすがプロ、仕事が早いな。


「結び直そう外れないか心配だ、君も外すのを手伝ってくれ」


僕のロープは強度はいい様だ、舳先の結びなおしをすれば引けるんだな。


「はい、ありがとう」


「ところでこの船にどうして1人なんだ?」


「そこは秘密です。カルテアに着いたら話します」


「まあいいか、遭難していた船を助けるのは義務だからな」


隣から前に出た中型船にロープを繋げてくれた、これで引いて貰える。


「お願いします」

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[一言] ここまでくると主人公だいぶイカれてると思える
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